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公開番号2025134940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-17
出願番号2025106949
出願日2025-06-25
発明の名称妻面トラス梁付き園芸用ハウス
出願人個人
代理人
主分類A01G 9/14 20060101AFI20250909BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】園芸用連棟型ハウスの妻面方向からの風圧に対応し、誘引梁として兼用が可能で、建築コストを削減できる妻面トラス梁つき園芸用ハウスを提供する。
【解決手段】妻面トラス梁8付き園芸用ハウスは、連棟型ハウスの妻面の谷部下に妻面9の全幅に対して、水平方向に妻面トラス梁8の外弦8aを妻柱6に接して設け、当該外弦8aに対し平行に内弦8bを設け、その当該外弦8aと当該内弦8b間にラチス8cを棟中央から谷及び側の両側に対し、1か所以上の連続した三角形を構成する様、両側に均等に配置して、妻面に対する妻面トラス梁8の構造とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
園芸用ハウスの妻面(9)に、谷部(13)及び側肩部(14)の下に、当該妻面(9)から地面に対して概ね水平に外弦(8a)を設け、当該外弦(8a)は谷妻柱(3)、側妻柱(2)、妻柱(6)及び妻間柱(7)に接して設け、当該外弦(8a)に対し平行に内弦(8b)を設け、当該外弦(8a)と当該内弦(8b)の間に、当該側妻柱(2)から当該谷妻柱(3)、また次の谷妻柱(3)との間に、2か所以上の連続した三角形を構成する様、ラチス(8c)を配置した、トラス梁構造を持つ、妻面トラス梁つき園芸用ハウス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
園芸用ハウスに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
園芸用連棟型ハウスにおいて、施設の高額化により、コストダウンが、以前にも増して必要になってきたが、強度を下げることなく、コストダウンすることが求められている。そのなかで、妻面に対して、妻柱や妻間柱は基礎より屋根まで、通しの妻柱や妻間柱を建て、強度アップをする場合は、妻柱や妻間柱を始めとする部材の大型化や多本数化で強度アップをしていた。また、妻部分には、誘引梁や誘引梁方丈など、栽培の為の部材も、多くの場合設置されるので、コストに含まれる。
【0003】
特許文献1に記載の連棟型農業用温室の骨格構造は、間口方向における柱間に、架設されるトラス梁と、その上部の、頂部において山形となる合掌材で、トラス梁の上に、設置される、二つの屋根面の合掌材にかかる、上からの荷重を、支える役割の、構造になっているが、地面に平行方向の妻面からの力を受ける構造ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3239681号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
園芸用連棟型ハウスの妻面方向からの風圧に対する妻面の構造は、妻柱や妻間柱は基礎より屋根まで、通しの妻柱や妻間柱を建て、妻柱の中間での補強は行はず、強度アップをする場合は、妻柱や妻間柱を始めとする部材の、大型化又は本数の増加で対応してきたが、それが単純で理解しやすかった。しかし、ハウスの妻面部分の建築コスト低減には、前述以外の方法でないといけない。さらに、妻部分には、通路として一定の間隔を取って栽培上必要な、誘引梁や誘引梁方丈など、栽培の為の部材が、多くの場合設置されるが、建築コストになっている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、連棟型ハウスの妻面の谷部下に妻面の全幅に対して、水平方向に妻面トラス梁の外弦を妻柱に接して設け、外弦に対し水平かつ平行に内弦を設け、その外弦と内弦間にラチスを棟中央から谷側及び外側の両側に対し、1か所以上の連続した三角形を構成する様、両側に均等に配置して、妻面に対する妻面トラス梁の構造とし、妻面の妻柱に対する風圧を妻柱の中間でも受ける事によって、妻柱・妻間柱の大型化や増本数をすることなく、妻面強度アップをさせる。さらに、上記、妻面に対する妻面トラス梁の位置を、通路幅や、誘引梁の高さと、同じ高さに設置すれば、誘引梁と同じ機能を果たす、強度的にも、妻面トラス梁の構造になっているので、誘引梁方丈以上となる。
【発明の効果】
【0007】
前述のように、妻面谷下全幅に水平かつ平行に妻柱に接したトラス梁構造を組む事(以後「妻面トラス梁」とする)により、妻面の妻柱に対する風圧を妻柱の中間でも受け、その力は妻面トラス梁を取り付けている桁梁を通じて、桁方向に谷柱・側柱・桁・柱ブレースとハウス全体に連結して受ける。これは、今まで妻柱が上下2点で受けていた力を、上中下の3点で受けられるので、妻柱に対する負荷が半減することで、妻柱を小口径にする、又は減数が可能になる。さらに、妻面トラス梁の幅を通路幅にし、高さを誘引梁の高さにすることで、誘引梁として兼用が可能、さらに妻面の斜め方向からの風圧に対しての方丈としても兼用効果があり、兼用することで、誘引梁と誘引梁方丈が削減でき、さらにコスト削減になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の妻面トラス梁を設置した連棟ハウスの図である。
従来のハウスに誘引梁と誘引方丈を配置した連棟型ハウスの図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
連棟型ハウスの妻面9の谷付近の上部で、連棟型ハウスの妻面9横幅全体に対し桁(水平)方向の妻面9に対し妻面トラス梁8を配置する。妻面トラス梁8は、外弦8aを谷妻柱3・側妻柱2・妻柱6・妻間柱7に、連結又は接触させて取り付けてあり、外弦8aより一定の平行間隔に配置する、内弦8bとの間に、ラチス8cを間口中央から谷及び側に対し、両側に1か所以上の連続した三角形をなす様、30度以上75度程度の傾斜を持ちながら適宜本数配置することで、妻面トラス梁8を構成し、ハウスの妻面9にかかる風圧を、ハウス高さの中間で受け、その力を谷桁梁5から桁を通じてハウス全体に伝える。さらに、妻面トラス梁8は、通行の邪魔にならない幅や高さ、かつ、栽培上の誘引親線(図示しない)の取り付け高さに適した高さである必要があるが、もっと高くしても、誘引用支柱(図示しない)の上部を妻面トラス梁8の内弦8bに留めてから誘引親線を誘引用支柱の途中から引けば、同じ高さでなくても良い。又、幅も通路幅と同じでなくても良い。
【実施例】
【0010】
以下、添付図面1に従って実施例を説明する。1はハウス本体で、側妻柱2、谷妻柱3及び奥行方向に一定の間隔で、側柱2b、谷柱3bを建て、次に、各柱の上に、谷桁4を取り付け奥行方向の連結をし、各柱に、梁10を取り付けて、ハウスの幅方向の連結をする、次に、屋根アーチ11を、妻面9より一定の間隔で取り付け、棟12を、屋根アーチ11の天頂部に屋根アーチ11の間隔が揃う様に固定して取り付けて、屋根部の作業を終了後、妻柱6、妻間柱7、を妻面9に沿って建て、各柱列の妻面に有る、側妻柱2や、谷妻柱3から奥行方向の2番目柱間で、谷桁4の下に、谷桁梁5を設け、谷桁梁に側妻柱2、谷妻柱3、妻柱6、妻間柱7と連結又は接触させて、妻面トラス梁8を配置する。妻面トラス梁8の外弦8aは、側妻柱2、谷妻柱3、妻柱6、妻間柱7、と連結又は接触させて取り付け、外弦8aより一定間隔で配置した、内弦8bとの間を、ラチス8cを連続した三角形を形成するよう適宜本数配置し組み合わせて、妻面トラス梁8を構成する。以上、妻面トラス梁8の組み立てを最後にしたが、途中の梁10取り付け時の、屋根アーチ11の取り付けより先にしても、効果や結果は同じであるように、組み立ての順番が違っても効果や結果は同じである。
【符号の説明】
(【0011】以降は省略されています)

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