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公開番号
2025094811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210578
出願日
2023-12-13
発明の名称
自硬性材料の製造方法
出願人
株式会社大林組
,
国立大学法人 名古屋工業大学
,
国立大学法人北海道大学
,
シーカ テクノロジー アクチェンゲゼルシャフト
代理人
弁理士法人一色国際特許事務所
主分類
C04B
28/26 20060101AFI20250618BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約
【課題】施工性の向上を図る。
【解決手段】フライアッシュを未燃炭素除去処理して、未燃炭素除去処理済フライアッシュを生成する第1工程と、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュにメカノケミカル処理を施し、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュの表面を活性化させる第2工程と、強アルカリ溶液とケイ素微粉末を混ぜ合わせ、前記強アルカリ溶液にケイ素成分が溶出されたケイ素混合物を作製する第3工程と、表面が活性化された前記未燃炭素除去処理済フライアッシュと前記ケイ素混合物とを混ぜ合わせる第4工程と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
フライアッシュを未燃炭素除去処理して、未燃炭素除去処理済フライアッシュを生成する第1工程と、
前記未燃炭素除去処理済フライアッシュにメカノケミカル処理を施し、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュの表面を活性化させる第2工程と、
強アルカリ溶液とケイ素微粉末を混ぜ合わせ、前記強アルカリ溶液にケイ素成分が溶出されたケイ素混合物を作製する第3工程と、
表面が活性化された前記未燃炭素除去処理済フライアッシュと前記ケイ素混合物とを混ぜ合わせる第4工程と、
を有することを特徴とする自硬性材料の製造方法。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記第1工程において、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュ中の前記未燃炭素の含有率を1%以下にする、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記未燃炭素除去処理は、前記フライアッシュを加熱する加熱処理である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項4】
請求項3に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記加熱処理は、加熱装置で1時間以内である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項5】
請求項3に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記加熱処理の温度は500℃以上600℃以下である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項6】
請求項1に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記強アルカリ溶液と、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュ及び前記ケイ素微粉末を含む結合材と、の比は25%以上40%以下である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記結合材における、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュの割合は90%以上である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記ケイ素微粉末におけるケイ素濃度は、40000PPM以上である、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
【請求項9】
請求項1~請求項8の何れか1項に記載の自硬性材料の製造方法であって、
前記自硬性材料は、セメントを含有しない、
ことを特徴とする自硬性材料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自硬性材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
セメントーペースト、モルタル、及びコンクリート等の自硬性材料として、普通ポルトランドセメント等のセメント系材料が広く普及している。また、セメント系材料に代えて石炭灰(フライアッシュ)を母材とする自硬性材料の開発がなされている。例えば、特許文献1には、メカノケミカル処理によって表面が活性化されたフライアッシュと、強アルカリ溶液とケイ素粉末とを混合した混合物と、を混合することで緻密性の高い自硬性材料を得られることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-218070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、石炭灰を用いて自硬性材料を製造する場合、流動性の改善が望まれるなど施工性に課題があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、施工性の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、フライアッシュを未燃炭素除去処理して、未燃炭素除去処理済フライアッシュを生成する第1工程と、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュにメカノケミカル処理を施し、前記未燃炭素除去処理済フライアッシュの表面を活性化させる第2工程と、強アルカリ溶液とケイ素微粉末を混ぜ合わせ、前記強アルカリ溶液にケイ素成分が溶出されたケイ素混合物を作製する第3工程と、表面が活性化された前記未燃炭素除去処理済フライアッシュと前記ケイ素混合物とを混ぜ合わせる第4工程と、を有することを特徴とする自硬性材料の製造方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、施工性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
石炭灰中の未燃炭素の電子顕微鏡(SEM)像である。
本実施形態における自硬性材料の製造方法のフロー図である。
硬化体が形成される様子を示す概略図である。
加熱温度と未燃炭素量の関係を示す図である。
試験材料の一覧を示す図である。
供試体の配合を示す図である。
図7A~図7Fは、粒度分布の測定結果を示す図である。
pHの測定結果を示す図である。
電気伝導率の測定結果を示す図である。
練り上がり後のペーストの簡易フローの測定結果を示す図である。
図11A~図11Eは、混錬後から固化までの粘性の経時変化を示す図である。
圧縮強度の測定結果を示す図である。
形状変化率の測定結果を示す図である。
供試体の外観を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)
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