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公開番号2025163804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067338
出願日2024-04-18
発明の名称容器
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類B65D 1/02 20060101AFI20251023BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】インクを収容する樹脂層の周囲に紙層を有する容器においてインクを視認可能とする開口を設ける場合に、インクによる容器の浸食を抑制する。
【解決手段】液体インクの収容部と、収容されたインクを記録装置に供給する供給部を備える容器であり、収容部は、内側の層である樹脂層と、容器の外部に面する層である紙層を有する層構造をなし、紙層には開口が設けられ、容器の外部から開口を介して収容部に収容された前記インクを視認可能である容器を用いる。この構成により、プラスチック容器の紙製容器への切り替えを促進できる。本明細書に記載の技術は脱炭素/循環型社会などの持続可能な社会の実現に貢献し得る。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
液体のインクを収容する収容部と、
前記収容部に収容された前記インクを記録装置に供給する供給部と、
を備える容器であって、
前記収容部は、内側の層である樹脂層と、前記容器の外部に面する層である紙層を有する層構造をなし、
前記紙層には開口が設けられ、
前記容器の外部から、前記開口を介して、前記収容部に収容された前記インクを視認可能である
ことを特徴とする容器。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記収容部においては、前記樹脂層のみが前記インクに接する
ことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記開口に対応する領域においては、前記樹脂層の厚みが、それ以外の領域よりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記開口に対応する領域においては、前記樹脂層を前記容器の内側に向かって盛り上げることにより、前記樹脂層の厚みを厚くする
ことを特徴とする請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記開口に対応する領域において、前記樹脂層よりも外側に、光の透過率を低下させるフィルムが設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の容器。
【請求項6】
前記フィルムは、前記樹脂層よりも外側かつ前記紙層よりも内側の位置と、前記樹脂層および前記紙層よりも外側の位置と、の少なくともいずれかに設けられている
ことを特徴とする請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記フィルムは、可視光および紫外線に対する光透過率が40%以下である
ことを特徴とする請求項5または6に記載の容器。
【請求項8】
前記フィルムは、紫外線の透過率の方が可視光の透過率よりも低い
ことを特徴とする請求項7に記載の容器。
【請求項9】
前記容器の外部から、前記フィルムおよび前記樹脂層を通して前記収容部の内部を視認したときの光透過率は20%以下である
ことを特徴とする請求項5または6に記載の容器。
【請求項10】
前記開口に対応する領域には、開状態では前記収容部に収容された前記インクを視認可能とする開閉部材が設けられる
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の容器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
現在、インクジェットプリンタ向けインク容器には、プラスチック容器が多用されている。しかし、プラスチック製品には、リサイクルコストが相対的に高い、廃棄された場合の自然環境への負荷が大きい、等の特性がある。そこで環境対応の観点から、プラスチックの使用比率を低下させ、代替として紙を用いることが考えられている。紙製容器、または紙の比率を高めた容器(以下、これらの紙が主要な構成材料である容器をまとめて「紙製容器」とも呼ぶ)は、基材が紙であり、不透明である。そのため紙を液体用容器として用いる場合、中身を確認することができない。そこで一般的に容器を切り欠いて、窓部を設ける方法がある。
【0003】
特許文献1は、液体を収容可能となるように加工された紙製容器の一部を切り欠いて窓部を設け、その切り欠け窓部に、容器の内側から、ガスバリア性を有するフィルムや保護膜を接着する構成を開示する。これにより、紙製容器に内容物が見やすい透明な窓部を設けることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-008060号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、紙製容器の内側から、接着剤を用いてフィルムや保護膜を接着している。そのため、接着剤部の部分にインクが浸食するおそれがある。このため、接着剤の部分へ浸食したインクによってフィルムや保護膜に剥がれや欠損が生じるおそれがある。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、インクを収容する樹脂層の周囲に紙層を有する容器においてインクを視認可能とする開口を設ける場合に、インクによる容器の浸食を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下の構成を採用する。すなわち、
液体のインクを収容する収容部と、
前記収容部に収容された前記インクを記録装置に供給する供給部と、
を備える容器であって、
前記収容部は、内側の層である樹脂層と、前記容器の外部に面する層である紙層を有する層構造をなし、
前記紙層には開口が設けられ、
前記容器の外部から、前記開口を介して、前記収容部に収容された前記インクを視認可能である
ことを特徴とする容器である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、インクを収容する樹脂層の周囲に紙層を有する容器においてインクを
視認可能とする開口を設ける場合に、インクによる容器の浸食を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の課題である接着部へのインクの浸食を示す模式図
本開示の技術的思想を適用可能なインク収容容器の模式図
本開示の技術的思想を適用可能なインク収容容器における窓の模式図
本開示に係るインク収容容器を適用可能なプリンタを示す模式図
本開示に係るインク収容容器からインクを充填する様子を示す模式図
第1実施形態における層構成の一例を示す模式図
第1実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
第1実施形態における切り欠き窓外観の一例を示す模式図
第1実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
第1実施形態における窓を覆うフィルム構成の一例を示す模式図
第1実施形態における窓を覆うフィルム外観の一例を示す模式図
本開示の技術的思想を適用可能な窓形状の一例を示す模式図
第1実施形態における窓形状の一例を示す模式図
第2実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
第2実施形態における切り欠き窓外観の一例を示す模式図
第2実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
第3実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
第4実施形態における切り欠き窓構成の一例を示す模式図
本開示の技術的思想を適用可能なボトル形状型容器の模式図
本開示の技術的思想を適用可能な屋根形状型容器の模式図
本開示の技術的思想を適用可能な袋形状型容器の模式図
本開示の技術的思想を適用可能なレンガ形状型容器の模式図
本開示の技術的思想を適用可能な缶形状型容器の模式図
切り欠き窓に設けられる開閉部材を示す模式図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り、後の説明においても初めの説明と同様のものである。特に図示あるいは記述をしない構成や工程には、当該技術分野の周知技術または公知技術を適用することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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