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公開番号
2025155818
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025003592
出願日
2025-01-09
発明の名称
電子写真装置及びプロセスカートリッジ
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
5/147 20060101AFI20251002BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】高温高湿環境下における出力画像の画像流れの発生を抑制した電子写真装置及びプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】電子写真感光体と、電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、帯電された前記電子写真感光体の表面に像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、トナーを有し、かつ前記トナーによって前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写手段と、を有する電子写真装置であって、前記表面層が酸化インジウムスズ粒子及び(メタ)アクリル樹脂を含有し、トナーが、外添剤としてチタン酸ストロンチウム粒子を有することを特徴とする電子写真装置及びプロセスカートリッジを提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された前記電子写真感光体の表面に像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、かつ前記トナーによって前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写手段と、
を有する電子写真装置であって、
前記電子写真感光体が、酸化インジウムスズ粒子及び(メタ)アクリル樹脂を含有する表面層を有し、
前記トナーが、外添剤としてチタン酸ストロンチウム粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記外添剤としての前記チタン酸ストロンチウム粒子の質量の前記トナーの全質量に対する割合をA(質量%)としたとき、Aが0.5質量%以上2.5質量%以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項3】
前記外添剤としての前記チタン酸ストロンチウム粒子の質量の前記トナーの全質量に対する割合をA(質量%)とし、前記酸化インジウムスズ粒子の質量の前記表面層の全質量に対する割合をB(質量%)としたとき、
前記A(質量%)に対する前記B(質量%)の割合であるB/Aが2.5以上、35.0以下である、ことを特徴とする請求項1に記載の電子写真装置。
【請求項4】
前記チタン酸ストロンチウム粒子のBET比表面積が70m
2
/g以上110m
2
/g以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の電子写真装置。
【請求項5】
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された前記電子写真感光体の表面に像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、かつ前記トナーによって前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
を有する電子写真用プロセスカートリッジであって、
前記電子写真感光体が、酸化インジウムスズ粒子及び(メタ)アクリル樹脂を含有する表面層を有し、
前記トナーが、外添剤としてチタン酸ストロンチウム粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真用プロセスカートリッジ。
【請求項6】
前記外添剤としての前記チタン酸ストロンチウム粒子の質量の前記トナーの全質量に対する割合をA(質量%)としたとき、Aが0.5質量%以上2.5質量%以下である、ことを特徴とする請求項5に記載の電子写真用プロセスカートリッジ。
【請求項7】
前記外添剤としての前記チタン酸ストロンチウム粒子の質量の前記トナーの全質量に対する割合をA(質量%)とし、前記酸化インジウムスズ粒子の質量の前記表面層の全質量に対する割合をB(質量%)としたとき、前記A(質量%)に対する前記B(質量%)の割合であるB/Aが2.5以上、35.0以下である、ことを特徴とする請求項5に記載の電子写真用プロセスカートリッジ。
【請求項8】
前記チタン酸ストロンチウム粒子のBET比表面積が70m
2
/g以上110m
2
/g以下であることを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載の電子写真用プロセスカートリッジ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は電子写真装置及びプロセスカートリッジに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
電子写真装置又はプロセスカートリッジに搭載される電子写真感光体は、画質と耐久性向上のために、これまで幅広い検討がなされてきた。その一例として、特許文献1では、電子写真感光体(以下、「感光体」ともいう)の表面に(メタ)アクリルラジカル重合性のモノマーを含有する組成物の重合物や、フィラーとして酸化インジウムスズ粒子を用い、耐摩耗性(機械的耐久性)を向上させる検討がされている。しかし、(メタ)アクリルラジカル重合性モノマーを使用した場合、表面の摩耗が抑制されるが、反面、放電生成物が取り除けなくなるため、画像流れが発生する。ここでいう画像流れとは、放電により、表面の(メタ)アクリルラジカル重合性のモノマーの重合物の一部が劣化し、カルボキシ基を有する極性の高い成分が生成される。これらは水分を取り込むため、表面に帯電した電荷が所定の場所に保持できず流れて、画像上、トナーが流れたように見えてしまうという課題が生じている。トナー側においては特許文献2では、トナーの外添剤として、直方体形状ではない、丸みを帯びた形状のチタン酸ストロンチウム粒子を用いて、研磨摩耗することで、放電生成物をかき取ることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10678153号明細書
特開2022-34384号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明者らの検討によると、特許文献1及び2に記載の構成において、高温高湿環境下での画像流れの発生に対して、改善の余地があることが分かった。
【0005】
したがって、本開示の目的は、高温高湿環境下において、画像流れの発生を抑制する電子写真装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的は以下の本開示によって達成される。即ち、本開示の一態様によれば、本開示に係る電子写真装置は、
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された前記電子写真感光体の表面に像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、かつ前記トナーによって前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写手段と、
を有する電子写真装置であって、
前記電子写真感光体が、酸化インジウムスズ粒子及び(メタ)アクリル樹脂を含有する表面層を有し、
前記トナーが、外添剤としてチタン酸ストロンチウム粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真装置である。
さらに、本開示の別の態様によれば、上記電子写真感光体と上記トナーとを用いて、帯電手段、露光手段、現像手段を有する電子写真用プロセスカートリッジが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、長期の使用又は繰り返しの使用を通して、画像流れの発生が抑制される電子写真装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の電子写真装置の概略構成の一例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好適な実施の形態を挙げて、本開示を詳細に説明する。
本開示の一態様は、
電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電するための帯電手段と、
帯電された前記電子写真感光体の表面に像露光光を照射して前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成するための像露光手段と、
トナーを有し、かつ前記トナーによって前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像を現像して前記電子写真感光体の表面にトナー像を形成するための現像手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成されたトナー像を転写材に転写するための転写手段と、
を有する電子写真装置であって、
前記電子写真感光体が、酸化インジウムスズ粒子及び(メタ)アクリル樹脂を含有する表面層を有し、
前記トナーが、外添剤としてチタン酸ストロンチウム粒子を有する、
ことを特徴とする電子写真装置である。
【0010】
(メタ)アクリル樹脂のみの表面層は耐摩耗性には優れるが、従来の構成のトナーを使用した場合、画像流れが発生していた。
(メタ)アクリル樹脂中に金属酸化物粒子のようなフィラーを分散させた場合、さらに耐摩耗性は高くなったが、画像流れの度合が高まった。耐摩耗性に関してはフィラーと樹脂の相互作用が新たに加わることで、膜強度が高まる、いわゆるフィラー効果が作用した結果である。
このような表面層は長寿命感光体としては、好適であるが、摩耗しないがゆえに、放電で発生したカルボキシ基を有する化合物はかき取られず、蓄積し、その結果、画像が流れてしまう。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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