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公開番号
2025146610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024163848
出願日
2024-09-20
発明の名称
通信システム
出願人
株式会社JVCケンウッド
代理人
主分類
H04M
3/42 20060101AFI20250926BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】受信側の端末装置が音声通話不可能である場合に無駄なトラヒックの発生を抑制する技術を提供する。
【解決手段】第2端末装置100bは、第2基地局装置200bから受信した信号の強度をもとに音声通話が可能であるか否かを判定すると、判定結果をサーバ500に送信する。サーバ500は、受信状況として判定結果を管理する。第1端末装置100aは通話要求信号をサーバ400に送信する。サーバ400は、受信状況が音声通話可能を示す場合、第2端末装置100bに呼出信号を送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、
前記第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、
前記第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、
前記第1基地局装置と前記第2基地局装置とを接続し、前記第1端末装置と前記第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、
前記コアネットワークに接続され、前記第1端末装置と前記第2端末装置との通話を管理し、前記第2基地局装置からの信号に対する前記第2端末装置での受信状況を管理するサーバとを備え、
前記第2端末装置は、前記第2基地局装置から受信した信号の強度をもとに音声通話が可能であるか否かを判定すると、判定結果を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記第2端末装置からの前記判定結果を受信すると、前記受信状況として前記判定結果を管理し、
前記第1端末装置は、前記第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記受信状況が音声通話可能を示す場合、前記コアネットワークと前記第2基地局装置とを介して前記第2端末装置に呼出信号を送信する、
通信システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2端末装置は、
信号強度のしきい値を記憶する記憶部と、
前記第2基地局装置からの信号の強度を測定する通信部と、
前記通信部が測定した信号の強度と前記信号強度のしきい値とを比較して、信号の強度が前記しきい値よりも大きい場合に音声通話可能と判定し、信号の強度が前記しきい値以下の場合に音声通話不可能と判定する制御部と、
を備える、
請求項1に記載の通信システム。
【請求項3】
音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、
前記第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、
前記第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、
前記第1基地局装置と前記第2基地局装置とを接続し、前記第1端末装置と前記第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、
前記コアネットワークに接続され、前記第1端末装置と前記第2端末装置との通話を管理し、前記第2基地局装置からの信号に対する前記第2端末装置での受信状況を管理するサーバとを備え、
前記第2端末装置は、前記第2基地局装置から受信した信号の強度を測定し、強度の情報を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記第2端末装置からの前記強度の情報を受信すると、前記受信状況として前記強度の情報を管理し、
前記第1端末装置は、前記第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号を前記サーバに送信し、
前記サーバは、前記受信状況が音声通話可能な強度を示す場合、前記コアネットワークと前記第2基地局装置とを介して前記第2端末装置に呼出信号を送信する、
通信システム。
【請求項4】
音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、
前記第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、
前記第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、
前記第1基地局装置と前記第2基地局装置とを接続し、前記第1端末装置と前記第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、
前記コアネットワークに接続され、かつ前記第1端末装置と前記第2端末装置との通話を管理する第1サーバと、
前記コアネットワークに接続され、かつ前記第2基地局装置からの信号に対する前記第2端末装置での受信状況を管理する第2サーバとを備え、
前記第2端末装置は、前記第2基地局装置から受信した信号の強度をもとに音声通話が可能であるか否かを判定すると、判定結果を前記第2サーバに送信し、
前記第2サーバは、前記第2端末装置からの前記判定結果を受信すると、前記受信状況として前記判定結果を管理し、
前記第1端末装置は、前記第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号を前記第1サーバに送信し、
前記第1サーバは、前記第1端末装置からの前記通話要求信号を受信すると、前記第2サーバから前記受信状況を取得し、
前記第1サーバは、前記受信状況が音声通話可能を示す場合、前記コアネットワークと前記第2基地局装置とを介して前記第2端末装置に呼出信号を送信する、
通信システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信技術に関し、特に音声通話を提供する通信システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
PTT(Push to Talk)機能は、半二重無線機のような使い勝手をユーザに提供する機能である。ユーザは電話番号などを入力することなく通話ボタンを押すだけで、他の複数のユーザに発呼し、発話することができる。他のユーザは、応答ボタンを押さなくてもそのユーザの携帯電話機から発話内容が音声出力される。PTT機能を移動通信網により提供するサービスがPoC(Push-to-Talk over Cellular)サービスである(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-527942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
PoCでは、PoCサーバにセッションを設定された端末装置(PoC端末)が音声信号を受信するが、当該端末装置がフリンジ付近(弱電界環境下)に存在する場合、音声信号の受信に失敗が発生したり、音声通話ができなかったりする。LTE(Long Term Evolution)通信システムを例に挙げると、一般的に端末装置は、基地局装置から報知された基準信号(CRS(Cell-specific Reference Signal))を受信してRSRP(Reference Signal Received Power)またはRSRQ(Reference Signal Received Quality)を測定し、測定結果を基地局装置に報告する。基地局装置は、測定結果に応じて端末装置との無線ベアラ区間のRRC(Radio Resource Control)接続を切断する。しかしながら、移動通信網は、RRC接続が切断してもコアネットワークのEPS(Evolved Packet System)ベアラを維持する。そのため、送信側の端末装置(以下、「第1端末装置」という)から受信側の端末装置(以下、「第2端末装置」という)への通話(PoC通話用のセッションの確立)を試みる際、PoCサーバは、第2端末装置へセッションの設定を試みる。この処理は、第2端末装置がフリンジ付近に存在することによって音声通話できなくてもなされる。その結果、受信側の端末装置が音声通話不可能である場合に、無駄なトラヒックが発生する。
【0005】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信側の端末装置が音声通話不可能である場合に無駄なトラヒックの発生を抑制する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通信システムは、音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、第1基地局装置と第2基地局装置とを接続し、第1端末装置と第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、コアネットワークに接続され、第1端末装置と第2端末装置との通話を管理し、第2基地局装置からの信号に対する第2端末装置での受信状況を管理するサーバとを備える。第2端末装置は、第2基地局装置から受信した信号の強度をもとに音声通話が可能であるか否かを判定すると、判定結果をサーバに送信し、サーバは、第2端末装置からの判定結果を受信すると、受信状況として判定結果を管理し、第1端末装置は、第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号をサーバに送信し、サーバは、受信状況が音声通話可能を示す場合、コアネットワークと第2基地局装置とを介して第2端末装置に呼出信号を送信する。
【0007】
本発明の別の態様は、通信システムである。この通信システムは、音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、第1基地局装置と第2基地局装置とを接続し、第1端末装置と第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、コアネットワークに接続され、第1端末装置と第2端末装置との通話を管理し、第2基地局装置からの信号に対する第2端末装置での受信状況を管理するサーバとを備える。第2端末装置は、第2基地局装置から受信した信号の強度を測定し、強度の情報をサーバに送信し、サーバは、第2端末装置からの強度の情報を受信すると、受信状況として強度の情報を管理し、第1端末装置は、第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号をサーバに送信し、サーバは、受信状況が音声通話可能な強度を示す場合、コアネットワークと第2基地局装置とを介して第2端末装置に呼出信号を送信する。
【0008】
本発明の別の態様の通信システムは、音声通話可能な第1端末装置と第2端末装置と、第1端末装置と無線通信可能な第1基地局装置と、第2端末装置と無線通信可能な第2基地局装置と、第1基地局装置と第2基地局装置とを接続し、第1端末装置と第2端末装置のそれぞれとの通信網を設定するコアネットワークと、コアネットワークに接続され、かつ第1端末装置と第2端末装置との通話を管理する第1サーバと、コアネットワークに接続され、かつ第2基地局装置からの信号に対する第2端末装置での受信状況を管理する第2サーバとを備える。第2端末装置は、第2基地局装置から受信した信号の強度をもとに音声通話が可能であるか否かを判定すると、判定結果を第2サーバに送信し、第2サーバは、第2端末装置からの判定結果を受信すると、受信状況として判定結果を管理し、第1端末装置は、第2端末装置との通話を開始する際に通話要求信号を第1サーバに送信し、第1サーバは、第1端末装置からの通話要求信号を受信すると、第2サーバから受信状況を取得し、第1サーバは、受信状況が音声通話可能を示す場合、コアネットワークと第2基地局装置とを介して第2端末装置に呼出信号を送信する。
【0009】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、受信側の端末装置が音声通話不可能である場合に無駄なトラヒックの発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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