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公開番号
2025154166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024057025
出願日
2024-03-29
発明の名称
ホームドア装置
出願人
株式会社高見沢サイバネティックス
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B61B
1/02 20060101AFI20251002BHJP(鉄道)
要約
【課題】簡易な構成によって、細い物や厚みの無い物であっても戸挟みを回避することができ、且つ、可動扉間の隙間を通る風圧を低減できるホームドア装置を提供する
【解決手段】ホームドア装置3Aは、方向A1に開閉可能な一対の可動扉4,5を備える。方向A1に沿った基準線SLを設定したとき、一方の可動扉4の戸先部分41は基準線SLに対して車両C側に配置され、他方の可動扉5の戸先部分51は基準線SLに対して車両Cとは逆側に配置される。可動扉4及び5のそれぞれは、凸部43及び53のそれぞれを有する。可動扉4の凸部43の頂部44は、可動扉5の凸部53の頂部54よりも第2の架空平面P2寄りに位置する。可動扉4の凸部43は、可動扉4,5の開閉動作において可動扉5の凸部53と干渉しない位置に設けられている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道駅のプラットホームに設置されるホームドア装置であって、
第1の方向に開閉可能な一対の可動扉を備え、
前記第1の方向に沿った基準線を設定したとき、前記一対の可動扉のうち一方の可動扉の戸先部分は前記基準線に対して車両側に配置され、前記一対の可動扉のうち他方の可動扉の戸先部分は前記基準線に対して車両とは逆側に配置され、
前記一方の可動扉の前記戸先部分の前記基準線側の側面を含む第1の架空平面と、前記他方の可動扉の前記戸先部分の前記基準線側の側面を含む第2の架空平面とが、前記第1の方向と交差する第2の方向に互いに離間しており、
前記一方の可動扉は、前記第1の架空平面から突出する一つの凸部、または前記第1の方向および前記第2の方向の双方と交差する第3の方向に並び前記第1の架空平面から突出する複数の凸部を有し、
前記他方の可動扉は、前記第2の架空平面から突出する一つの凸部、または前記第3の方向に並び前記第2の架空平面から突出する複数の凸部を有し、
前記一方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部の頂部は、前記他方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部の頂部よりも前記他方の可動扉の前記第2の架空平面寄りに位置し、
前記一方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部は、前記一対の可動扉の開閉動作において前記他方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部と干渉しない位置に設けられている、ホームドア装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記第1の方向に沿って設定される直線上における異物の存在を検出する第1の検出手段を更に備え、
前記直線は、前記第1の方向から見て、前記一方の可動扉の前記凸部と、前記第3の方向において該凸部と隣り合う前記他方の可動扉の前記凸部との間に位置する、請求項1に記載のホームドア装置。
【請求項3】
前記一対の可動扉において、前記一つの凸部または前記複数の凸部の前記頂部は合成樹脂製である、請求項1または2に記載のホームドア装置。
【請求項4】
前記一対の可動扉が完全に閉じている状態において、前記一方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部と、前記他方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部とは、前記第3の方向から見て互いに重なっている、請求項1または2に記載のホームドア装置。
【請求項5】
前記一対の可動扉をそれぞれ収納する一対の戸袋を更に備え、
前記一対の可動扉が完全に閉じている状態において、前記一方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部は、前記他方の可動扉の前記一つの凸部または前記複数の凸部に対して、前記他方の可動扉を収納する前記戸袋側に位置する、請求項1または2に記載のホームドア装置。
【請求項6】
前記一対の可動扉のうち少なくとも一方において、前記一つの凸部または前記複数の凸部は、基端部から前記頂部に向かって前記第1の方向の幅が次第に小さくなる形状を有する、請求項1または2に記載のホームドア装置。
【請求項7】
前記一対の可動扉のうち少なくとも一方において、前記一つの凸部または前記複数の凸部は、基端部から前記頂部に向かって前記第1の方向の幅が一定である形状を有する、請求項1または2に記載のホームドア装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームドア装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1~5は、鉄道駅のプラットホーム上に設置されるホームドアに関する技術を開示する。特許文献1,2に記載の技術では、ドア閉じ完了後、戸先センサの感知範囲外の支障物がドアに挾まったときに、支障物を動かすこと等によって戸先センサに支障物を感知させる。続いて、ドアロックを解錠することなく、ドアを支障物がドアに挾まった状態から開放可能な一定距離にリオープンし、リオープン後、ドアを再度閉じる。特許文献3に記載の技術では、左右一対のホームドアの各々の対向辺に沿って、一対のホームドアが閉じた時に線路側とホーム側のうちの少なくとも一方に開く戸先ゴムローラ等の辺機構部を設ける。特許文献4に記載の技術では、左右一対の可動扉のうち一方の可動扉が、この一方の可動扉を格納する戸袋と当接するストッパー機構を有する。この一方の可動扉への押付トルクは、他方の可動扉への押付トルクよりも大きい。
【0003】
特許文献5に記載の技術では、基準線に対して、一方の可動扉の戸先部分が車両側に配置され、他方の可動扉の戸先部分が車両とは逆側に配置される。一方の可動扉の戸先部分の基準線側の側面を含む架空平面と、他方の可動扉の戸先部分の基準線側の側面を含む架空平面とは、互いに離間している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-137087号公報
特開2003-137086号公報
特開2010-007456号公報
特開2012-096768号公報
特開2015-080952号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、駅のプラットホームには、プラットホーム上からの乗降客の落下や列車との接触を防ぐため、開閉可能な両開きの扉を備えるホームドア装置(可動式ホーム柵とも言われている)が、車両の乗降口に対応する位置に設置されている。このようなホームドア装置では、扉が閉じられる際に乗客や物が挟み込まれる、いわゆる戸挟みに対する対策を施す必要がある。一例として、戸挟みが生じた際に、扉の戸先部分に設置されたセンサにより扉位置の異常を検知する方式、扉を作動させるモータへの負荷を検知してモータを反転動作若しくは停止させる方式、戸先部分を可動構造とする方式などが考えられる。
【0006】
しかしながら、扉位置の異常を検知する方式及びモータへの負荷を検知する方式では、指、傘先、バッグの紐部分などの細い物や厚みの無い物が挟み込まれた場合、異常を検知することができないおそれがある。異常判定の基準値を厳しくすると、誤動作の原因となる。更に、扉の戸先部分にセンサを配置すると、扉が閉じる際の衝撃によってセンサが故障する等、耐久性に問題が生じる。また、戸先部分を可動構造とする方式では、扉の構造が複雑になり、信頼性の低下やコストの増加を招いてしまう。
【0007】
そこで、特許文献5に記載されているように、一対の可動扉を互い違いに配置し、一対の可動扉の戸先部分を、可動扉の厚み方向に互いに間隔をあけて配置することが考えられる。これにより、簡易な構成によって、細い物や厚みの無い物であっても戸挟みを回避することができる。
【0008】
しかしながら、そのように一対の可動扉を互い違いに配置して戸先部分間に隙間を設けると、列車進入時の列車風による風圧がその隙間を通ってホーム側(すなわち車両とは逆側)に逃げ、ホーム上にいる乗客がその風圧を受けてしまう。また、その風圧によって可動扉に振動が生じるという問題もある。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、簡易な構成によって、細い物や厚みの無い物であっても戸挟みを回避することができ、且つ、可動扉間の隙間を通る風圧を低減できるホームドア装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するために、[1]本発明によるホームドア装置は、鉄道駅のプラットホームに設置されるホームドア装置であって、第1の方向に開閉可能な一対の可動扉を備え、第1の方向に沿った基準線を設定したとき、一対の可動扉のうち一方の可動扉の戸先部分は基準線に対して車両側に配置され、一対の可動扉のうち他方の可動扉の戸先部分は基準線に対して車両とは逆側に配置され、一方の可動扉の戸先部分の基準線側の側面を含む第1の架空平面と、他方の可動扉の戸先部分の基準線側の側面を含む第2の架空平面とが、第1の方向と交差する第2の方向に互いに離間しており、一方の可動扉は、第1の架空平面から突出する一つの凸部、または第1の方向および第2の方向の双方と交差する第3の方向に並び第1の架空平面から突出する複数の凸部を有し、他方の可動扉は、第2の架空平面から突出する一つの凸部、または第3の方向に並び第2の架空平面から突出する複数の凸部を有し、一方の可動扉の一つの凸部または複数の凸部の頂部は、他方の可動扉の一つの凸部または複数の凸部の頂部よりも他方の可動扉の第2の架空平面寄りに位置し、一方の可動扉の一つの凸部または複数の凸部は、一対の可動扉の開閉動作において他方の可動扉の一つの凸部または複数の凸部と干渉しない位置に設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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