TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025071773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-08
出願番号2024124540
出願日2024-07-31
発明の名称画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 5/30 20060101AFI20250428BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 画像処理ハードウェアを複数回動作させることで画像処理を行う場合、画像処理にかかる処理時間を短縮させることを目的とする。
【解決手段】 入力画像データを入力して画像処理を行い、複数の出力色から成る出力画像データを出力する画像処理装置であって、前記入力画像データを連続するラスターから構成されるバンドに分割する分割手段と、連続する前記バンドを1つ以上含むバンド群を生成するバンド群生成手段と、前記複数の出力色を複数の出力色群に分割する出力色群生成手段と、前記出力色群を変更しない場合に前記バンド群に含まれるバンド各々に前記画像処理を適用する適用処理を行う処理手段と、を有し、前記処理手段は、前記出力色群の各々について前記適用処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
入力画像データを入力して画像処理を行い、複数の出力色から成る出力画像データを出力する画像処理装置であって、
前記入力画像データを連続するラスターから構成されるバンドに分割する分割手段と、
連続する前記バンドを1つ以上含むバンド群を生成するバンド群生成手段と、
前記複数の出力色を複数の出力色群に分割する出力色群生成手段と、
前記出力色群を変更しない場合に前記バンド群に含まれるバンド各々に前記画像処理を適用する適用処理を行う処理手段と、
を有し、
前記処理手段は、前記出力色群の各々について前記適用処理を行うことを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記バンド群に含まれる前記バンドの個数は、前記入力画像データに設定された印刷条件によって変更されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記印刷条件は、前記入力画像データが表す画像の画像幅であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記印刷条件は、前記入力画像データが表す画像の解像度であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記印刷条件は、前記入力画像データを印刷する際の印刷速度であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記印刷条件複数の組み合わせに応じて、前記バンド群に含まれる前記バンドの個数を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記バンド群を前記入力画像データの先頭に近い方から並び替えた場合、(i+1)番目の前記バンド群に含まれる前記バンドの個数が、i番目の前記バンド群に含まれる前記バンドの個数以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
コンピュータを、請求項1に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
入力画像データを入力して画像処理を行い、複数の出力色から成る出力画像データを出力する画像処理方法であって、
前記入力画像データを連続するラスターから構成されるバンドに分割する分割工程と、
連続する前記バンドを1つ以上含むバンド群を生成するバンド群生成工程と、
前記複数の出力色を複数の出力色群に分割する出力色群生成工程と、
前記出力色群を変更しない場合に前記バンド群に含まれるバンド各々に前記画像処理を適用する適用処理を行う処理工程と、
を有し、
前記処理工程は、前記出力色群の各々について前記適用処理を行うことを特徴とする画像処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力画像データを入力して画像処理を行い、複数の出力色から成る出力画像データを出力する画像処理に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像データを入力情報として、記録媒体に印刷する記録装置が知られている。記録装置の方式としては、インクを用いて記録を行うインクジェット記録装置、トナーを用いて記録を行う電子写真式記録装置等が知られている。これらの記録装置においては、入力された画像データに対して画像処理を施し、インクやトナーなどの色材の色情報に変換し、記録媒体に記録することが一般的である。なお、本発明は、インクジェット記録装置について記載するが、適応範囲はその限りではない。
【0003】
画像処理は、ハードウェア又はソフトウェアで実現される。一般的には、ソフトウェア処理よりも、画像処理専用ハードウェアで処理した方が高速であると言われている。画像処理ハードウェアの回路数は直接コストに関係するため、いろいろな制約が設けられることが多い。例えば、画像処理ハードウェアは、1度の駆動で処理できる入出力色数に制限があるのが一般的である。本発明は、画像処理ハードウェアの駆動方式に関するものであるため、以降は、画像処理ハードウェアを用いて画像処理をする場合についてのみ説明する。
【0004】
近年、画質向上の観点から、出力色として、従来用いられていたシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックといった4色だけでなく、ライトシアン、ライトマゼンタ、グレイなどの淡インクが用いられる場合がある。また、同じ色であってもインクジェットヘッドの走査方向によって往復で別の出力色として処理することにより高画質化させる技術が開発されている。入力画像に対して画像処理ハードウェアで画像処理する場合、前述したように、ハードウェアの制約によって、出力可能な色数に制限がある場合がある。そのような場合、多くの色を出力させようとすると、入力画像に対して、画像処理ハードウェアで複数回処理しなければ画像処理が完結しない場合が発生する。このような場合、出力色を何色かまとめて色群を形成し、出力色群ごとに画像処理ハードウェアで処理を実施するというようなことが行われる。
【0005】
インクジェット記録装置において、入力画像をバンド分割し、バンドごとに画像処理を施し、画像を出力する方式がよく用いられる。画像処理ハードウェアで複数回処理する場合は、1バンド処理するのに、出力色群の入れ替えが(画像処理ハードウェアの処理回数―1)回発生する。出力色群の入れ替えをする場合、各種設定値の入れ替えが多く発生(後述する)するため、なるべく出力色群の入れ替えを少なくした方が、画像処理に要する時間が短縮でき、記録装置としてのパフォーマンスが向上する。一方で、1ページ全体(全バンド)を画像処理してから印刷を開始する方式もよく知られている。この方式では、出力色群の入れ替え回数を少なくすることが可能であるため、画像処理にかかる処理時間が短縮できる。しかしながら、1ページ全体の画像処理が完了するまで印刷が開始できないため、印刷開始動作が遅延してしまうというデメリットがある。
【0006】
特許文献1には、入力画像をバンド分割し、バンド分割画像に対して輝度濃度変換、インク色変換および量子化処理を施す画像処理工程が開示されている。この工程において、特定色についてはインク色変換を行わず、即値を出力し、さらに、その色成分が存在しない場合は量子化処理を実施しないことによって画像処理に要する時間を短縮することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-335414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1には、色によってインク色変換を実施しなかったり、量子化処理を実施しなかったり、などの方法で画像処理に要する時間を短縮する技術については記載されている。しかしながら、画像処理ハードウェアを複数回処理することで画像処理が完結する場合において、画像処理に要する時間を短縮する技術についての記載はなされていない。
【0009】
本発明は、上述した事情に鑑み、画像処理ハードウェアを複数回動作させることで画像処理を行う場合、画像処理にかかる処理時間を短縮させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明に掛かる入力画像データを入力して画像処理を行い、複数の出力色から成る出力画像データを出力する画像処理装置であって、前記入力画像データを連続するラスターから構成されるバンドに分割する分割手段と、連続する前記バンドを1つ以上含むバンド群を生成するバンド群生成手段と、前記複数の出力色を複数の出力色群に分割する出力色群生成手段と、前記出力色群を変更しない場合に前記バンド群に含まれるバンド各々に前記画像処理を適用する適用処理を行う処理手段と、を有し、前記処理手段は、前記出力色群の各々について前記適用処理を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

キヤノン株式会社
電子機器
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
光電変換装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2日前
キヤノン株式会社
画像形成システム
2日前
キヤノン株式会社
放射線撮影システム
3日前
キヤノン株式会社
画像記録装置及び制御方法
3日前
キヤノン株式会社
ズームレンズおよび撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
レンズユニットおよび撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
通信装置、制御方法、プログラム
3日前
キヤノン株式会社
光電変換装置及び光電変換システム
2日前
キヤノン株式会社
基板、分析方法、装置および製造方法
3日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信方法、及びプログラム
3日前
キヤノン株式会社
記録装置、制御方法、およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
露光装置、物品の製造方法、及び露光方法
2日前
キヤノン株式会社
合金部材、機器および合金部材の製造方法
3日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、プログラム
2日前
キヤノン株式会社
画像処理方法、画像処理装置および撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
レンズユニット、レンズ鏡筒および撮像装置
2日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
2日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
異物検査装置、露光装置、及び物品の製造方法
2日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、および、画像処理装置の学習方法
3日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
2日前
キヤノン株式会社
通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム
3日前
キヤノン株式会社
放射線撮影システム、その制御方法及びプログラム
2日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、制御方法、プログラム及び支援システム
2日前
キヤノン株式会社
多面鏡
9日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記憶媒体
2日前
キヤノン株式会社
画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
2日前
キヤノン株式会社
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
2日前
キヤノン株式会社
液体吐出ヘッド、液体吐出装置、液体吐出ヘッドの製造方法
2日前
キヤノン株式会社
ステータス管理システム、方法、プログラム及び情報処理装置
2日前
キヤノン株式会社
インク組成物
2日前
キヤノン株式会社
水性インク、インクカートリッジ及びインクジェット記録方法
2日前
続きを見る