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公開番号2025136522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035154
出願日2024-03-07
発明の名称生成モデルを利用したデータ処理システム及びデータ処理方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06F 8/51 20180101AFI20250911BHJP(計算;計数)
要約【課題】生成モデルの出力データに対する検証及び/又は修正の負担を少なくする。
【解決手段】データ処理システムは、第一のプロンプト又は第二のプロンプトの生成モデルへの入力に対する出力データの検証結果に関する情報である検証結果情報を入力し、検証結果情報が第二のプロンプトを生成する条件を満たすか否かを判定する。検証結果情報が当該条件を満たす場合、データ処理システムは、検証結果情報を用いて生成モデルへの第二のプロンプトを生成する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
第一のプロンプト又は第二のプロンプトの生成モデルへの入力に対する出力データの検証結果に関する情報である検証結果情報を入力する入力部と、
前記検証結果情報が第二のプロンプトを生成する条件を満たすか否かを判定し、前記検証結果情報が前記条件を満たす場合に前記検証結果情報を用いて前記生成モデルへの第二のプロンプトを生成する処理部と
を備えるデータ処理システム。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
前記条件は、前記検証結果情報がエラー情報を含むことを含み、
前記エラー情報は、下記(a)乃至(d)のうちの少なくとも一つを含む、
(a)前記エラーを表すエラーメッセージ、
(b)前記出力データの全部又は一部であって前記エラーに関わるデータである修正対象データ、
(c)今回のエラー情報と前回のエラー情報との差分、及び、
(d)検証結果の履歴、
請求項1に記載のデータ処理システム。
【請求項3】
前記生成モデルは、テキスト生成モデルであり、
前記第一のプロンプトは、第一のプログラミング言語のプログラムコードを第二のプログラミング言語のプログラムコードに変換することを前記テキスト生成モデルに指示するプロンプトであり、
前記出力データの全部又は一部である修正対象データは、前記出力データが有する第二のプログラミング言語のプログラムコードを含む、
請求項1に記載のデータ処理システム。
【請求項4】
前記プロンプト生成部は、プロンプトテンプレートを用いて前記第二のプロンプトを生成し、
前記プロンプトテンプレートは、エラーの修正を指示するテキストの他に、第一のテキスト、第二のテキスト、第三のテキスト、第四のテキスト、及び、第五のテキストのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のテキストは、第一の位置と、前記第一の位置に設定されるテキストが前記出力データのうちの少なくともエラーに関わるプログラムコードであることとを規定したテキストを含み、
前記第二のテキストは、第二の位置と、前記第二の位置に設定されるテキストが前記検証の内容を表すテキストであることとを規定したテキストを含み、
前記第三のテキストは、第三の位置と、前記第三の位置に設定されるテキストが前記検証において得られたエラーメッセージであることとを規定したテキストを含み、
前記第四のテキストは、第四の位置と、前記第四の位置に設定されるテキストが修正前のプログラムコードであることとを規定したテキストを含み、
前記第五のテキストは、第五の位置と、前記第五の位置に設定されるテキストが簡約化されたエラーメッセージであることとを規定したテキストを含む、
請求項3に記載のデータ処理システム。
【請求項5】
前記検証は、一つ又は複数のチェックツールの各々によるチェックを含み、
前記検証結果は、前記一つ又は複数のチェックツールのうちの少なくとも一つのチェックツールを用いたチェックにおいて検出されたエラーを含む、
請求項3に記載のデータ処理システム。
【請求項6】
前記第一のプログラミング言語及び前記第二のプログラミング言語のいずれも高水準言語であり、
前記一つ又は複数のチェックツールは、コンパイラを含み、
前記検証は、前記コンパイラにより、前記出力データが有するプログラムコードを低水準言語のプログラムコードにコンパイルすることを含み、
前記検証結果情報は、コンパイルエラーのエラーメッセージを含む、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項7】
前記一つ又は複数のチェックツールは、テストツールを含み、
前記検証は、前記テストツールにより、前記出力データについて一つ又は複数のテストケースの各々についてテストコードが満たされるかのチェックを行うことを含み、
前記検証結果情報は、いずれかのテストケースについてテストコードが満たされないことにより出力されたエラーメッセージを含む、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項8】
前記一つ又は複数のチェックツールは、Lintツールを含み、
前記検証は、Lintツールにより、前記出力データがLintルールを満たすか否かのチェックを行うことを含み、
前記検証結果情報は、Lintルールが満たされないことにより出力されたエラーメッセージを含む、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項9】
前記複数のチェックツールは、コンパイラ、テストツール及びLintツールを含み、
前記検証は、前記コンパイラによるチェックの後に前記テストツールによるチェックを行い、前記テストツールによるチェックの後に前記Lintツールによるチェックを行うことを含む、
請求項5に記載のデータ処理システム。
【請求項10】
前記プロンプト生成部は、今回の検証結果情報よりも前回の検証結果情報の方が良い場合、前回の検証結果に含まれていなかったが前記今回の検証結果に含まれていたエラーを前記前回の検証結果が得られた出力データをベースに修正するための第二のプロンプトを生成する、
請求項1に記載のデータ処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、生成モデルを利用したデータ処理に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
生成モデルの一例として、テキスト生成モデル、典型的には、LLM(Large Language Model)がある。LLMの利用したデータ処理の一例として、プログラミング言語の変換がある。プログラミング言語の変換に関する技術として、例えば、特許文献1に開示の技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-191738号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プログラミング言語の変換は、一般に、ルールベースでのプログラミング言語の変換を行うプログラム(言語トランスレータ)によって行われる。しかし、プログラミング言語の変換のためのルールとして、変換前のプログラムの提供元(例えばベンダ)、変換後のプログラムの提供先(例えば顧客)、及び、プログラミング言語の変換が関わるプロジェクト、のうちの少なくとも一つに応じた要件に従うルールがあり、そのようなルールを用意することは負担である。このようなルールベース特有の課題は、プログラミング言語変換にLLMを利用することで解決され得る。
【0005】
しかし、LLMは確率モデルであり、故に、同じプロンプトがLLMに入力されたとしてもLLMの出力データは確率的に異なることがあり得る。このような事象は、プログラミング言語変換後のプログラムにおけるバグとなり得る。教師データを大量に用意してLLMの学習を行うことで、LLMの精度を高めることが期待されるが、教師データを大量に用意したり大量の教師データを用いて学習を行ったりすることは負担が大きい。また、LLMの精度が向上しても、LLMは確率モデルであるため、上述のような事象が発生する確率をゼロにすることは実質的に不可能である。
【0006】
このような課題は、LLM以外の生成モデルを利用したデータ処理についてもあり得る。
【課題を解決するための手段】
【0007】
データ処理システムは、第一のプロンプト又は第二のプロンプトの生成モデルへの入力に対する出力データの検証結果に関する情報である検証結果情報を入力し、検証結果情報が第二のプロンプトを生成する条件を満たすか否かを判定する。検証結果情報が当該条件を満たす場合、データ処理システムは、検証結果情報を用いて生成モデルへの第二のプロンプトを生成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、生成モデルの出力データに対する検証及び/又は修正の負担を少なくすることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るプログラミング言語変換装置を含むシステム全体の構成の一例を示す図である。
実施形態に係るプログラミング言語変換の流れの一例を示す図である。
変換後のソースコードの例を示す図である。
テストコードの例を示す図である。
エラーメッセージの例を示す図である。
変換後のソースコードの例を示す図である。
Lintルールの例を示す図である。
エラーメッセージの例を示す図である。
変換前のソースコードの例を示す図である。
変換後のソースコードの例を示す図である。
エラーメッセージの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
プロンプトの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
トレースの例を示す図である。
圧縮されたトレースの例を示す図である。
エラーメッセージの例を示す図である。
プロンプトテンプレートの例を示す図である。
プロンプトの生成、プロンプトの入力、検証結果情報の入力、第一の判定及び第二の判定の繰り返しの流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力装置と、表示デバイスのような出力装置とのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし2つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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