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公開番号2025161887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2025135559
出願日2025-08-15
発明の名称端末及び通信方法
出願人株式会社NTTドコモ
代理人弁理士法人ITOH
主分類H04W 74/0833 20240101AFI20251017BHJP(電気通信技術)
要約【課題】NTN(Non-Terrestrial Network)においてイニシャルアクセスを適切に実行すること。
【解決手段】端末は、NTN(Non-Terrestrial Network)環境において、GNSS(Global Navigation Satellite System)情報を利用しない場合、GNSS情報を利用する場合又はTN(Terrestrial Network)環境の場合と異なるPRACH(Physical random access channel)設定パラメータを使用することを決定する制御部と、前記PRACH設定パラメータを使用して、PRACHを送信する通信部とを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）環境において、ＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ（Terrestrial Network）環境の場合と異なるＰＲＡＣＨ（Physical random access channel）設定パラメータを使用することを決定する制御部と、
前記ＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用して、ＰＲＡＣＨを送信する通信部とを有する端末。
続きを表示（約 690 文字）【請求項２】
前記制御部は、ＧＮＳＳ情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ環境の場合よりも大きいシーケンス長を含む前記ＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用することを決定する請求項１記載の端末。
【請求項３】
前記制御部は、ＧＮＳＳ情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ環境の場合よりも大きいサイクリックプリフィックス長を含む前記ＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用することを決定する請求項１記載の端末。
【請求項４】
前記制御部は、ＧＮＳＳ情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ環境の場合と異なるＰＲＡＣＨリソースを使用することを決定する請求項１記載の端末。
【請求項５】
前記制御部は、ＴＡ（Timing Advance）誤差、周波数誤差又はＧＮＳＳ精度に基づいて、ＧＮＳＳ情報を利用しない場合のＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用するか否かを決定する請求項１記載の端末。
【請求項６】
ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）環境において、ＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ（Terrestrial Network）環境の場合と異なるＰＲＡＣＨ（Physical random access channel）設定パラメータを使用することを決定する手順と、
前記ＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用して、ＰＲＡＣＨを送信する手順とを端末が実行する通信方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ＬＴＥ（Long Term Evolution）の後継システムであるＮＲ（New Radio）（「５Ｇ」ともいう。）においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている（例えば非特許文献１）。
【０００３】
また現在、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）が検討されている。ＮＴＮとは、衛星等の非地上型ネットワークを使用して、地上型５Ｇネットワークでは主にコスト面でカバーできないエリアにサービスを提供するものである（例えば非特許文献２及び非特許文献３）。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
3GPP TS 38.300 V18.4.0 (2024-12)
3GPP TR 38.821 V16.2.0 (2023-03)
小西他，"HAPS移動通信システムにおける下りリンク周波数共用に関する一検討"，電子情報通信学会総合大会，B-17-1，2020年
3GPP TS 38.331 V18.4.0 (2024-12)
3GPP TS 38.211 V18.5.0 (2024-12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来、ＮＴＮでは同期ソースとして、ＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）が必須であった。一方で、頻繁にＧＮＳＳ情報を取得する場合端末における消費電力が増大すること、及び環境によってはＧＮＳＳ信号が利用できない場合がある。そのため大きなタイミングアドバンスの誤差、異なるＵＥ間の送信衝突が発生し得る。したがって、ＧＮＳＳ信号が利用できない場合、イニシャルアクセスが有効に機能しない可能性がある。
【０００６】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）においてイニシャルアクセスを適切に実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
開示の技術によれば、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）環境において、ＧＮＳＳ（Global Navigation Satellite System）情報を利用しない場合、ＧＮＳＳ情報を利用する場合又はＴＮ（Terrestrial Network）環境の場合と異なるＰＲＡＣＨ（Physical random access channel）設定パラメータを使用することを決定する制御部と、前記ＰＲＡＣＨ設定パラメータを使用して、ＰＲＡＣＨを送信する通信部とを有する端末が提供される。
【発明の効果】
【０００８】
開示の技術によれば、ＮＴＮ（Non-Terrestrial Network）においてイニシャルアクセスを適切に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
ＮＴＮの例（１）を示す図である。
ＮＴＮの例（２）を示す図である。
ＮＴＮの例（３）を示す図である。
ＮＴＮの例（４）を示す図である。
本発明の実施の形態における初期アクセス動作の例を説明するためのフローチャートである。
本発明の実施の形態における基地局１０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における端末２０の機能構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態における基地局１０又は端末２０のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
（【００１１】以降は省略されています）

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