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公開番号2025139316
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-26
出願番号2024038176
出願日2024-03-12
発明の名称植栽選定システム及び植栽選定方法
出願人戸田建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250918BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】建築物の植栽対象エリアに植栽する植物を適切に選定することが可能な植栽選定システム等を提供すること。
【解決手段】植栽選定システムは、植物の種類と耐陰性及び耐風性に関する特徴とを対応付けたデータベースを記憶する記憶部と、対象建築物及びその周辺の建築物の3次元形状モデルを用いて、対象建築物における植栽対象エリアについて、日照のシミュレーション及び気流のシミュレーションを行うシミュレート部と、シミュレーションの結果とデータベースとに基づいて、植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を選定する選定部とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物の種類と耐陰性及び耐風性に関する特徴とを対応付けたデータベースを記憶する記憶部と、
対象建築物及び前記対象建築物の周辺の建築物の3次元形状モデルを用いて、前記対象建築物における植栽対象エリアについて、日照のシミュレーション及び気流のシミュレーションを行うシミュレート部と、
前記シミュレーションの結果と前記データベースとに基づいて、前記植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を選定する選定部とを含むことを特徴とする植栽選定システム。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記データベースは、複数段階の耐陰性の度合いと複数段階の耐風性の度合いとの組み合わせによる複数の分類のそれぞれに属する植物の種類を規定することを特徴とする植栽選定システム。
【請求項3】
請求項1において、
前記選定部は、
前記日照のシミュレーションの結果に基づいて、前記複数の区画のうち所定の照度を確保できる日照時間が短い区画に植栽する植物として、耐陰性が高い種類の植物を選定し、前記気流のシミュレーションの結果に基づいて、前記複数の区画のうち風の影響がある区画に植栽する植物として、耐風性が高い種類の植物を選定することを特徴とする植栽選定システム。
【請求項4】
植物の種類と耐陰性及び耐風性に関する特徴とを対応付けたデータベースを記憶部に記憶させる記憶ステップと、
対象建築物及び前記対象建築物の周辺の建築物の3次元形状モデルを用いて、前記対象建築物における植栽対象エリアについて、日照のシミュレーション及び気流のシミュレーションを行うシミュレートステップと、
前記シミュレーションの結果と前記データベースとに基づいて、前記植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を選定する選定ステップとを含むことを特徴とする植栽選定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植栽選定システム及び植栽選定方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
植物の生育には、水、光、空気、ミネラルが必要とされ、また、適度な風を植物に与えることで成長が促進できるという研究結果もある。従来、日射量等の環境条件を考慮してスタジアム内の天然芝の成長状況についてのシミュレーションを実行する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-156809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建築物の壁面緑化など、建築物における植栽対象エリアが自然環境(日照、風)の影響を受け易い配置となる場合や自然環境の影響を受け易い部分と自然環境の影響を受け難い部分とが混在する場合、環境条件を考慮して植栽する植物を選定することが求められる。
【0005】
本発明は、以上のような課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、建築物の植栽対象エリアに植栽する植物を適切に選定することが可能な植栽選定システム等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、植物の種類と耐陰性及び耐風性に関する特徴とを対応付けたデータベースを記憶する記憶部と、対象建築物及び前記対象建築物の周辺の建築物の3次元形状モデルを用いて、前記対象建築物における植栽対象エリアについて、日照のシミュレーション及び気流のシミュレーションを行うシミュレート部と、前記シミュレーションの結果と前記データベースとに基づいて、前記植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を選定する選定部とを含むことを特徴とする植栽選定システムに関する。
【0007】
また本発明は、植物の種類と耐陰性及び耐風性に関する特徴とを対応付けたデータベースを記憶部に記憶させる記憶ステップと、対象建築物及び前記対象建築物の周辺の建築物の3次元形状モデルを用いて、前記対象建築物における植栽対象エリアについて、日照のシミュレーション及び気流のシミュレーションを行うシミュレートステップと、前記シミュレーションの結果と前記データベースとに基づいて、前記植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を選定する選定ステップとを含むことを特徴とする植栽選定方法に関する。
【0008】
本発明によれば、植栽対象エリアについての日照及び気流と、植物の耐陰性及び耐風性に関する特徴とを考慮して、植栽対象エリアの複数の区画のそれぞれに植栽する植物を適切に選定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の植栽選定システムの機能ブロックの一例を示す図。
植物の種類と耐陰性及び耐風性とを対応付けたデータベースの一例を示す図。
日照のシミュレーションで用いる簡易都市モデルの一例を示す図。
植栽対象エリア周辺の詳細モデルから植栽対象エリアを切り出した部分詳細モデルの一例を示す図。
植栽対象エリア周辺の詳細モデルを簡略化した簡易モデルの一例を示す図。
簡易都市モデル、部分詳細モデル及び簡易モデルを統合した統合モデルの一例を示す図。
仮想三次元空間に設定された太陽の位置の一例を示す図。
仮想三次元空間に設定された太陽の位置の一例を示す図。
仮想三次元空間に設定された太陽の位置の一例を示す図。
植栽対象エリアにおける照度分布の一例を示す図。
気流のシミュレーションで用いる都市モデルの一例を示す図。
植栽対象エリアにおける気流の速度分布の一例を示す図。
植栽対象エリアにおける気流の速度分布の一例を示す図。
日照及び気流のシミュレーション結果を植栽対象エリアの複数の区画に反映させた図。
本実施形態の植栽選定システムの処理の流れを示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必要構成要件であるとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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