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公開番号2025148709
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024048964
出願日2024-03-26
発明の名称歯科用重合性覆髄材組成物
出願人株式会社ジーシーMfg,国立大学法人東北大学
代理人個人,個人
主分類A61K 6/836 20200101AFI20251001BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】細胞親和性に優れた歯科用重合性覆髄材組成物を提供する。
【解決手段】歯科用重合性覆髄材組成物は、ガラス、及び重合性単量体を含有する歯科用重合性覆髄材組成物であって、該ガラスは、リン、カルシウム、亜鉛、及びフッ素を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ガラス、及び重合性単量体を含有する歯科用重合性覆髄材組成物であって、
前記ガラスは、リン、カルシウム、亜鉛、及びフッ素を含有する、
歯科用重合性覆髄材組成物。
続きを表示（約 270 文字）【請求項２】
前記ガラスの含有量が３０質量％以上７０質量％以下である、
請求項１に記載の歯科用重合性覆髄材組成物。
【請求項３】
前記重合性単量体の含有量が１０質量％以上６０質量％以下である、
請求項１に記載の歯科用重合性覆髄材組成物。
【請求項４】
前記ガラスの粒径は、２μｍ以上１０μｍ未満である、
請求項１に記載の歯科用重合性覆髄材組成物。
【請求項５】
Ｘ線造影材を含有する、
請求項１乃至４の何れか一項に記載の歯科用重合性覆髄材組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、歯科用重合性覆髄材組成物に関する。
続きを表示（約 930 文字）【背景技術】
【０００２】
歯科治療において、覆髄材は、齲蝕治療の際に露出した歯髄面を直接又は間接的に被覆し、外的刺激から保護するとともに、脱灰象牙質を再生し、治療部位を殺菌する。従来のＭＴＡ（Mineral Trioxide Aggregate）セメントと呼ばれる覆髄材は、水硬反応により硬化し、水酸化カルシウムを生成することで周囲をアルカリ性にして、治療部位の殺菌及びカルシウムイオン放出による象牙質再生能を示す（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
また、覆髄材組成物に重合性を付与して、操作性を改善した、重合性覆髄材も広く用いられている（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
米国特許第７８９２３４２号明細書
米国特許公開第２００８／０３１８１９０号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
しかしながら、従来の重合性覆髄材では、細胞（歯髄細胞）への親和性の面で改善が望まれている。
【０００６】
本発明の課題は、細胞親和性に優れた歯科用重合性覆髄材組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の一態様は、ガラス、及び重合性単量体を含有する歯科用重合性覆髄材組成物であって、前記ガラスは、リン、カルシウム、亜鉛、及びフッ素を含有する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明の一態様によれば、細胞親和性に優れた歯科用重合性覆髄材組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【００１０】
本実施形態に係る歯科用重合性覆髄材組成物は、ガラスを含有する。本明細書において、歯科用重合性覆髄材組成物とは、歯科用途の覆髄材に用いられる重合性を有する組成物である。また、ガラスは、無定形又はアモルファスの状態で固化したものを示す。
（【００１１】以降は省略されています）

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