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公開番号
2025136553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035212
出願日
2024-03-07
発明の名称
接合構造体および車体骨格
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
弁理士法人ブライタス
主分類
F16B
11/00 20060101AFI20250911BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高周波領域の振動騒音を抑制できる、接合構造体および車体骨格を提供する。
【解決手段】接合構造体10は、ハット型部材12とクロージングプレート14と減衰部材28とを備える。ハット型部材12のフランジ部20は、平板部20aおよび傾斜板部20bを含む。クロージングプレート14は、スポット溶接部26によって平板部20aに接合されている。減衰部材28は、平板部20aとクロージングプレート14との間および傾斜板部20bとクロージングプレート14との間に設けられている。平板部20aの厚みt(mm)、スポット溶接部26の中心から傾斜板部20bまでの距離D(mm)、および傾斜板部20bの長さL(mm)が、「D/t≦5.5」、「L/t≦5.5」、および「-L/t+7.2≦D/t≦-L/t+10」を満たす。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
フランジ部を有する、金属材料からなる第1部材と、
前記第1部材に接合された、金属材料からなる第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に設けられた、樹脂材料からなる減衰部材と、を備え、
前記フランジ部は、前記フランジ部の長さ方向から見て、第1平板部と、前記第1平板部に対して傾斜するように前記第1平板部から前記フランジ部の幅方向における外縁まで延びる傾斜板部とを有し、
前記第2部材は、前記第1平板部の厚み方向において前記第1平板部および前記傾斜板部に対向しかつスポット溶接部によって前記第1平板部に接合された第2平板部を有し、
前記長さ方向に垂直でかつ前記スポット溶接部の中心を通る断面において、前記厚み方向における前記傾斜板部と前記第2平板部との距離は、前記フランジ部の前記幅方向における前記外縁側ほど大きく、
前記減衰部材は、前記断面において、前記第1平板部と前記第2平板部との間および前記傾斜板部と前記第2平板部との間に設けられ、
前記断面において、前記第1平板部の厚みt(mm)、前記幅方向における前記スポット溶接部の前記中心から前記傾斜板部までの距離D(mm)、および前記傾斜板部の長さL(mm)が、下記の(i)~(iii)式を満たす、接合構造体。
D/t≦5.5 ・・・(i)
L/t≦5.5 ・・・(ii)
-L/t+7.2≦D/t≦-L/t+10 ・・・(iii)
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記断面において、前記減衰部材は、前記幅方向における前記スポット溶接部の両側を塞ぐように設けられる、請求項1に記載の接合構造体。
【請求項3】
前記距離Dは、3~10mmである、請求項1に記載の接合構造体。
【請求項4】
前記長さLは、3~10mmである、請求項1に記載の接合構造体。
【請求項5】
前記第1平板部に対する前記傾斜板部の傾斜角度は、5~60°である、請求項1に記載の接合構造体。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の接合構造体を備える、車体骨格。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、接合構造体および車体骨格に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車の走行時には、パワートレイン等で発生した振動が車体骨格を介して車室に伝達される場合がある。自動車走行時の快適性を向上させるためには、上記のような振動が車室に伝達されることを抑制する必要がある。
【0003】
そこで、従来、自動車において振動を抑制するための技術が提案されている。例えば、特許文献1には、パネル部品の振動に起因する騒音を低減するために、自動車のパネル部品に付与するビードの最適な分布を求める方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-47686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、自動車の電動化に伴い、モータ音およびギヤノイズ等の高周波領域の振動騒音が問題となっている。上記のような従来の方法を利用して振動騒音を抑制する場合には、例えば、車体を構成する各部品において、特に振動エネルギーの高い部位に対して形状変更等の対策(ビード等の形成)を施すことが考えらえる。
【0006】
ところで、高周波領域の振動が発生すると、各部品において多数の振動モードが出現しやすい。このため、高周波領域の振動については、特定の振動モードに対する対策(ビード等の形成)を施したとしても、他の振動モードを抑制できない場合がある。この場合、高周波領域の振動騒音を抑制できない。
【0007】
そこで、本発明は、高周波領域の振動騒音を抑制できる、接合構造体および車体骨格を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明の一実施形態に係る接合構造体は、
フランジ部を有する、金属材料からなる第1部材と、
前記第1部材に接合された、金属材料からなる第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材との間に設けられた、樹脂材料からなる減衰部材と、を備え、
前記フランジ部は、前記フランジ部の長さ方向から見て、第1平板部と、前記第1平板部に対して傾斜するように前記第1平板部から前記フランジ部の幅方向における外縁まで延びる傾斜板部とを有し、
前記第2部材は、前記第1平板部の厚み方向において前記第1平板部および前記傾斜板部に対向しかつスポット溶接部によって前記第1平板部に接合された第2平板部を有し、
前記長さ方向に垂直でかつ前記スポット溶接部の中心を通る断面において、前記厚み方向における前記傾斜板部と前記第2平板部との距離は、前記フランジ部の前記幅方向における前記外縁側ほど大きく、
前記減衰部材は、前記断面において、前記第1平板部と前記第2平板部との間および前記傾斜板部と前記第2平板部との間に設けられ、
前記断面において、前記第1平板部の厚みt(mm)、前記幅方向における前記スポット溶接部の前記中心から前記傾斜板部までの距離D(mm)、および前記傾斜板部の長さL(mm)が、下記の(i)~(iii)式を満たす。
D/t≦5.5 ・・・(i)
L/t≦5.5 ・・・(ii)
-L/t+7.2≦D/t≦-L/t+10 ・・・(iii)
【0009】
(2)前記断面において、前記減衰部材は、前記幅方向における前記スポット溶接部の両側を塞ぐように設けられていてもよい。
【0010】
(3)前記距離Dは、3~10mmであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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