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公開番号2025144455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-02
出願番号2024044241
出願日2024-03-19
発明の名称緑化工法
出願人株式会社丹勝
代理人
主分類A01G 20/20 20180101AFI20250925BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】コンクリートを打設した屋根や屋上、またはアスファルトやコンクリートなどでの緑化工法の提供。
【解決手段】施工範囲を見切り枠で囲い、TK植栽マットを敷き詰めた同士の接触の中央に根鉢植物を載置し、鉤状アングルのアンカーピンをTK植栽マット同士の接触面の位置に挿入し、係止部材の溶接金網を利用し保持固定させる。アンカーピンの頭部に備えたアンカークローに塩ビチューブに通した環状ワイヤーを係止めして、アンカーピン同士を連結し、アンカーピン頭部に備えたナットを増し締めすることにより環状ワイヤーを絞り込み、倒木しないように樹木を植立固定して活着させる緑化工法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
施工範囲を見切り枠で囲い、下から順にベニヤ板またはタキロン、防水シート、防根シート、植栽マット、係止部材となる溶接金網、さらに植栽マットを重ね一体化したTK植栽マットとし、TK植栽マットを敷き詰めた同士の接触面(四隅の隙間)の中央に根鉢植栽を載置。鉤状アングルのアンカーピンを係止部材としての溶接金網に保持固定させ、根鉢植物の根巻部をアンカーピン頭部に備えたアンカークローに塩ビチューブに通した環状ワイヤーを同頭部に備えたナットの増し締めにより活着させ、良質土、ビニール、ラッセルネットの順で被覆し、風雨等による飛散や土壌流出の防止と軽量化、そして雑草の繁茂抑制を図った緑化工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートを打設した屋根や屋上、またはアスファルトやコンクリートなどで舗装された無土壌面に植栽マット体を形成し、樹木固定具により樹木の大きさを問わず植栽でき、かつ雑草の繁茂を抑制する緑化構造に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
市街地は、都市化が進むに従って高層建築が乱立するとともに、地面の多くがアスファルトやコンクリートによる舗装が行なわれ植物の生育場所が減少し、草花や樹木類の植物が少なくなり自然環境が失われている。特に都市部の建築物の屋根・屋上は廃熱施設が占拠され、また建築コスト削減のための床荷重制限から防水処理を施すのみとなっており、人間社会に癒しや潤いを与え、生活周辺に自然環境を取り戻すために市街地の緑化が強く要求されている。
【0003】
そこで、当社が開発した特許文献1の「樹木固定具を用いたコンクリート打設面用の樹木生育装置とその樹木生育工法」や特許文献2の「樹木系植物の緑化工法と薄型緑化システム」を用いての植栽緑化が普及しつつある。
【0004】
しかし、特許文献1の工法は、ボックス型植栽箱に樹木固定具を用いて植栽木を固定植栽する植栽工法で、屋上や店舗前の修景緑化に適しているが、植栽箱を配置する庭園設計は、従来の庭園造りとしては、自然感に物足りなさがあった。さらに緑化範囲に貯水部を設けてあるため、荷重制限が厳しい既存建物への設置は重量的に限界があった。
【0005】
また、特許文献2の手法は、薄型植栽マット体の表面に、腐食しにくいネット状又は格子状の抑え体が固定されている緑化対象域に、樹木系植物を植栽し、無土壌面や既存の植生緑化施工面に草花類及びセダム系植物を植え付けるだけでなく、樹木を含め簡単に緑化するための樹木系植物の緑化工法とそのための薄型緑化システムであるが、根鉢固定具がワイヤを使用しているため、樹木と言っても低木植栽に限られるため既存建物への設置は可能であったが庭園的な景観に物足りなさがあった。
さらに、当該手法は薄型植栽マット体の表面上に根鉢固定具を設置するため、長尺の金属棒を直接植栽マット体に都度水平に差し込む必要があり、不陸整生程度の施工面では水平を確保する作業が困難であることから広範囲に及ぶ緑化には不向きである。
そして、防草機能を有しておらず、飛来する雑草の種子類による生育・繁茂を抑えることができず、景観を保全することに欠けていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第3416799号
特許第3896360号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記背景技術で記載した問題を解決すべく、無土壌面の荷重制限箇所での中高木植栽を可能とする雑草繁茂防止の薄型植栽マット等を利用した緑化を提供すること。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、初めに施工範囲を見切り枠で囲い、下から順にベニヤ板またはタキロン、防水シート、防根シート、植栽マット、係止部材となる溶接金網、さらに植栽マットを重ね一体化したTK植栽マットとし、同植栽マットを敷き詰めた同士の接触面(四隅の隙間)の中央に根鉢植物を設置。鉤状アングルのアンカーピンを係止部材の溶接金網に保持固定させ、各アンカーピン頭部にはナット付きアンカークローを備え、これに塩ビチューブに通した環状ワイヤーで各アンカーピンを連結し、ナットの増し締めにより環状ワイヤーを絞り込み、根鉢植物を固定する。根鉢部は良質土にて保護し、TK植栽マットとともに表面全体を不織布、ビニール、ラッセルネット、ピン止めの順で被覆し、風雨等による飛散や土壌流出の防止と軽量化、そして雑草の繁茂抑制を図った緑化工法。
【発明の効果】
【0009】
植栽マットを使用したことにより、風雨等による植栽基盤土の流失がなく、樹木を植栽する場合でも特別厚い盛土を形成することなく、また樹木固定具としてアンカーピンを用いた簡単な作業により、支柱を使わずに中高木の植栽ができるため、本格的庭園造りが短期間に低コストで施工できる。
【0010】
また、植栽木の根鉢をアンカーピンで保持することにより、植栽木は傾きやぐらつきがなく、強風や振動によって倒木することがなく、既存のビル屋上にでも高木を交えた庭園緑化が可能となった。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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