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公開番号2025139774
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-29
出願番号2024038800
出願日2024-03-13
発明の名称センタ装置、安全運転教育システムおよび安全運転教育方法
出願人株式会社デンソーテン
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250919BHJP(計算;計数)
要約【課題】教育用コンテンツの受講に対するモチベーション低下を防止すること。
【解決手段】実施形態に係るセンタ装置は、コントローラを備える。コントローラは、車両から車両周辺の映像を含む車両データを受信し、受信した上記車両データに基づき、良い運転が行われたシーンを検出し、当該シーンの映像を含めた教育用コンテンツを生成し、上記良い運転を行った当事者を含む受講者へ上記教育用コンテンツを配信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
車両から車両周辺の映像を含む車両データを受信し、
受信した前記車両データに基づき、良い運転が行われたシーンを検出し、
当該シーンの映像を含めた教育用コンテンツを生成し、
前記良い運転を行った当事者を含む受講者へ前記教育用コンテンツを配信するコントローラ、
を備えるセンタ装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記コントローラは、
前記良い運転が行われたシーンの映像とともに当該シーンを解説したレビュー文を掲載したレビュー方式、または、前記良い運転が行われたシーンの映像とともに当該シーンに関する問題文ならびに選択肢を設けたＱ＆Ａ方式による前記教育用コンテンツを生成する、
請求項１に記載のセンタ装置。
【請求項３】
前記良い運転が行われたシーンの映像は第１の映像であって、
前記コントローラは、
前記良い運転が行われたシーンと同じ場所において前記良い運転より劣る運転が行われた場合の映像である第２の映像を、比較映像として前記第１の映像に並べて配置する、
請求項２に記載のセンタ装置。
【請求項４】
前記コントローラは、
前記第１の映像と前記第２の映像とで相違する注目部分を強調表示する、
請求項３に記載のセンタ装置。
【請求項５】
前記注目部分は、少なくとも車間距離である、
請求項４に記載のセンタ装置。
【請求項６】
前記コントローラは、
前記車間距離を矢印によって強調表示する、
請求項５に記載のセンタ装置。
【請求項７】
前記コントローラは、
信号機のない横断歩道において歩行者に道を譲る状況を前記良い運転が行われたシーンとして検出する、
請求項１に記載のセンタ装置。
【請求項８】
前記コントローラは、
前記教育用コンテンツを不特定多数の受講者へ配信可能に設けられ、
前記不特定多数の受講者へ配信する場合に、前記教育用コンテンツにおける個人情報を秘匿化する秘匿化処理を実行する、
請求項１～７のいずれか一つに記載のセンタ装置。
【請求項９】
車載装置と、センタ装置と、受講者が利用する端末装置と、を備え、
前記車載装置は、
車両周辺の映像を含む車両データを前記センタ装置へ送信し、
前記センタ装置は、
前記車載装置から前記車両データを受信し、
受信した前記車両データに基づき、良い運転が行われたシーンを検出し、
当該シーンの映像を含めた教育用コンテンツを生成し、
前記良い運転を行った当事者を含む前記受講者の前記端末装置へ前記教育用コンテンツを配信し、
前記端末装置は、
前記センタ装置から前記教育用コンテンツを受信する、
安全運転教育システム。
【請求項１０】
車両から車両周辺の映像を含む車両データを受信することと、
受信した前記車両データに基づき、良い運転が行われたシーンを検出することと、
当該シーンの映像を含めた教育用コンテンツを生成することと、
前記良い運転を行った当事者を含む受講者へ前記教育用コンテンツを配信することと、
を含む安全運転教育方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、センタ装置、安全運転教育システムおよび安全運転教育方法に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ドライブレコーダ等の車載装置によって撮影された映像が、特定のグループ内、例えば一企業内における安全運転教育のためのｅラーニング（e-learning）用教材（以下、適宜「教育用コンテンツ」と言う）に利用されることがある。
【０００３】
このようなケースでは、例えば社員の運転する社用車において実際に撮影された危険運転映像が利用されることが多い。例えば一社員の運転する社用車の車載装置がいわゆるヒヤリ・ハットのシーンを検知すると、車載装置はこのとき撮影した映像や位置情報等を含む車両データを安全運転教育システムのセンタ装置へ送信する。
【０００４】
そして、センタ装置は、車載装置から受信した車両データを解析し、解析結果に基づいて教材を生成する。例えばセンタ装置は、解析の結果、ヒヤリ・ハットが法定速度超過によって引き起こされたものであった場合、法定速度遵守に関する教材を生成する。
【０００５】
生成された教材は、教材の素材となったシーンで実際に運転していた当事者を含む企業内の各社員が利用するスマートフォンやＰＣ（Personal Computer）等の受講装置へ配信される。この受講装置を介し、各社員は、配信された教材を用いたｅラーニングを受講することとなる。
【０００６】
しかしながら、このような場合、教材は危険運転をしてしまった当事者を言わば否定する内容となってしまうため、当事者はもちろんのこと、次の当事者となりかねない他の社員らについてもｅラーニング受講へのモチベーションを低下させてしまうおそれがある。
【０００７】
これに対し、危険運転ではなく、良いマナーでの運転行動を評価するものとして、運転者が行った推奨運転行動をカウントし、運転者個々の評価情報として車載スピーカや車載ディスプレイから出力する運転評価装置が提案されている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
特開２０２２－０７４６３５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
しかしながら、上述した従来技術を用いた場合、評価情報はあくまでｅラーニングを通じてではなく運転者個々に向けて出力されるため、一社員が良い運転を行ったことを他の社員らが直接的に知ることはできない。つまり、上述した従来技術を用いても、上述したｅラーニング受講へのモチベーション低下を防ぐことはできない。
【００１０】
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、教育用コンテンツの受講に対するモチベーション低下を防止することができるセンタ装置、安全運転教育システムおよび安全運転教育方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
（【００１１】以降は省略されています）

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