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公開番号2025138498
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037620
出願日2024-03-11
発明の名称インサート成形部品
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A47C 7/18 20060101AFI20250917BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】パッド内に埋設される部品の抜けを防止すると共に、パッド内に埋設される部品の位置決め作業を容易にするインサート成形部品を提供すること。
【解決手段】本開示のインサート成形部品は、シートに用いられるパッドに埋設されるインサート成形部品であって、前記パッドを構成する材料が侵入可能な複数の貫通穴が形成された本体と、前記本体に設けられて前記パッドに埋設される他の部品が係止される被係止部と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シートに用いられるパッドに埋設されるインサート成形部品であって、
前記パッドを構成する材料が侵入可能な複数の貫通穴が形成された本体と、
前記本体に設けられて前記パッドに埋設される他の部品が係止される被係止部と、を備える、
インサート成形部品。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記本体は、枠状部材で構成され、前記複数の貫通穴は、前記枠状部材の肉厚方向に沿って延在している、
請求項1に記載のインサート成形部品。
【請求項3】
前記他の部品は、前記パッドの表面に取り付けられる表皮を固定するための表皮固定部材を含む、
請求項1に記載のインサート成形部品。
【請求項4】
前記他の部品は、緩衝部品、フェルト成形品、及びファスナ係止部品のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載のインサート成形部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インサート成形部品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
シート、例えば車両用のシートを構成するパッド内には、その表面に表皮を固定するための表皮固定部材としてのワイヤやクリップ、パッドを支持するためのサポータといった各種構成要素が埋設されることがある。これらの構成要素は、例えばパッドの生成時にパッド内にインサート成形(具体的には、発泡インサート成形)することによって埋設させることができる。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、クッション本体の内部に表皮を固定するための表皮固定部材を埋設したシートクッションが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-223972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
パッドに埋設される表皮固定部材の配置は、シートクッションの意匠等によって変更され得る。したがって、選択された意匠によっては、長さの短い表皮固定部材を採用しなければならない場合が含まれ得る。このような短い表皮固定部材は、パッドとの接触面積が小さいため、例えば比較的長い表皮固定部材と比べるとパッドから抜けやすい(換言すると、抜去力が低い)。そのため、例えばシートのリペア作業中等に表皮固定部材に引張応力が作用すると、パッドから不用意に抜けて落ちてしまう恐れがある。
【0006】
また、インサート成形によりパッドに埋設される部材としては、上述したワイヤ等の表皮固定部材に加えて、緩衝剤として機能する部品やファスナフック、フェルト等が挙げられる。そして、パッドの成形時には、これらの部品を成形用の金型内の特定の位置に位置決めした後、金型内にパッドの材料を充填し発泡させることにより、部品が埋設されたパッドが成形される。このことから、パッド内に複数の部品を埋設しようとすれば、当該部品の成形用金型内における位置決め作業が煩雑となり得る。
【0007】
本開示は上記の点に鑑み、パッド内に埋設される部品の抜けを防止すると共に、パッド内に埋設される部品の位置決め作業を容易にするインサート成形部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本開示の第1の態様に係るインサート成形部品は、シートに用いられるパッドに埋設されるインサート成形部品であって、前記パッドを構成する材料が侵入可能な複数の貫通穴が形成された本体と、前記本体に設けられて前記パッドに埋設される他の部品が係止される被係止部と、を含む。
【0009】
このようなインサート成形部品においては、被係止部によって他の部品を係止した状態でパッドにインサートされることで、他の部品が複数ある場合であっても、パッド内における他の部品の埋設位置を比較的簡単に調整できる。また、他の部品をインサート成形部品によって係止しているため、他の部品がパッドから抜け落ちることを防止できる。
【0010】
本開示の第2の態様に係るインサート成形部品は、上記本開示の第1の態様に係るインサート成形部品において、前記本体は、枠状部材で構成され、前記複数の貫通穴は、前記枠状部材の肉厚方向に沿って延在している。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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