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公開番号
2025139168
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-26
出願番号
2024037966
出願日
2024-03-12
発明の名称
車載装置、情報処理方法およびプログラム
出願人
株式会社デンソーテン
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H04L
9/08 20060101AFI20250918BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】走行用バッテリーへの充電等における認証のために必要な証明書が不用意に削除されてしまうことを抑制する。
【解決手段】コントローラは充電設備から車両のバッテリーを充電するときに使用される第1の証明書と、第1の証明書を車両にインストールするときに第1の証明書の検証に使用される第2の証明書の情報と、を関連付けて記憶する。また、本コントローラは第2の証明書を削除する要求を受けた場合、第1の証明書に関連付けて記憶されている情報によって特定される第2の証明書の削除を禁止する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
充電設備から車両のバッテリーを充電するときに使用される第1の証明書と、前記第1の証明書を前記車両にインストールするときに前記第1の証明書の検証に使用される第2の証明書の情報と、を関連付けて記憶することと、
前記第2の証明書を削除する要求を受けた場合、前記第1の証明書に関連付けて記憶されている前記情報によって特定される前記第2の証明書の削除を禁止することと、を実行するコントローラを備える車載装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記第2の証明書を削除する要求を受けた場合、前記第1の証明書に関連付けて前記情報が記憶されているか否かを判定し、前記第1の証明書に関連付けて前記情報が記憶されている場合に、前記第2の証明書を削除する要求の要求元に、エラー情報を通知する請求項1に記載の車載装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記車両のユーザが利用可能なユーザインタフェースを有する装置から前記第2の証明書を削除する要求を受けた場合、前記第1の証明書に関連付けて前記情報が記憶されているか否かを判定し、前記第1の証明書に関連付けて前記情報が記憶されている場合に、前記ユーザインタフェースを有する装置に前記第2の証明書を削除することの了解を求める確認情報を通知し、前記了解が得られた後に前記第2の証明書を削除する請求項1に記載の車載装置。
【請求項4】
前記コントローラは、前記第2の証明書を削除する要求に前記第2の証明書を特定する特定情報が含まれている場合に、前記特定情報で特定される前記第2の証明書に対応する前記情報が前記第1の証明書と関連付けて記憶されているか否かを判定し、
前記特定情報で特定される前記第2の証明書に対応する前記情報が前記第1の証明書と関連付けて記憶されていない場合に、前記特定情報で特定される前記第2の証明書を削除する請求項1に記載の車載装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記特定情報で特定される前記第2の証明書に対応する前記情報が前記第1の証明書と関連付けて記憶されている場合に前記第2の証明書を削除することの了解を求める確認情報を前記車両のユーザが利用可能なユーザインタフェースを有する装置に通知し、前記了解が得られた後に前記第2の証明書を削除する請求項4に記載の車載装置。
【請求項6】
前記コントローラは、前記第2の証明書を削除する要求に前記第2の証明書を特定する特定情報が含まれていない場合に、前記第1の証明書の検証に使用される前記第2の証明書の前記情報が前記第1の証明書と関連付けて記憶されていない前記第2の証明書を削除する請求項1に記載の車載装置。
【請求項7】
前記コントローラは、保存しているすべての前記第2の証明書の前記情報が前記第1の証明書と関連付けて記憶されている場合に、保存している前記第2の証明書を削除することの了解を求める確認情報を前記車両のユーザが利用可能なユーザインタフェースを有する装置に通知し、前記了解が得られた後に保存している前記第2の証明書を削除する請求項6に記載の車載装置。
【請求項8】
前記コントローラは、前記第1の証明書を前記車両にインストールするときに、前記第1の証明書と、前記第2の証明書の前記情報と、を関連付けて記憶する請求項1に記載の車載装置。
【請求項9】
前記第2の証明書は、V2Gルート証明書、OEMプロジョンニング証明書およびOE
Mプロジョンニング秘密鍵の少なくとも1つを含む請求項1に記載の車載装置。
【請求項10】
コンピュータが、充電設備から車両のバッテリーを充電するときに使用される第1の証明書と、前記第1の証明書を前記車両にインストールするときに前記第1の証明書の検証に使用される第2の証明書の情報と、を関連付けて記憶することと、
前記第2の証明書を削除する要求を受けた場合、前記第1の証明書に関連付けて記憶されている前記情報によって特定される前記第2の証明書の削除を禁止することと、を実行する情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載装置、情報処理方法およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
外部から電源をつないで走行用バッテリーに充電できる車両(電動車ともいう)として、バッテリー式電気自動車(Battery Electric Vehicle、BEV車)、プラグインハイブリッド(PHV)車等が知られている。また、走行用バッテリーへの充電等における認証方式として、主に外部認証方式(External Identification Means, EIM)とプラグ&
チャージ(Plug and Charge, PnC)が提案されている(例えば、下記特許文献1参照
)。PnCは、グリッドと呼ばれる電力網(電力グリッドあるいは電力系統とも呼ばれる)と電動車との間の認証に関する規格であるISO15118にしたがった手順である。
【0003】
PnCでは、事前に電動車にContract証明書がインストールされ、ユーザ認証が行なわれる。なお、下記特許文献1は、Vehicle-to-Grid(V2G)ルート証明書を用いてContract証明書を生成(インストール)することを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2023-514170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ISO15118の規格によるとContract証明書の電動車へのインストールは、CertificateInstallationResというメッセージがElectric Vehicle Supply Equipment(EVS
E)経由またはOriginal Equipment Manufacturer(OEM)サーバ経由で電動車に送信
されることで行われる。このメッセージは、V2Gルート証明書をトラストアンカー(証明書の最上位のもの)とする階層的な構成を有する証明書チェーンを含む。そして、このメッセージは、証明書チェーンの最下位のリーフ証明書によって署名されている。したがって、CertificateInstallationResメッセージによって電動車がContract証明書をインストールするためには、メッセージの署名に用いられたリーフ証明書を含む証明書チェーンの署名に使用されたV2Gルート証明書が必要となる。
【0006】
一方で、電動車が有するメモリ容量などには制約があるため、電動車が一度に保持できるV2Gルート証明書数には限りがある。しかしながら、V2Gルート証明書を発行するルート認証局が今後世界中で発足されると、V2Gルート証明書は増え続けることが予想される。こうした背景から、V2Gルート証明書数が電動車の仕様上の最大数まで占有している場合、既存のものが消去されて別のV2Gルート証明書に置き換えることが生じ得ると考えられる。
【0007】
しかしながら、上述のように電動車が一度に保持できるV2Gルート証明書数に限りがあることに起因して、V2Gルート証明書の置き換えが発生した場合、その後のContract証明書のインストールに必要なV2Gルート証明書が削除されることが生じ得る。例えば、電動車で利用されている1つのContract証明書の有効期限が切れ、更新が必要になることが想定される。この場合に、このContract証明書のインストールに必要なV2Gルート証明書がないために、更新されたContract証明書が再インストールできない、という事象に陥ることがあり得る。
【0008】
なお、電動車に必要なOEMプロビジョニング証明書を削除した場合も、上記と同様の事象に陥ることがあり得る。すなわち、Contract証明書のペアとなるContract秘密鍵の復号のために、OEMプロビジョニング証明書のペアであるOEMプロビジョニング秘密鍵が必要である。このため、電動車にインストールされているOEMプロビジョニング証明書の置き換えが発生した場合、その後、Contract秘密鍵の復号ができず、Contract証明書の更新ができなくなるという事象が発生し得る。
【0009】
開示の実施形態の側面は、走行用バッテリーへの充電等における認証で使用される証明書のインストールに必要な証明書等が不用意に削除されてしまうことを抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示の実施形態の一側面は、車載装置によって例示される。本車載装置はコントローラを備える。本コントローラは充電設備から車両のバッテリーを充電するときに使用される第1の証明書と、第1の証明書を車両にインストールするときに第1の証明書の検証に使用される第2の証明書の情報と、を関連付けて記憶する。また、本コントローラは第2の証明書を削除する要求を受けた場合、第1の証明書に関連付けて記憶されている情報によって特定される第2の証明書の削除を禁止する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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