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公開番号2025150516
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-09
出願番号2024051424
出願日2024-03-27
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B62D 25/08 20060101AFI20251002BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】ネット部の振動を抑制するための別部材をネット部に取り付ける必要がない作業車を提供する。
【解決手段】搭乗者が搭乗可能な搭乗空間と、搭乗空間の少なくとも一部を搭乗空間の外側から覆うネット部と、を備え、ネット部は、網状に形成された網部81と、網部81を囲む窓枠状の枠部82と、を有しており、枠部82の外縁部における少なくとも一部に、折り曲げられた部位である曲げ部83が形成されている。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項１】
搭乗者が搭乗可能な搭乗空間と、
前記搭乗空間の少なくとも一部を前記搭乗空間の外側から覆うネット部と、を備え、
前記ネット部は、網状に形成された網部と、前記網部を囲む窓枠状の枠部と、を有しており、
前記枠部の外縁部における少なくとも一部に、折り曲げられた部位である曲げ部が形成されている作業車。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
前記ネット部は、垂直姿勢で配置されていると共に、前記搭乗空間の少なくとも一部を車体後側から覆う状態で配置されており、
前記枠部における少なくとも上端部及び下端部に、前記曲げ部が形成されている請求項１に記載の作業車。
【請求項３】
前記搭乗空間よりも車体後側に位置する荷台を備え、
前記ネット部は、前記搭乗空間と前記荷台との間に配置されている請求項１または２に記載の作業車。
【請求項４】
前記搭乗空間を跨ぐように設けられた門型フレームと、
車体前後方向に延びる左右のサイドフレームと、を備え、
前記門型フレームは、車体左右方向に沿って延びる横フレーム部と、前記横フレーム部の左端部及び右端部からそれぞれ下側へ延びる左右の縦フレーム部と、を有しており、
各前記サイドフレームの車体前後方向中間部は、前記縦フレーム部の上端部に固定されており、
前記ネット部は、前記左右のサイドフレームに連結されている請求項１または２に記載の作業車。
【請求項５】
前記ネット部は、単一の板金部材から形成されている請求項１または２に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、作業車に関する。
続きを表示（約 950 文字）【背景技術】
【０００２】
作業車として、例えば、特許文献１に記載のものが既に知られている。この作業車においては、搭乗者が搭乗可能な搭乗空間が備えられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１３４７７０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載の作業車において、搭乗空間の少なくとも一部を搭乗空間の外側から覆うネット部を設けることが考えられる。当該ネット部が、網状に形成された網部を有していれば、搭乗者は、当該網部を通して、搭乗空間の外側を見ることができる。
【０００５】
ここで、当該ネット部は、網部を有しているため、剛性が比較的低い。そのため、当該ネット部は、作業車が走行しているときに、振動しがちである。
【０００６】
そこで、当該ネット部の外縁部に、Ｌ字型断面を有するフレームをボルト締結によって取り付けることが考えられる。これにより、作業車が走行しているときのネット部の振動を抑制することができる。
【０００７】
しかしながら、この構成においては、Ｌ字型断面を有するフレームの取り付けにより、製造コストが増大しがちである。
【０００８】
本発明の目的は、ネット部の振動を抑制するための別部材をネット部に取り付ける必要がない作業車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
本発明の特徴は、搭乗者が搭乗可能な搭乗空間と、前記搭乗空間の少なくとも一部を前記搭乗空間の外側から覆うネット部と、を備え、前記ネット部は、網状に形成された網部と、前記網部を囲む窓枠状の枠部と、を有しており、前記枠部の外縁部における少なくとも一部に、折り曲げられた部位である曲げ部が形成されていることにある。
【００１０】
本構成によれば、ネット部に曲げ部が形成されているため、ネット部の剛性が向上する。これにより、ネット部に別部材を取り付けることなく、ネット部の振動を抑制することが可能となる。
（【００１１】以降は省略されています）

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