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公開番号2025134032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025120028,2021188036
出願日2025-07-16,2021-11-18
発明の名称継手を要したH鋼の挿入方法
出願人戸田建設株式会社
代理人弁理士法人東京アルパ特許事務所
主分類E02D 5/08 20060101AFI20250904BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】板状の伝達プレートと板状の連結プレートとからなる継手を要したH鋼の挿入方法を提供する。
【解決手段】継手を要するH鋼を地中に挿入するH鋼の挿入方法である。継手は、板状の伝達プレート42と板状の連結プレート43とからなり、継手で接合するH鋼同士のそれぞれのウェブ41bに沿った位置に伝達プレートを配設し、かつ伝達プレートの側部42aをフランジの内側部に溶接し、伝達プレートに沿った位置に連結プレートを配設し、連結プレートと伝達プレートとウェブとをボルト44で接合したH鋼41を用い、所定の削孔機で形成した削孔に継手で接合したH鋼を挿入する。
【選択図】図8-A
特許請求の範囲【請求項1】
継手を要するH鋼を地中に挿入するH鋼の挿入方法であって、
前記継手は、板状の伝達プレートと板状の連結プレートとからなり、
前記継手で接合するH鋼同士のそれぞれのウェブに沿った位置に前記伝達プレートを配設し、かつ該伝達プレートの側部をフランジの内側部に溶接し、
前記伝達プレートに沿った位置に前記連結プレートを配設し、
該連結プレートと前記伝達プレートと前記ウェブとをボルトで接合したH鋼を用い、
所定の削孔機で形成した削孔に前記継手で接合したH鋼を挿入すること
を特徴とする継手を要したH鋼の挿入方法。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
継手を要するH鋼を地中に挿入するH鋼の挿入方法であって、
前記継手は、板状の伝達プレートと板状の連結プレートとからなり、
前記継手で接合するH鋼同士のそれぞれのウェブに沿った位置でフランジの近傍位置に前記連結プレートを配設し、
該連結プレートに沿った位置に前記伝達プレートを配設し、かつ該伝達プレートの側部をフランジの内側部に溶接し、
該伝達プレートと前記連結プレートと前記ウェブとをボルトで接合したH鋼を用い、
所定の削孔機で形成した削孔に前記継手で接合したH鋼を挿入すること
を特徴とする継手を要したH鋼の挿入方法。
【請求項3】
継手を要したH鋼を地中に挿入するH鋼の挿入方法であって、
前記継手は、接合するH鋼同士の一方のH鋼の端部に突出状態に設けられる連結突出プレートと、他方のH鋼の端部に設けられ前記連結突出プレートを挟持する伝達挟持プレートとからなり、
前記連結突出プレートは、ウェブに沿って溶接されると共に、その側部をフランジの内側部に溶接し、
前記伝達挟持プレートは、内側プレートと、該内側プレートと所定の間隔を開けた位置に設けられる外側プレートとからなり、
前記内側プレートは、ウェブに沿って溶接されると共に、その側部をフランジの内側部に溶接し、
前記外側プレートは、その側部をフランジの内側部に溶接し、
前記連結突出プレートを挟持した前記伝達挟持プレートと前記ウェブとをボルトで接合したH鋼を用い、
所定の削孔機で形成した削孔に前記継手で接合したH鋼を挿入すること
を特徴とする継手を要したH鋼の挿入方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、継手を要したH鋼の挿入方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソイルセメント壁又は親杭横矢板壁等の山留め壁を構築するときには、図3に示すように、応力材としてH鋼3を地中に挿入するが、その場合、掘削深さや現場の広さあるいは現場に搬入可能な車輌等の諸条件によって、複数のH鋼3を継手8で接合する必要がある。
継手8による接合は、図4に示すように、具体的にはボルト1と添板7とを用いたボルト接合2であり、H鋼3のフランジ3aとウェブ3bとにそれぞれボルト接合2を行う。
【0003】
一方、H鋼3を地中の孔部4に挿入するときには、地表面に設置する鉄板やH鋼等のガイド用の定規材5を目安として、挿入位置の管理を行うが、フランジ3aの外側にボルト1の軸部1aやナット6が突出しているために、その突出寸法分だけ定規材5から間隔Lを離した位置にH鋼3を挿入する必要がある(図4参照)。
【0004】
また、従来の継手を要したH鋼を地中に挿入するときには、図5-Bに示すように、フランジ22とウェブ23とにそれぞれ添板(継手)24を配設して、ボルト25及びナットでボルト接合したH鋼21を用いる。
【0005】
なお、従来における山留めH形鋼のボルト接合の一例としては、特開2013-144876号公報の図5に記載されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-144876号公報(図5参照)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のH鋼3を地中に挿入する場合においては、上述のように、フランジ3aの外側にボルト1の軸部1aやナット6等が突出しているため、その突出寸法分だけ定規材5から間隔Lを離した位置にH鋼3を挿入する必要がある(図4参照)。つまり、H鋼3を定規材5に沿わした状態で挿入できない。その結果、定規材5からフランジ3aまでの距離を測りながら挿入することとなり、H鋼3の挿入位置を正確に管理することが煩雑で難しいという問題点を有している。
また、H鋼3を定規材5に沿わした状態で挿入できないので、挿入するH鋼3にズレが生じ始めたときに、挿入位置を拘束するものを設けられない。つまり、定規材5が挿入位置のズレを抑止できないので、慎重な施行が求められることとなり作業が厄介であるという問題点を有している。
【0008】
それに加えて、従来の継手を要したH鋼を地中に挿入する場合は、図6-Bに示すように、フランジ22の外側にボルト25が突出しており、この突出したボルト25の外方に削孔の周面28が形成されるので、その結果、ボルト25の突出分だけ削孔径が大きく形成される。従って、削孔径が大きくなれば、削孔時の排土量が増大するとともに、セメントミルクの注入量も増大するという問題点を有している。
また、フランジ22の外側にボルト25が突出しているので、図7-Bに示すように、掘削工事においては、バケット26がボルト25に接触する恐れがあるという問題点も有している。なお、図7-Bの符号27は地中を示す。
【0009】
従って、従来例におけるH鋼の挿入方法においては、H鋼3を地中に挿入するときに、定規材5に沿わした状態で挿入できて、挿入位置の管理を容易にすることと、H鋼3にズレが生じ始めたときに、定規材5が挿入位置を拘束できて、ズレを抑止できるようにすることとに解決しなければならない課題を有している。
【0010】
それに加えて、従来例における継手を要したH鋼を地中に挿入する場合においては、削孔径をできるだけ小さく形成して、削孔時の排土量を低減させて、セメントミルクの注入量も低減させることと、掘削工事においてバケット26がボルト25に接触する事態を回避することとに解決しなければならない課題を有している。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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