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公開番号
2025139126
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037900
出願日
2024-03-12
発明の名称
放射線画像処理装置、方法およびプログラム
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
A61B
6/00 20240101AFI20250918BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】放射線画像処理装置、方法およびプログラムにおいて、放射線画像に含まれる複数の成分を精度よく分離する。
【解決手段】プロセッサは、複数の組成からなる第1成分およびそれぞれが単一の組成からなる第2~第n(n≧3)成分を含む被写体を、エネルギー分布が異なるn-1種類の放射線によって撮影することにより取得された第1~第n-1放射線画像を取得し、第1~第n-1放射線画像の少なくとも被写体の領域における第1成分の特性を導出し、被写体の体厚を取得し、体厚、第1成分の特性、および第1~第n-1放射線画像を用いて第1~第n成分の厚さを導出し、第1~第n成分の厚さに基づいて、第1~第n成分のそれぞれが強調された第1~第n成分画像を導出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
複数の組成からなる第1成分およびそれぞれが単一の組成からなる第2~第n(n≧3)成分を含む被写体を、エネルギー分布が異なるn-1種類の放射線によって撮影することにより取得された第1~第n-1放射線画像を取得し、
前記第1~前記第n-1放射線画像の少なくとも前記被写体の領域における前記第1成分の特性を導出し、
前記被写体の体厚を取得し、
前記体厚、前記第1成分の特性、および前記第1~前記第n-1放射線画像を用いて前記第1~前記第n成分の厚さを導出し、
前記第1~前記第n成分の厚さに基づいて、前記第1~前記第n成分のそれぞれが強調された第1~第n成分画像を導出する放射線画像処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記プロセッサは、前記第1~第n-1放射線画像の少なくとも1つに基づいて、前記被写体の体厚を導出することにより、前記体厚を取得する請求項1に記載の放射線画像処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、前記第1成分の減弱係数を前記第1成分の特性として導出する請求項1または2に記載の放射線画像処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記第1成分に含まれる前記複数の組成のそれぞれの前記放射線の減弱係数および前記複数の組成のそれぞれの厚さに関する情報に基づいて、前記第1成分の減弱係数を前記第1成分の特性として導出する請求項3に記載の放射線画像処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記被写体をエネルギー成分が異なる2種類の放射線によって撮影することにより取得された第1放射線画像および第2放射線画像を取得し、
前記第1放射線画像または前記第2放射線画像の少なくとも前記被写体の領域における前記第1成分の特性を導出し、
前記第1放射線画像および前記第2放射線画像の少なくとも1つに基づいて前記被写体の体厚を導出し、
前記体厚、前記第1成分の特性、前記第1放射線画像および前記第2放射線画像を用いて前記被写体の第1成分、第2成分および第3成分の厚さを導出し、
前記第1成分、前記第2成分および前記第3成分の厚さに基づいて、前記第1成分、前記第2成分および前記第3成分のそれぞれが強調された第1成分画像、第2成分画像および第3成分画像を導出する請求項1記載の放射線画像処理装置。
【請求項6】
前記第1成分、前記第2成分および前記第3成分は、それぞれ前記被写体の軟部、骨部および前記被写体内の人工物である請求項1に記載の放射線画像処理装置。
【請求項7】
前記第1成分の組成は、脂肪および筋肉である請求項6に記載の放射線画像処理装置。
【請求項8】
コンピュータが、複数の組成からなる第1成分およびそれぞれが単一の組成からなる第2~第n(n≧3)成分を含む被写体を、エネルギー分布が異なるn-1種類の放射線によって撮影することにより取得された第1~第n-1放射線画像を取得し、
前記第1~前記第n-1放射線画像の少なくとも前記被写体の領域における前記第1成分の特性を導出し、
前記被写体の体厚を取得し、
前記体厚、前記第1成分の特性、および前記第1~前記第n-1放射線画像を用いて前記第1~前記第n成分の厚さを導出し、
前記第1~前記第n成分の厚さに基づいて、前記第1~前記第n成分のそれぞれが強調された第1~第n成分画像を導出する放射線画像処理方法。
【請求項9】
複数の組成からなる第1成分およびそれぞれが単一の組成からなる第2~第n(n≧3)成分を含む被写体を、エネルギー分布が異なるn-1種類の放射線によって撮影することにより取得された第1~第n-1放射線画像を取得する手順と、
前記第1~前記第n-1放射線画像の少なくとも前記被写体の領域における前記第1成分の特性を導出する手順と、
前記被写体の体厚を取得する手順と、
前記体厚、前記第1成分の特性、および前記第1~前記第n-1放射線画像を用いて前記第1~前記第n成分の厚さを導出する手順と、
前記第1~前記第n成分の厚さに基づいて、前記第1~前記第n成分のそれぞれが強調された第1~第n成分画像を導出する手順とをコンピュータに実行させる放射線画像処理プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放射線画像処理装置、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、被写体を構成する物質に応じて透過した放射線の減弱量が異なることを利用して、エネルギー分布が異なる2種類の放射線を被写体に照射して得られた2枚の放射線画像を用いたエネルギーサブトラクション処理が知られている。エネルギーサブトラクション処理とは、上記のようにして得られた2つの放射線画像の各画素を対応させて、画素間で成分に応じた減弱係数に基づく重み係数を乗算した上で減算(サブトラクト)を行って、放射線画像に含まれる骨部および軟部といった特定の成分を分離した画像を取得する方法である。また、エネルギーサブトラクション処理により、被写体の軟部組織を脂肪および筋肉に分離する手法も提案されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-047911号公報
特開2022-056084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エネルギーサブトラクション処理により被写体に含まれる複数の成分を分離するためには、軟部の減弱係数が必要である。軟部は単一の組成からなるものではなく、脂肪および筋肉といった複数の成分が複雑に混ざり合っている。また、軟部の成分は個人差が大きい。このため、脂肪および筋肉の割合に応じて軟部の減弱係数を求めないと、エネルギーサブトラクション処理のように放射線の減弱に関する特性を用いて処理を行った場合、骨部および軟部といった複数の成分を精度よく分離することができない。
【0005】
この場合、軟部を脂肪および筋肉に分離することが考えられる。しかしながら、エネルギーサブトラクション処理においては、エネルギー分布が異なる2種類の放射線により得られた2つの放射線画像を使用するため、例えば骨部および軟部という2つの成分の放射線画像のみしか得ることができない。すなわち、エネルギー分布が異なるn種類の放射線画像により得られたn個の放射線画像を使用した場合、n個の成分画像のみしか得ることができない。
【0006】
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、エネルギー分布が異なるn-1(n≧3)種類の放射線により得られたn個の放射線画像を使用して、放射線画像に含まれる被写体のn個の成分を精度よく分離することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示による放射線画像処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、複数の組成からなる第1成分およびそれぞれが単一の組成からなる第2~第n(n≧3、nは自然数)成分を含む被写体を、エネルギー分布が異なるn-1種類の放射線によって撮影することにより取得された第1~第n-1放射線画像を取得し、
第1~第n-1放射線画像の少なくとも被写体の領域における第1成分の特性を導出し、
被写体の体厚を取得し、
体厚、第1成分の特性、および第1~第n-1放射線画像を用いて第1~第n成分の厚さを導出し、
第1~第n成分の厚さに基づいて、第1~第n成分のそれぞれが強調された第1~第n成分画像を導出する。
【0008】
なお、本開示による放射線画像処理装置においては、プロセッサは、第1~第n-1放射線画像の少なくとも1つに基づいて、被写体の体厚を導出することにより、体厚を取得するものであってもよい。
【0009】
また、本開示による放射線画像処理装置においては、プロセッサは、第1成分の減弱係数を第1成分の特性として導出するものであってもよい。
【0010】
また、本開示による放射線画像処理装置においては、プロセッサは、第1成分に含まれる複数の組成のそれぞれの放射線の減弱係数および複数の組成のそれぞれの厚さに関する情報に基づいて、第1成分の減弱係数を第1成分の特性として導出するものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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