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公開番号2025158233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-17
出願番号2024060578
出願日2024-04-04
発明の名称ステータ構造及び同期電動機
出願人多摩川精機株式会社,国立大学法人信州大学
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 1/16 20060101AFI20251009BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータ各部の磁束分布の影響による損失を軽減して効率を高めることが可能なステータ構造及び同期電動機を提供する。
【解決手段】ロータの周囲に配置され、環状磁路部110と、環状磁路部110から径方向内側へ向けて所定角度間隔で突出する複数の突出磁極部120とを有し、複数の突出磁極部120のそれぞれの先端には、ロータ200の回転方向R前方側に延伸する第1つば部130Fと、ロータ200の回転方向R後方側に延伸する第2つば部130Rとが形成され、突出磁極部120から第1つば部130Fの回転方向R前方側の端部までの第1長さL1と、突出磁極部120から第2つば部130Rの回転方向R後方側の端部までの第2長さL2とは、L1<L2の関係を満たす。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ロータ(200)の周囲に配置され、環状磁路部(110)と、前記環状磁路部(110)から径方向内側へ向けて所定角度間隔で突出する複数の突出磁極部(120)とを有し、
前記複数の突出磁極部(120)のそれぞれの先端には、前記ロータ(200)の回転方向(R)前方側に延伸する第1つば部(130F)と、前記ロータ(200)の回転方向(R)後方側に延伸する第2つば部(130R)とが形成され、
前記突出磁極部(120)から前記第1つば部(130F)の回転方向(R)前方側の端部までの第1長さL1と、前記突出磁極部(120)から前記第2つば部(130R)の回転方向(R)後方側の端部までの第2長さL2とは、L1<L2の関係を満たすよう構成される、
ステータ構造。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記第1つば部(130F)の前記第1長さL1と前記第2つば部(130R)の前記第2長さL2とは、0.45≦(L1/L2)≦0.95
の関係を満たすよう構成される、
請求項1に記載のステータ構造。
【請求項3】
前記突出磁極部(120)には、コイル(150)が集中巻として巻回される、
請求項1に記載のステータ構造。
【請求項4】
前記複数の突出磁極部(120)のうちの隣接する突出磁極部(120)において、周方向に対向する前記第1つば部(130F)と前記第2つば部(130R)との間に、磁性粉体成型体により構成された磁性くさび(160)を備える、
請求項1に記載のステータ構造。
【請求項5】
前記磁性くさび(160)は、前記環状磁路部(110)と前記突出磁極部(120)とを構成する磁性材より小さい透磁率を有する前記磁性粉体成型体により構成される、
請求項4に記載のステータ構造。
【請求項6】
コイル(150)は、前記第1つば部(130F)から一定の距離を保つように前記突出磁極部(120)に巻回される、
請求項1に記載のステータ構造。
【請求項7】
永久磁石を埋め込まれてN極とS極とを表面の周方向に交互に生じさせる前記ロータ(200)と、
前記ロータ(200)の周囲に配置される請求項1~6のいずれか一項にステータ(100)と、
を有する永久磁石埋込み型の同期電動機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータ構造及び同期電動機に関し、特に、ステータ内の磁束分布に起因する損失に配慮されたステータ構造及び同期電動機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
同期電動機において、永久磁石を埋め込まれたロータの周囲に、突出磁極部にステータコイル(以下、「コイル」と言う)を巻回されるステータが存在している。この種の永久磁石埋込型の同期電動機において、ステータの突出磁極部先端のつば部の形状を調整することで、効率を高める試みが、特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-27369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された技術は、図14に示すように、ロータ200の周囲に配置されたステータ100について、環状磁路部110から径方向内側へ向けて所定角度間隔で突出する複数の突出磁極部120を有し、突出磁極部120の先端には、ロータ200の回転方向R前方側に延伸する第1つば部130Fを設けると共に、ロータ200の回転方向R後方側のつば部を切り落としている。これにより、ステータにおける鉄損を改善しようと試みている。
【0005】
同期電動機のステータ各部の磁束分布の影響を考慮し、各種の損失を総合的に判断すると、図14に示す従来の構成では総合的に損失を軽減できず、効率を高めることが難しいと判明した。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、ステータ各部の磁束分布の影響による損失を軽減して効率を高めることが可能なステータ構造及び同期電動機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明に係るステータ構造は、ロータの周囲に配置され、環状磁路部と、環状磁路部から径方向内側へ向けて所定角度間隔で突出する複数の突出磁極部とを有し、複数の突出磁極部のそれぞれの先端には、ロータの回転方向前方側に延伸する第1つば部と、ロータの回転方向後方側に延伸する第2つば部とが形成され、突出磁極部から第1つば部の回転方向前方側の端部までの第1長さL1と、突出磁極部から第2つば部の回転方向後方側の端部までの第2長さL2とは、L1<L2の関係を満たすよう構成される。
【0008】
この発明に係るステータ構造において、第1つば部の第1長さL1と第2つば部の第2長さL2とは、0.45≦(L1/L2)≦0.95の関係を満たすよう構成されていてもよい。
【0009】
この発明に係るステータ構造の突出磁極部には、コイルが集中巻として巻回される構成であってもよい。
【0010】
この発明に係るステータ構造において、複数の突出磁極部のうちの隣接する突出磁極部において、周方向に対向する第1つば部と第2つば部との間に、磁性粉体成型体により構成された磁性くさびを備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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