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公開番号
2025140112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2024039291
出願日
2024-03-13
発明の名称
通信方法、通信装置、受信プログラム、および、送信プログラム
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H04L
7/04 20060101AFI20250919BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】通信効率の低下を抑制しつつ、無線通信における通信成功率を向上することができる技術を提供する。
【解決手段】例示的な通信方法は、プリアンブルを用いた通信により第1通信装置から第2通信装置へ情報を送信する通信方法であって、前記第2通信装置が備える複数の受信機間の受信開始タイミングと、前記第1通信装置における複数の送信間の送信開始タイミングとのうち少なくとも一方について、前記プリアンブルの信号の一周期より短い時間の範囲内でずらして通信を行う。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
プリアンブルを用いた通信により第1通信装置から第2通信装置へ情報を送信する通信方法であって、
前記第2通信装置が備える複数の受信機間の受信開始タイミングと、前記第1通信装置における複数の送信間の送信開始タイミングとのうち少なくとも一方について、前記プリアンブルの信号の一周期より短い時間の範囲内でずらして前記通信を行う、
通信方法。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2通信装置が備える複数の受信機間における受信開始のタイミングが前記短い時間の範囲内でずらされ、
前記複数の受信機の中に前記情報の受信に失敗した受信機がある場合に、当該受信機について、現在の受信の周期を前記短い時間の範囲内でずらす周期変更を行う、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記第1通信装置における複数の送信間における送信開始タイミングが前記短い時間の範囲内でずらされ、
前記複数の送信間における送信開始タイミングをずらすとは、周期的に行われる前記情報の送信の周期を変更することである、請求項1に記載の通信方法。
【請求項4】
前記第1通信装置が備える受信機の受信を前記情報の送信開始タイミングに合わせて開始させ、
前記第1通信装置が備える受信機の受信状況に応じて、前記情報の送信の周期を変更する、請求項3に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1通信装置の受信機は、自装置の前記情報の送信に対する前記第2通信装置からの応答送信を受信し、
前記応答送信に対する受信状況に応じて、前記情報の送信の周期を変更する、請求項3に記載の通信方法。
【請求項6】
前記第1通信装置における複数の送信間における送信開始タイミングが前記短い時間の範囲内でずらされ、
前記複数の送信間における送信開始タイミングをずらすとは、前記第1通信装置が備える複数の送信機間の送信開始タイミングをずらすことである、請求項1に記載の通信方法。
【請求項7】
プリアンブルを用いた通信を行う通信装置であって、
複数の受信機を備え、
前記情報の受信の際に、前記複数の受信機間で前記プリアンブルのサンプリングの位相をずらして受信を行う、
通信装置。
【請求項8】
複数の受信機を備え、プリアンブルを用いた通信を行う通信装置が備えるコンピュータを、
前記情報の受信の際に、前記複数の受信機に前記プリアンブルのサンプリングの位相を互いにずらして受信させること
を実行する手段として機能させる、
受信プログラム。
【請求項9】
プリアンブルを用いた通信を行う通信装置であって、
送信機と受信機とを備え、
前記送信機による前記情報の送信開始タイミングに合わせて前記受信機に受信を開始させ、
前記受信機の受信状況に応じて、前記送信機により周期的に行われる前記情報の送信の周期を前記プリアンブルの信号の一周期より短い時間の範囲内で変更する、
通信装置。
【請求項10】
送信機と受信機とを備え、プリアンブルを用いた通信を行う通信装置が備えるコンピュータを、
前記情報の送信開始タイミングに合わせて前記受信機に受信を開始させることと、
前記受信機の受信状況に応じて、前記送信機により周期的に行われる前記情報の送信の周期を前記プリアンブルの信号の一周期より短い時間の範囲内で変更することと、
を実行する手段として機能させる、
送信プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリアンブルを用いた通信の通信技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、通信分野においては、配線が不要であるといった設置面等での優位性から無線通信が増加しつつある。増加傾向にある無線通信の1つとして、8GHz帯の電波を使用するUWB(Ultra Wide Band)通信が知られる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
UWB通信は、Wi-Fi(登録商標)やスマートフォン等の携帯端末で使用される電波等との電波干渉が少なく、かつ、500MHzという広帯域により透過性がよいといった利点を有する。また、UWB通信は、金属の狭空間であり配線が多い車内でも通信が成立しやすいといった利点を有する。このために、UWB通信は、車両内や屋外での利用に有利な通信手法として注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-166468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、UWB通信が広く普及した場合、UWB通信同士の干渉が生じ易くなり、当該干渉により通信途絶が生じるおそれがある。この通信途絶の問題は、車載機器の通信手段およびUWB通信に限らず、複数の機器が同じ周波数帯の電波を使用して通信する場合でも同様に生じるおそれがある。
【0006】
無線通信における電波干渉の対策として、互いに通信を行う機器間で通信タイミングを予め調整しておき、受信側において受信が想定される時刻の直前に受信を開始する手法が有効である。ただし、非同期で動作する複数のシステムが存在する環境では、各システムから送信される電波が重なることがある。このような場合、他システムの送信波のプリアンブルを検知してしまい、自システムの送信波(ターゲット波)の受信に失敗することがある。
【0007】
他システムとの間で、電波の送信のタイミングが重ならないように調停を実施することも考えられるが、この場合には、通信効率が低下する。通信効率を低下させることなく、他システムの電波の影響を受け難い技術が望まれる。
【0008】
本発明は、上記の点に鑑み、通信効率の低下を抑制しつつ、無線通信における通信成功率を向上することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
例示的な本発明の通信方法は、プリアンブルを用いた通信により第1通信装置から第2通信装置へ情報を送信する通信方法であって、前記第2通信装置が備える複数の受信機間の受信開始タイミングと、前記第1通信装置における複数の送信間の送信開始タイミングとのうち少なくとも一方について、前記プリアンブルの信号の一周期より短い時間の範囲内でずらして通信を行う。
【発明の効果】
【0010】
例示的な本発明によれば、プリアンブルを用いた通信の受信側に対して、送信側から送信された送信波に含まれるプリアンブルのサンプリングの位相を相対的にずらして受信を行う機会を与えることができる。自システムの送信波と他システムの送信波との間で、プリアンブルの信号の周期の開始タイミングが全く同じとなる可能性は低い。このために、上述のようにプリアンブルのサンプリングの位相を相対的にずらして受信を行う機会を受信側に与えることで、情報の受信に成功する確率を高めることができる。例示的な本発明の構成では、他システムとの通信調停を行う必要がないために、通信効率の低下を抑制しつつ、無線通信における通信成功率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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