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公開番号2025165743
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-05
出願番号2024070023
出願日2024-04-23
発明の名称グリニャ-ル試薬の製造方法、及びアセチルチオケトン誘導体の製造方法
出願人株式会社トクヤマ
代理人
主分類C07F 3/02 20060101AFI20251028BHJP(有機化学)
要約【課題】グリニャ-ル試薬の効率的な製造方法、及び、このグリニャ-ル試薬を用いたアセチルチオケトン誘導体の製造方法を提供する。
【解決手段】グリニャ-ル試薬の製造方法は、ヨウ素存在下、下記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体と、マグネシウムとを接触させることを含む。式(IX)において、R10及びR11は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、又は、炭素数1以上5以下のアルコキシ基である。Ar1は、炭素数5以上12以下のアリレン基、又は、炭素数4以上10以下であり、ヘテロ原子数が1以上3以下のヘテロアリレン基である。Aは、直結又は酸素原子である。
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【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ヨウ素存在下、下記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体と、マグネシウムとを接触させてグリニャ-ル試薬を得ることを含む、グリニャ-ル試薬の製造方法:
JPEG
2025165743000034.jpg
24
67
前記式(IX)において、

10
及びR
11
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、又は、炭素数1以上5以下のアルコキシ基であり、
Ar

は、炭素数5以上12以下のアリレン基、又は、炭素数4以上10以下であり、ヘテロ原子数が1以上3以下のヘテロアリレン基であり、
Aは、直結又は酸素原子であり、

13
は、水素原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、置換基にハロゲン原子を有してもよい炭素数5以上8以下のアリール基、又は、炭素数3以上6以下であり、ヘテロ原子数1以上2以下のヘテロシクロアルカン基であり、

10
は、塩素原子又は臭素原子である。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
1モルの前記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体に対する、前記ヨウ素の量は、0.01モル以上0.05モル以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
1モルの前記マグネシウムに対する、前記ヨウ素の量は、0.005モル以上0.025モル以下である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項4】
前記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体と前記マグネシウムとの接触は、テトラヒドロフラン、ジエチルエ-テル、及び1,2-ジメトキシエタンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む有機溶媒存在下で行われる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体と前記マグネシウムとの接触は、20℃以上80℃以下の温度範囲内で行われる、請求項1に記載の製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法で得られたグリニャ-ル試薬と1価銅イオン試薬とを接触させて得られた銅錯体と、下記式(3)に表されるアセチルチオ酸クロリド誘導体とを接触させて、下記式(4)に表されるアセチルチオケトン誘導体を得ることを含む、アセチルチオケトン誘導体の製造方法:
JPEG
2025165743000035.jpg
35
83
式(3)において、


、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立に、保護基であり、
JPEG
2025165743000036.jpg
54
95
式(4)において、


、R

、R

、及びR

は、式(3)におけるものと同義であり、

10
、R
11
、Ar

、A、及びR
13
は、式(IX)におけるものと同義である。
【請求項7】
前記銅錯体と前記式(3)に表されるアセチルチオ酸クロリド誘導体との接触は、-15℃以上10℃以下の温度範囲内で行われる、請求項6に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、グリニャ-ル試薬の製造方法、及びアセチルチオケトン誘導体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ナトリウム-グルコ-ス共輸送担体-2(SGLT-2)阻害剤は、抗糖尿病薬として有用である。SGLT-2阻害剤は、グルコノラクトン環若しくはチオグルコノラクトン環にアグリコン部分が直結した構造を有する。SGLT-2阻害剤としては、例えば、下記式に示すように、カナグリフロジン、ダパグリフロジン、イプラグリフロジン、エンパグリフロジン、ルセオグリフロジン、トフォグリフロジン等が知られている。
【0003】
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99
170
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-159769号公報
国際公開第2016/098016号公報
特開2021-161106号公報
特開2019-210283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、効率的なグリニャ-ル試薬の製造方法、及び、このグリニャ-ル試薬を用いたアセチルチオケトン誘導体の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一側面によると、グリニャ-ル試薬の製造方法が提供される。この製造方法は、ヨウ素存在下、下記式(IX)に表されるハロゲノベンゼン誘導体と、マグネシウムとを接触させることを含む。
【0007】
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2025165743000003.jpg
24
67
【0008】
式(IX)において、R
10
及びR
11
は、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、又は、炭素数1以上5以下のアルコキシ基である。Ar

は、炭素数5以上12以下のアリレン基、又は、炭素数4以上10以下であり、ヘテロ原子数が1以上3以下のヘテロアリレン基である。Aは、直結又は酸素原子である。R
13
は、水素原子、炭素数1以上5以下のアルキル基、置換基にハロゲン原子を有してもよい炭素数5以上8以下のアリール基、又は、炭素数3以上6以下であり、ヘテロ原子数1以上2以下のヘテロシクロアルカン基である。X
10
は、塩素原子又は臭素原子である。
【0009】
他の側面によると、アセチルチオケトン誘導体の製造方法が提供される。この製造方法は、銅錯体と下記式(3)に表されるアセチルチオ酸クロリド誘導体とを接触させて、下記式(4)に表されるアセチルチオケトン誘導体を得ることを含む。銅錯体は、他の側面に係るグリニャ-ル試薬と1価銅イオン試薬とを接触させて得られる。
【0010】
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2025165743000004.jpg
35
83
(【0011】以降は省略されています)

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