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公開番号2025072177
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182754
出願日2023-10-24
発明の名称ステータス管理システム、方法、プログラム及び情報処理装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06Q 10/0833 20230101AFI20250430BHJP(計算;計数)
要約【課題】管理対象のステータスの効率的且つ低コストな管理を可能にする仕組みを提供すること。
【解決手段】管理対象に付されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグである対象タグと、前記管理対象を収容可能なコンテナに付されたRFIDタグであるコンテナタグと、実空間内で移動可能であり且つRFIDタグから情報を読取可能な少なくとも1つの読取装置と、前記少なくとも1つの読取装置による前記対象タグ及び前記コンテナタグからの情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記コンテナによる前記管理対象の収容に関するステータスを判定する判定部と、を含むステータス管理システムが提供される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
管理対象に付されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグである対象タグと、
前記管理対象を収容可能なコンテナに付されたRFIDタグであるコンテナタグと、
実空間内で移動可能であり且つRFIDタグから情報を読取可能な少なくとも1つの読取装置と、
前記少なくとも1つの読取装置による前記対象タグ及び前記コンテナタグからの情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記コンテナによる前記管理対象の収容に関するステータスを判定する判定部と、
を含むステータス管理システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの読取装置は、当該読取装置の移動量を測定可能であり、
前記判定部は、
前記対象タグから第1読取装置により情報が読取られた第1時点と前記コンテナタグから前記第1読取装置により情報が読取られた第2時点との間の前記第1読取装置の相対的な移動量が第1閾値を下回る場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていると判定し、
前記相対的な移動量が前記第1閾値を上回る場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていないと判定する、
請求項1に記載のステータス管理システム。
【請求項3】
前記第1時点と前記第2時点との間の前記第1読取装置の前記相対的な移動量は、前記第1時点において前記第1読取装置が位置している地点と前記第2時点において前記第1読取装置が位置している地点との間の直線的な変位量に相当する、請求項2に記載のステータス管理システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの読取装置は、当該読取装置の移動量を測定可能であり、
前記ステータス管理システムは、
既知の位置に設置されたRFIDタグである少なくとも1つの位置タグと、
位置推定部であって、
前記対象タグ及び第1位置タグから第1読取装置により情報がそれぞれ読取られた2つの時点の間の当該第1読取装置の相対的な移動量、及び前記第1位置タグの既知の位置に基づいて、前記管理対象の位置を推定し、及び
前記コンテナタグ及び第2位置タグから第2読取装置により情報がそれぞれ読取られた2つの時点の間の当該第2読取装置の相対的な移動量、及び前記第2位置タグの既知の位置に基づいて、前記コンテナの位置を推定する、当該位置推定部と、
をさらに含み、
前記判定部は、
前記管理対象の推定された前記位置と前記コンテナの推定された前記位置との間の距離が第2閾値を下回る場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていると判定し、
前記距離が前記第2閾値を上回る場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていないと判定する、
請求項1に記載のステータス管理システム。
【請求項5】
前記コンテナは、前記少なくとも1つの読取装置による情報の読取りのための電磁波を透過させる、請求項2に記載のステータス管理システム。
【請求項6】
前記判定部は、前記少なくとも1つの読取装置により、前記対象タグ及び前記コンテナタグのうちの一方から情報が読取られることなく、前記対象タグ及び前記コンテナタグのうちの他方から情報が読取られた場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていないと判定する、請求項5に記載のステータス管理システム。
【請求項7】
前記ステータス管理システムは、
前記少なくとも1つの読取装置により、前記対象タグ及び前記コンテナタグのうちの一方から情報が読取られることなく、前記対象タグ及び前記コンテナタグのうちの他方から情報が読取られた場合に、前記管理対象が前記コンテナに収容されていない可能性についてユーザに報知する報知部、
をさらに含む、請求項5に記載のステータス管理システム。
【請求項8】
前記コンテナは、前記少なくとも1つの読取装置による情報の読取りのための電磁波を遮蔽し、
前記判定部は、
初期状態において、前記管理対象は前記コンテナに収容されていると判定し、
前記少なくとも1つの読取装置により前記対象タグから情報が読取られた場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていないと判定する、
請求項1に記載のステータス管理システム。
【請求項9】
前記判定部は、前記管理対象及び前記コンテナが存在し得る領域内を巡回した前記少なくとも1つの読取装置により、前記対象タグから情報が読取られることなく、前記コンテナタグから情報が読取られた場合に、前記管理対象は前記コンテナに収容されていると判定する、請求項8に記載のステータス管理システム。
【請求項10】
前記ステータス管理システムは、
前記管理対象及び前記コンテナが存在し得る領域内を巡回した前記少なくとも1つの読取装置により、前記対象タグから情報が読取られることなく、前記コンテナタグから情報が読取られた場合に、前記管理対象が前記コンテナに収容されている可能性についてユーザに報知する報知部、
をさらに含む、請求項8に記載のステータス管理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ステータス管理システム、方法、プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
RFID(Radio Frequency IDentification)は、タグとも呼ばれる小型のデバイス内に埋め込まれた情報を近距離無線通信によって外部のリーダから読取ることを可能にする技術である。例えば、一意な識別情報を埋め込んだRFIDタグを物品に付しておくことで、物品の在庫及び流通の管理において物品の所在を効率的に把握することが可能となり、管理下にある物品の情報を可視化することも容易となる。なかでも、リーダから放射される電磁波のエネルギーを利用して情報を送信するパッシブ型RFIDタグは、バッテリが不要であるために製造コストが安く、また半永久的に動作できることから、在庫及び流通の管理のみならず様々な場面での活用が広がっている。
【0003】
特許文献1は、物品の在庫の管理のためにRFIDタグを活用するシステムの一例を開示している。特許文献1のシステムは、例えば、入荷、出荷及び棚卸しのタイミングで、物品に付されているRFIDタグからリーダ(スキャナともいう)で読取られた情報をサーバに集めて処理することにより、在庫の状況を簡易に判定することができる。
【0004】
特許文献2は、棚卸し等の物品の所在の検査をRFIDタグを活用して効率化するシステムの一例を開示している。特許文献2のシステムは、ユーザにより携行されるリーダによって既知の位置に設置された位置タグが検知されると、ユーザの現在位置を推定して、その近傍にある物品の位置へユーザを誘導する。そして、物品に付された物品タグがリーダによって検知されたことに応じて、物品の検査のステータスが更新される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-150241号公報
特開2023-32246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1及び2のシステムは、倉庫、工場又は物流センタといった所定の場所に管理対象があるか否かに関するステータスを主として取り扱うものである。これらシステムにおいて、管理対象とは別の、ステータスの基準となるものが動くことは想定されていない。
【0007】
例えば、サプライチェーンにおいて、材料、部品又は製品といった管理対象を外装箱に収容して輸送することが一般的である。輸送を終えて管理対象が外装箱から取り出されると、管理対象の取り扱いの責任は、管理対象を受け取った主体に移されるかもしれない。あるいは、外装箱が開封され管理対象が取り出されるまで、管理対象の返品が許容されることもある。管理対象及び外装箱の一方に近接センサを設けて他方との近接度合いを測定すれば、管理対象の取り出しを自動的に検知することは可能であるが、追加的なセンサの導入はシステムの複雑化とコストの増大とをもたらす。
【0008】
本発明は、管理対象のステータスの効率的且つ低コストな管理を可能にする新たな仕組みを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
ある観点によれば、管理対象に付されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグである対象タグと、前記管理対象を収容可能なコンテナに付されたRFIDタグであるコンテナタグと、実空間内で移動可能であり且つRFIDタグから情報を読取可能な少なくとも1つの読取装置と、前記少なくとも1つの読取装置による前記対象タグ及び前記コンテナタグからの情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記コンテナによる前記管理対象の収容に関するステータスを判定する判定部と、を含むステータス管理システムが提供される。対応する方法、プログラム及び情報処理装置もまた提供される。
【0010】
他の観点によれば、管理対象に付されたRFID(Radio Frequency IDentification)タグである対象タグと、前記管理対象を取り扱うユーザにより携行されるRFIDタグであるユーザタグと、実空間内で移動可能であり且つRFIDタグから情報を読取可能な少なくとも1つの読取装置と、前記少なくとも1つの読取装置による前記対象タグ及び前記ユーザタグからの情報の読取りの試行の結果に基づいて、前記ユーザによる前記管理対象の保持又は使用に関するステータスを判定する判定部と、を含むステータス管理システムが提供される。対応する方法、プログラム及び情報処理装置もまた提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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