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公開番号2025165083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-04
出願番号2024068961
出願日2024-04-22
発明の名称餌付き針の餌取り防止具
出願人個人
代理人
主分類A01K 83/06 20060101AFI20251027BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】小魚などの餌取りから餌付き針を守り、対象魚が餌付き針に食い付いた場合、違和感を感じさせない餌取り防止具を提供する。
【解決手段】餌付き針13を籠2内に収納し、蓋3を閉鎖して水面に投入するが、着水まで籠2と蓋3は、重力の関係で遊動パイプ4の下方に下がり、水中では遊動パイプ錘5と蓋3の水抵抗により閉鎖状態を維持しつつ設定の水深、つまり餌付き針の餌取り防止具本体が沈降して、道糸16に取り付けた誘導ウキ15がウキ止め14に接すると、籠2の浮力と蓋3に取り付けた蓋錘8の重力により蓋3は開放されて、餌付き針13が海中に放出される構造であり、設定水深に達するまでは餌取りから餌付き針13を守られ、対象魚が餌付き針13に食い付いた場合、道糸16は遊動パイプ4内を通るため、餌付き針の餌取り防止具本体に対する違和感は無い。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
遊動パイプ(4)は下方向へ、籠(2)、蓋(3)、遊動パイプ錘(5)の順で縦方向に貫通しており、最上部に位置する上部係止環(6)は前記遊動パイプ(4)に固定され、最下部に位置する下部係止環(7)についても前記遊動パイプ(4)に固定される形状であり、前記遊動パイプ錘(5)は前記下部係止環(7)の上方で固定されている。前記籠(2)は、餌付き針(13)を収納するための大開口を下方に持ち、水より少し軽く、前記籠(2)の前記開口を下方より開閉する前記蓋(3)は、水より少し重く、前記籠(2)と前記蓋(3)は、前記遊動パイプ(4)において、最上部の前記上部係止環(6)と前記遊動パイプ錘(5)間で、自由に遊動出来る特徴を持っている。また、道糸(16)は前記遊動パイプ(4)の内部を通るため、前記道糸(16)の上方向の延長に取り付けたウキ止め(14)で止まったウキペットを取り付けたウキ(以下「遊動ウキ」という)(15)と、前記道糸(16)の最下部に取り付けたサルカン(17)間で前記遊動パイプ(4)は自由に動け、海中での前記道糸(16)を下方向へ引く動作では、前記誘導ウキ(15)が前記ウキ止め(14)に接触するまでの間は、前記、籠(2)、蓋(3)、遊動パイプ(4)、遊動パイプ錘(5)、上部係止環(6)、下部係止環(7)の抵抗を受けなく出来る特徴を持つ餌付き針の餌取り防止具。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記餌付き針(13)が前記遊動パイプ(4)への絡みつきを防止するため、前記籠(2)には、内部空間を縦方向に分断する籠内隔壁(10)を形成する請求項1記載の餌付き針の餌取り防止具。
【請求項3】
前記蓋(3)は、前記蓋(3)に取り付けた蓋錘(8)を含め水より少し重く、前記蓋(3)の下面は、平面または平面に近い形状をなす請求項1または請求項2記載の餌付き針の餌取り防止具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣りにおいて餌付き針を籠に格納保持して、海中の設定水深に達するまで小魚などの餌取りから守る、餌取り防止具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磯や防波堤でのふかせ釣りでは、ポイントにシャクで撒餌をして餌付きの針を撒餌付近に投入して、撒餌と同調させながら潮に流して大物を釣り上げるのが主流であるが、春から夏にかけての水温上昇につれ、餌取りと呼ばれる小魚が多数発生して、ウキに当たりが出る前に刺し餌を食べられてしまうことが多く、経験の浅い釣り師の夏場では、殆どウキ当たりが出ない状況にあり、釣師は如何にこの餌取りを交わして餌付き針を海底の大物に届けるかが釣果に繋がる。
【0003】
この餌付き針は、裸の状態で餌取りに見つかれば直ぐに餌だけを食べられてしまうことから、先行技術文献を見ると沈降時は開口部が閉鎖されていて、目的の棚に達した際の竿をしゃくり上げる操作により、水流を感じてストッパーが解除され、海中に餌付き針が放出される仕組みの器具が掲載されている。
【0004】
しかし、これらの商品は、店頭やインターネット画面で見かけることは無く、魚が餌付き針に食らいついた時に、器具の抵抗を感じ、違和感から餌付き針を放してしまうと推察でき、指示されなかったと思われる。
【0005】
また、市販物では、撒餌と餌付き針を同室又は、別室に格納して海中へ投入する遠投籠なる物品(非特許文献1)が販売されているが、これも器具の抵抗を感じ、違和感から餌付き針を放してしまう頻度が多いと推察できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平8-275704号
特開2010-178727号
実用新案登録第3077300号
【非特許文献】
【0007】
有限会社サニー商事製の「アポロカゴ」令和6年4月5日 インターネット検索 URL https://sany32.com/ec-cube/user_data/apollo_entou_kago
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、魚釣りにおいて餌付き針を小魚などの餌取りから守りつつ設定の水深まで届け、魚が餌付き針に食らいついた際、違和感を最小に留め、使用が容易な漁具を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、餌付き針13を籠2内に収納し、蓋3を閉鎖して水面へ餌付き針の餌取り防止具を投入するが、着水まで籠2と蓋3は、重力の関係で遊動パイプ4の下方に下がり、水中では遊動パイプ錘5と蓋3の水抵抗により、籠2は、閉鎖状態を維持しつつ設定の水深、つまり餌付き針の餌取り防止具が沈降して、道糸16に取り付けられたウキペットを取り付けたウキ(以下「遊動ウキ」という)15がウキ止め14に接すると、籠2の浮力と蓋3に取り付けた蓋錘8の重力により蓋3は開放され、籠2内に収納された餌付き針13が海中に放出される機能を持ち、誘導ウキ15に繋がる道糸16は遊動パイプ4の内部を通る構造であり、餌付き針13に食い付いた魚が、違和感なく食い込むとされる請求項1の餌付き針の餌取り防止具を提供する。
【0010】
また、請求項2の籠内隔壁10を設けているため、餌付き針13が籠2内中心部の遊動パイプ4に絡みつかず、餌付き針13の籠2への挿入も容易で扱い易い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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