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公開番号2025138518
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037656
出願日2024-03-11
発明の名称クリップ部材
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H02G 3/32 20060101AFI20250917BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】部品点数の増加を抑制することができると共にハーネスの一部の曲げ形状を保つことができるクリップ部材を得る。
【解決手段】クリップ部材10は、ベース部18と、ベース部18と一体に設けられたクリップ20、コネクタ係止部22、ハーネス係止部24、曲げ形状保持部26と、を備えている。クリップ20は、係止対象物12に係止される。コネクタ係止部22には、ハーネス14の端部に設けられたコネクタ16が係止される。ハーネス係止部24には、ハーネス14の一部が係止される。曲げ形状保持部26には、ハーネス14の一部がハーネス係止部24に係止された状態かつコネクタ16がコネクタ係止部22に係止された状態で、ハーネス14の他の一部が接触している。これにより、ハーネス14の他の一部が曲げられた状態が曲げ形状保持部26によって保たれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ベース部と、
前記ベース部と一体に設けられていると共に前記ベース部から係止対象物側へ向けて突出し、前記係止対象物に係止されるクリップと、
前記ベース部に対して前記係止対象物とは反対側において前記ベース部と一体に設けられ、ハーネスの端部に設けられたコネクタが係止されるコネクタ係止部と、
前記ベース部に対して前記係止対象物とは反対側において前記ベース部と一体に設けられ、前記ハーネスの一部が係止されるハーネス係止部と、
前記ベース部と一体に設けられ、前記ハーネスの一部が前記ハーネス係止部に係止された状態かつ前記コネクタが前記コネクタ係止部に係止された状態で、前記ハーネスの他の一部が接触して、前記ハーネスの他の一部が曲げられた状態を保持する曲げ形状保持部と、
を備えたクリップ部材。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記ハーネス係止部は、前記ベース部から前記係止対象物とは反対側へ向けて突出しており、
前記ベース部には、前記ベース部を貫通する係止孔が形成されており、
前記ハーネス係止部の突出方向の先端部が前記係止孔に挿入された状態で、前記ハーネスの一部が配置される空間が前記ハーネス係止部と前記ベース部との間に形成される請求項1に記載のクリップ部材。
【請求項3】
前記ハーネス係止部の突出方向の基端側には、前記ハーネス係止部の変形起点となるインテグラルヒンジ部が形成されている請求項2に記載のクリップ部材。
【請求項4】
前記曲げ形状保持部は、定められた形状及び寸法で湾曲していると共に前記ハーネスの他の一部が接触する接触部を備えており、
前記クリップの突出方向とは反対側から見て、前記接触部が前記ベース部に対して側方側に配置されている請求項1に記載のクリップ部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップ部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ハーネスを固定するための固定構造が開示されている。この文献に記載された固定構造では、ハーネスを2つのクリップに保持させることで、ハーネスの一部が曲げられた状態で当該ハーネスを固定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-157681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載されたハーネスの固定構造では、クリップの部品点数の増加を抑制するという観点及びハーネスの一部の曲げ形状を保つという観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、部品点数の増加を抑制することができると共にハーネスの一部の曲げ形状を保つことができるクリップ部材を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様のクリップ部材は、ベース部と、前記ベース部と一体に設けられていると共に前記ベース部から係止対象物側へ向けて突出し、前記係止対象物に係止されるクリップと、前記ベース部に対して前記係止対象物とは反対側において前記ベース部と一体に設けられ、ハーネスの端部に設けられたコネクタが係止されるコネクタ係止部と、前記ベース部に対して前記係止対象物とは反対側において前記ベース部と一体に設けられ、前記ハーネスの一部が係止されるハーネス係止部と、前記ベース部と一体に設けられ、前記ハーネスの一部が前記ハーネス係止部に係止された状態かつ前記コネクタが前記コネクタ係止部に係止された状態で、前記ハーネスの他の一部が接触して、前記ハーネスの他の一部が曲げられた状態を保持する曲げ形状保持部と、を備えている。
【0007】
第1の態様のクリップ部材では、ハーネスの端部に設けられたコネクタがコネクタ係止部に係止される。また、ハーネスの一部がハーネス係止部に係止される。さらに、ハーネスの他の一部が曲げ形状保持部に接触する。そして、クリップが係止対象物に係止される。これにより、クリップ部材が係止対象物に取付けられると共に、ハーネス及びコネクタがクリップ部材を介して係止対象物に支持される。ここで、第1の態様のクリップ部材のように、ハーネス係止部、コネクタ係止部、曲げ形状保持部及びクリップがベース部と一体となっている構成とすることで、ハーネス及びコネクタを係止対象物に支持させるための部材の部品点数の増加を抑制することができる。また、ハーネスの他の一部が曲げ形状保持部に接触することで、ハーネスの他の一部の曲げ形状を保つことができる。
【0008】
第2の態様のクリップ部材は、第1の態様のクリップ部材において、前記ハーネス係止部は、前記ベース部から前記係止対象物とは反対側へ向けて突出しており、前記ベース部には、前記ベース部を貫通する係止孔が形成されており、前記ハーネス係止部の突出方向の先端部が前記係止孔に挿入された状態で、前記ハーネスの一部が配置される空間が前記ハーネス係止部と前記ベース部との間に形成される。
【0009】
第2の態様のクリップ部材では、ハーネス係止部の突出方向の先端部を係止孔に挿入することで、ハーネスの一部が配置される空間をハーネス係止部とベース部との間に形成することができる。
【0010】
第3の態様のクリップ部材は、第2の態様のクリップ部材において、前記ハーネス係止部の突出方向の基端側には、前記ハーネス係止部の変形起点となるインテグラルヒンジ部が形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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