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公開番号2025117806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012724
出願日2024-01-31
発明の名称保護キャップ
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類E04G 21/24 20060101AFI20250805BHJP(建築物)
要約【課題】従来の保護キャップと異なる新規な構造を有する保護キャップを実現する。
【解決手段】保護キャップ(10)のキャップ本体(1)において、略矩形筒形状の筒状部(2)は、側壁(22)同士を連結する角部(21)の外周面(2b)において、笠部(3)の天井内面(3a)から下方へ向かって伸びる外リブ(5)と、側壁(22)の内周面(2a)において、笠部(3)の天井内面(3a)から下方へ向かって伸びる内リブ(4)と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
鉄筋およびパイプの少なくとも何れかに装着される、略矩形筒形状の筒状部と、
前記筒状部の上端にて前記筒状部と一体的に形成された笠部と、を有するキャップ本体を備え、
前記キャップ本体において、
前記筒状部は、
前記略矩形筒形状の側壁同士を連結する角部の外周面において、前記笠部の天井内面から下方へ向かって伸びる外リブと、
前記略矩形筒形状の側壁の内周面において、前記笠部の天井内面から下方へ向かって伸びる内リブと、を有する、保護キャップ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記筒状部は、前記略矩形筒形状の側壁の下方端面に形成された切り欠き部を有する、請求項1に記載の保護キャップ。
【請求項3】
前記笠部は、当該笠部の外周面に形成された複数の凹部または凸部を有する、請求項1に記載の保護キャップ。
【請求項4】
前記複数の凹部または凸部は、楕円球面を有し、当該楕円球面は、前記笠部の頂部から周縁部に向かう長軸を有する、請求項3に記載の保護キャップ。
【請求項5】
前記外リブは、下方へ向かうに従って、周方向の幅が狭くなるように形成されている、請求項1に記載の保護キャップ。
【請求項6】
前記キャップ本体は、射出成形体であり、
当該射出成形体のゲート跡は、前記笠部の周縁部の外周面にあり、
前記笠部は、前記周縁部の外周面における前記ゲート跡を除く全周領域に渡って、凹凸面を有する、請求項1に記載の保護キャップ。
【請求項7】
前記キャップ本体は、生分解性樹脂を基材樹脂として含む、請求項1に記載の保護キャップ。
【請求項8】
前記生分解性樹脂は、ポリヒドロキシアルカン酸系樹脂である、請求項7に記載の保護キャップ。
【請求項9】
前記ポリヒドロキシアルカン酸系樹脂は、ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂である、請求項8に記載の保護キャップ。
【請求項10】
前記ポリ(3-ヒドロキシアルカノエート)系樹脂が、ポリ(3-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシバリレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-4-ヒドロキシブチレート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタノエート)、ポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシオクタデカノエート)、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項9に記載の保護キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保護キャップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築現場等において、鉄筋またはパイプが露出している端部を保護する、樹脂製キャップ鉄パイプや鉄筋の端部に装着する、樹脂製の保護キャップが知られている。このような保護キャップは、例えば実用新案文献1、特許文献2に開示されている。
【0003】
一方、近年、樹脂製品の廃棄時及び廃棄後の環境に対する配慮の観点から、生分解性を有する樹脂(以下、「生分解性樹脂」と称される場合もある。)の開発が盛んになっている。このような生分解性樹脂の一種として、ポリヒドロキシアルカン酸(以下、PHA)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3013107号公報
特開平09-291705号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来の保護キャップ以外にも、新たな形状の保護キャップが求められていた。
【0006】
そこで、本発明の一態様は、従来の保護キャップと異なる新規な構造を有する保護キャップを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る保護キャップは、鉄筋およびパイプの少なくとも何れかに装着される、略矩形筒形状の筒状部と、前記筒状部の上端にて前記筒状部と一体的に形成された笠部と、を有するキャップ本体を備え、前記キャップ本体において、前記筒状部は、前記略矩形筒形状の側壁同士を連結する角部の外周面において、前記笠部の天井内面から下方へ向かって伸びる外リブと、前記略矩形筒形状の側壁の内周面において、前記笠部の天井内面から下方へ向かって伸びる内リブと、を有することを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、従来の保護キャップと異なる新規な構造を有する保護キャップを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態1に係る保護キャップの構成を示し、101は側方から見た斜視図であり、102は下方から見た斜視図である。
本発明の実施形態1に係る保護キャップの構成を示す底面図である。
図2に示すA-A線断面図である。
図2に示すB-B線断面図である。
本発明の実施形態1に係る保護キャップの構成を示す側面図である。
本発明の実施形態2に係る保護キャップの構成を示す、側方から見た斜視図である。
本発明の実施形態2に係る保護キャップの構成を示す底面図である。
図7に示すA-A線断面図である。
図7に示すB-B線断面図である。
本発明の実施形態3に係る保護キャップの構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施の一形態について、以下に詳細に説明する。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。また、本明細書中に記載された文献の全てが、本明細書中において参考文献として援用される。
(【0011】以降は省略されています)

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