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公開番号
2025143742
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-02
出願番号
2024043137
出願日
2024-03-19
発明の名称
反射防止フィルム
出願人
アイカ工業株式会社
代理人
主分類
G02B
1/111 20150101AFI20250925BHJP(光学)
要約
【課題】単層構成でありながら反射率が低く、ちらつきやニュートンリングが発生しにくい視認性良好な反射防止フィルムを提供する。
【解決手段】透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂と、中空シリカと、中実シリカと、光重合開始剤と、を含み、前記中実シリカの平均粒子径が0.8~4.0μmであり、その配合量が固形分全量に対し0.2~1.5重量%であることを特徴とする反射防止フィルム
である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、
前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂(A)と、中空シリカ(B)と、中実シリカ(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(C)の平均粒子径が0.8~4.0μmであり、配合量が固形分全量に対し0.2~1.5重量%であることを特徴とする反射防止フィルム。
続きを表示(約 190 文字)
【請求項2】
前記(B)の平均粒子径が30~120nmであることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項3】
前記低屈折率層が更にアミン変性アクリレート(E)を含むことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルム。
【請求項4】
前記低屈折率層が更にレベリング剤(F)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、単層構成の反射防止フィルムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
反射防止フィルムは、蛍光灯などの外部光源の反射が少なく視認性が良好であるという特徴から、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどに代表される画像表示装置で広く使用されている。反射防止フィルムとしては、フィルム基材の表面に高屈折率層を設け、その上層に低屈折率の反射防止層を配置する複数層の構成が一般的である。一方で、この仕様は最低でも2回のコーティング工程が必要となるため、低コストで生産するという面では大きな制約となっていた。
【0003】
こうした課題に対応する技術として、透明基材フィルムの易接着層を介して低屈折率層が積層された、単層構成の反射防止フィルムが提案されている(特許文献1)。このフィルムで用いる低屈折率層としては、例えば中空シリカと重合性バインダーを含む組成物が開示され、低コストで生産可能な単層構成であると同時に、下地との密着性や耐擦傷性が優れていることが特徴とされていた。
【0004】
しかしながら、ピクセル数が大幅に増加した高精細なディスプレイの場合は、映像光の乱反射に起因するちらつき(シンチレーション現象)が発生しやすくなり、更に反射防止フィルムをディスプレイ内部で使用する場合は、重ね合わせたフィルム間で干渉縞(ニュートンリング)が発生しやすくなり、画像の視認性を著しく損なうという課題があった。そのため、低コスト化が可能な単層構成でありながら反射率が低く、またちらつきやニュートンリングが発生しにくい視認性が良好な反射防止フィルムが求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-170089
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、単層構成でありながら反射率が低く、ちらつきやニュートンリングが発生しにくい視認性良好な反射防止フィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、透明基材フィルムに低屈折率層が直接積層されている反射防止フィルムであって、前記低屈折率層が重合性バインダー樹脂(A)と、中空シリカ(B)と、中実シリカ(C)と、光重合開始剤(D)と、を含み、前記(C)の平均粒子径が0.8~4.0μmであり、配合量が固形分全量に対し0.2~1.5重量%であることを特徴とする反射防止フィルムを提供する。
【0008】
請求項2の発明は、前記(B)の平均粒子径が30~120nmであることを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0009】
請求項3の発明は、前記低屈折率層が更にアミン変性アクリレート(E)を含むことを特徴とする請求項1記載の反射防止フィルムを提供する。
【0010】
請求項4の発明は、前記低屈折率層が更にレベリング剤(F)を含むことを特徴とする請求項1~3いずれか記載の反射防止フィルムを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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