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公開番号2025149106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-08
出願番号2024049554
出願日2024-03-26
発明の名称発光装置、表示装置、撮像装置及び電子機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G09F 9/30 20060101AFI20251001BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】可視光のみならず、赤外光も効率よく眼球に届けるために、赤外発光素子の光取り出し効率の向上に有利な技術を提供することにある。
【解決手段】複数の表示発光素子が配された表示領域と、複数の赤外発光素子が配された赤外発光領域と、を基板上に有し、
前記基板の平面視において、前記表示領域と前記赤外発光領域とは、互いに重ならない位置関係にあり、
前記表示発光素子及び前記赤外発光素子は、それぞれ、前記基板側から下部電極、発光層を含む機能層、上部電極をこの順で積層したもので構成され、
前記赤外発光素子の赤外波長における前記上部電極の反射率が、前記表示発光素子の前記赤外波長における前記上部電極の反射率よりも高い発光装置を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
複数の表示発光素子が配された表示領域と、複数の赤外発光素子が配された赤外発光領域と、を基板上に有し、
前記基板の平面視において、前記表示領域と前記赤外発光領域とは、互いに重ならない位置関係にあり、
前記表示発光素子及び前記赤外発光素子は、それぞれ、前記基板側から下部電極、発光層を含む機能層、上部電極をこの順で積層したもので構成され、
前記赤外発光素子の赤外波長における前記上部電極の反射率が、前記表示発光素子の前記赤外波長における前記上部電極の反射率よりも高い
ことを特徴とする発光装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記表示発光素子の上部電極及び/又は前記赤外発光素子の上部電極が、半透過電極であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記赤外発光素子の上部電極の厚みが、前記表示発光素子の上部電極の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記赤外発光素子の赤外波長における前記上部電極の反射率が、15%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項5】
前記赤外発光領域が、前記表示領域の外側に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項6】
前記表示領域と、前記赤外発光領域と、を同一基板上に有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項7】
前記機能層が、有機化合物からなる有機化合物層であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
【請求項8】
前記表示領域の表示面からの光を射出瞳に導く接眼光学系を有し、
前記接眼光学系を通して観察者の眼球に前記赤外発光素子からの光が投射されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
【請求項9】
前記接眼光学系は、少なくとも偏光板と、位相板と、半透過反射面と、レンズと、偏光状態に応じて透過と反射を切り替える偏光分離素子とを含むことを特徴とする請求項8に記載の発光装置。
【請求項10】
前記赤外発光素子から放射された光の進行方向を変える機能を備えるディフレクターを有し、
前記ディフレクターが、前記発光装置の平面視において、前記赤外発光領域と重なるように、前記表示領域の表示面と前記接眼光学系の間に配置されていることを特徴とする請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置、より詳しくは視線検出用赤外発光機能を備える発光装置、それを有する表示装置、撮像装置及び電子機器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
有機発光素子(有機エレクトロルミネッセンス素子、有機EL素子)は、一対の電極(陽極と陰極)とこれら電極間に配置される有機化合物層とを有する電子素子である。これら一対の電極から電子及び正孔を注入することにより、有機化合物層中の発光性有機化合物の励起子を生成し、該励起子が基底状態に戻る際に、有機発光素子は光を放出する。
有機発光素子の最近の進歩は著しく、低駆動電圧、多様な発光波長、高速な応答性、発光デバイスの薄型化・軽量化が進められている。このため、カメラのビューファインダ、ヘッドマウントディスプレイ、スマートグラスと呼ばれるウェアラブルデバイスなどの画像表示装置として注目されている。
このような表示装置において、表示装置に対するユーザーの視線を検出することで、ユーザーの視認箇所を検出し、検出した視線情報から表示装置の駆動に反映することが望まれている。
特許文献1には、ファインダを覗き込むユーザーの眼球に、検出光として赤外光を照射し、眼球からの反射光を検出器によって捉えることにより視線を検出する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-15731号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている表示装置では、表示部と、視線検知用の赤外発光部と、赤外撮像部と、が同一基板に設けられている。このような表示装置を接眼光学系で観察する場合には、観察者の眼の位置がずれたときに画像のコントラストや光学性能の低下を低減するために、アイボックスを大きくする必要がある。そのため、表示領域の表示面から放射される光の角度分布は広い方が望ましい。一方、赤外発光部の光は広いアイボックスを形成する必要がない。
さらに、表示装置を小型の接眼光学系とともに使用する場合には、レンズ透過率が悪化することが知られている。そのため、赤外発光素子の光が接眼光学系を介して眼球に放射される場合には、著しく光強度が落ちるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接眼光学系を介する場合において、赤外光を効率よく眼球(特に角膜)に届けるために、赤外発光素子の光取り出し効率の向上に有利な技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の一側面としての発光装置は、複数の表示発光素子が配された表示領域と、複数の赤外発光素子が配された赤外発光領域と、を基板上に有し、
前記基板の平面視において、前記表示領域と前記赤外発光領域とは、互いに重ならない位置関係にあり、
前記表示発光素子及び前記赤外発光素子は、それぞれ、前記基板側から下部電極、発光層を含む機能層、上部電極をこの順で積層したもので構成され、
前記赤外発光素子の赤外波長における前記上部電極の反射率が、前記表示発光素子の前記赤外波長における前記上部電極の反射率よりも高いことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、発光装置において、表示発光素子が発する可視光および赤外発光素子が発する赤外光の取り出し効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る発光装置の一例を示す模式的な平面図である。
図1に示す発光装置のA-A’における模式的な断面図である。
本発明の他の実施形態に係る発光装置の一例を示す模式的な断面図であって、図2におけるA-A’に対応する位置における断面図である。
本発明の一実施形態に係る発光装置による観察者の視線の検出の説明図である。
本発明の他の実施形態(接眼光学系とともに使用する形態)に係る発光装置の一例の説明図である。
本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。
(a)本実施形態に係る撮像装置の一例を表す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る電子機器の一例を表す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。(b)折り曲げ可能な表示装置の一例を表す模式図である。
(a)本発明の一実施形態に係るウェアラブルデバイスの一例を示す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係るウェアラブルデバイスの他の例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。なお、本発明は開示された実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内において種々改良することができるものである。また、以下で説明する図面において、同じ機能を有するものは同一の符号を付し、その説明を省略または簡潔にすることもある。
【0009】
本発明において、数値範囲を表す「○○以上××以下」や「○○~××」の記載は、特に断りのない限り、端点である下限及び上限を含む数値範囲を意味する。数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
【0010】
図1~図5を参照して、本開示の実施形態による発光装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る発光装置の一例を示す模式的な平面図である。ここで、平面図とは、基板又は絶縁層の主面に対して垂直な方向(主面の法線方向)から視たときの図である。また、基板又は絶縁層に対する発光層を含む機能層の方向を上方向と称し、その反対方向を下方向と称する。なお、本発明の実施形態において、光の出射方向が上方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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