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公開番号
2025074539
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185394
出願日
2023-10-30
発明の名称
戸体の製造方法
出願人
神谷コーポレーション湘南株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E06B
3/74 20060101AFI20250507BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】 横桟が経年変化によって収縮してその厚みが減少したとしても、その部分において表面材が窪むことなく、外観上において見苦しくなることを防ぐことができるようにした戸体及び該戸体の製造方法を提供する。
【解決手段】 戸体1は、左右の縦桟3、4と、該左右の縦桟3、4を上部と下部の夫々において結合する上桟5及び下桟6とからなる桟部材2と、前記桟部材2内において左右の縦桟3、4の夫々の内側に、これに沿って配設した金属製角パイプ7、8と、該左右の金属製角パイプ7、8間に配設した横桟9と、前記桟部材2内に収容したハニカム構造の芯材10と、前記桟部材2等の表裏各々に取着される表面材11、11とからなるものである。前記戸体1において、前記横桟9を、その厚みを、前記桟部材2より薄くなすと共に、表面材11、11に接着しないようにする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
左右の縦桟と、該左右の縦桟を上部と下部の夫々において結合する、内外に空気が流通する空気出入溝が設けられた上桟及び下桟とからなる桟部材と、前記桟部材内において左右の縦桟の夫々の内側に、これに沿って配設した金属製角パイプと、該左右の金属製角パイプ間に配設した横桟と、前記桟部材内に収容した、内部における空気の流通を図る空気流通溝が設けられたハニカム構造の芯材と、前記桟部材等の表裏各々に取着される表面材とからなる戸体において、
前記横桟を、その厚みを、前記桟部材より薄くなすと共に、表面材に接着しないようになしたことを特徴とする戸体。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の戸体の製造方法であって、以下a.~h.の工程からなることを特徴とする戸体の製造方法。
a.左右の縦桟と、該左右の縦桟を上部と下部の夫々において結合する、内外に空気が流通する空気出入溝が設けられた上桟及び下桟とからなる桟部材を組み立て、該桟部材内において左右の縦桟の内側に金属製角パイプを配設すると共に、前記桟部材内に内部における空気の流通を図る空気流通溝が設けられたハニカム構造の芯材を収容する工程。
b.組み立てた桟部材等を、一方側の面を下側にして水平な支持台上に置き、横桟を配設する金属製角パイプ間に、横桟の一方側の面と支持台との隙間に相当する厚みの台板を置いた状態において金属製角パイプ間に横桟を置く工程。
c.横桟の長さ方向の両端部の夫々の上側の面を、タッカーを用いて金属製角パイプに結合する工程。
d.横桟のハニカム構造の芯材と接する一方側の面を、タッカーを用いてハニカム構造の芯材に結合する工程。
e.桟部材等を上下反転させ、他方側の面を下側にして水平な支持台上に置き、横桟を配設する金属製角パイプ間に、横桟の他方側の面と支持台との隙間に相当する厚みの前記台板を置いた状態において横桟の長さ方向の両端部の夫々の上側の面を、タッカーを用いて金属製角パイプに結合する工程。
f.横桟のハニカム構造の芯材と接する他方側の面を、タッカーを用いてハニカム構造の芯材に結合する工程。
g.前記台板を取り外し、横桟を除いた桟部材等の表裏両面に、ローラーで接着剤を塗布する工程。
h.桟部材等の表裏両面に、表面材を接着する工程。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、戸体及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、戸体において、図10乃至図14に示す構成の戸体がある。該戸体100は、左右の縦桟102、103と、該左右の縦桟102、103を上部と下部の夫々において結合する上桟104及び下桟105とからなる桟部材101と、前記桟部材101内において左右の縦桟102、103の夫々の内側に、これに沿って配設した金属製角パイプ106、107と、該左右の金属製角パイプ106、107間に配設した横桟108と、前記桟部材101内に収容したハニカム構造の芯材109と、前記桟部材101等の表裏各々に取着される表面材110とからなるものである。
【0003】
尚、前記桟部材101並びに横桟108と表面材110は、木材からなるものであり、また、前記上桟104と下桟105の夫々には、内外に空気が流通する空気出入溝111が設けられると共に、前記横桟108には内部における空気の流通を図る空気流通溝112が設けられている。また、前記桟部材101と金属製角パイプ106、107並びに横桟108の表裏両面に取着される表面材110は、ローラーによって塗布する接着剤113を用いて接着されるものである。
【0004】
ところで、斯かる構成において、桟部材101と横桟108は同一の厚みとされている。即ち、図12に示す如く、縦桟102、103、上桟104、下桟105とからなる桟部材101の厚みL1と横桟108の厚みL2は同一である。尚、金属製角パイプ106、107の厚みL3は桟部材101の厚みL1と横桟2の厚みL2より薄い。そしてまた、これら桟部材101と金属製角パイプ106、107並びに横桟108は、その表裏両面に、ローラーによって塗布する接着剤113を用いて表面材110が取着されている。
【0005】
しかしながら、上記の如き構成の場合、横桟108は木材であることから、これが経年変化によって収縮し、その厚みが減少すると、これの外側に接着されている表面材110は内側に引っ張られて窪み、図14に示す如く段差が生じてしまうことになる。そして、このようになった場合には外観が著しく損なわれ、見苦しくなる。
【0006】
また、横桟108の厚みは、桟部材101と同一の厚みであり、これらの外側に接着された表面材110との間には隙間が存在しないものである。このため、該横桟108における表面材110と接する側の面に、内部における空気の流通を図る空気流通溝112を形成する必要がある。そしてまた、その分の手間と時間を要することになるものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、横桟を、その厚みを桟部材より薄くなすと共に、表面材に接着しないようになし、もって横桟が経年変化によって収縮してその厚みが減少したとしても、その部分において表面材が窪むことなく、外観上において見苦しくなることを防ぐことができると共に、従来の如き空気流通溝を形成する手間と時間を省くことができるようになした戸体を提供すると共に、該戸体を効率よく製造することができる戸体の製造方法を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
而して、本発明の要旨とするところは、左右の縦桟と、該左右の縦桟を上部と下部の夫々において結合する、内外に空気が流通する空気出入溝が設けられた上桟及び下桟とからなる桟部材と、前記桟部材内において左右の縦桟の夫々の内側に、これに沿って配設した金属製角パイプと、該左右の金属製角パイプ間に配設した横桟と、前記桟部材内に収容した、内部における空気の流通を図る空気流通溝が設けられたハニカム構造の芯材と、前記桟部材等の表裏各々に取着される表面材とからなる戸体において、
前記横桟を、その厚みを、前記桟部材より薄くなすと共に、表面材に接着しないようになしたことを特徴とする戸体にある。
【0009】
また、本発明は、上記戸体の製造方法であって、以下a.~h.の工程からなる戸体の製造方法をもその要旨とするものである。
a.左右の縦桟と、該左右の縦桟を上部と下部の夫々において結合する、内外に空気が流通する空気出入溝が設けられた上桟及び下桟とからなる桟部材を組み立て、該桟部材内において左右の縦桟の内側に金属製角パイプを配設すると共に、前記桟部材内に内部における空気の流通を図る空気流通溝が設けられたハニカム構造の芯材を収容する工程。
b.組み立てた桟部材等を、一方側の面を下側にして水平な支持台上に置き、横桟を配設する金属製角パイプ間に、横桟の一方側の面と支持台との隙間に相当する厚みの台板を置いた状態において金属製角パイプ間に横桟を置く工程。
c.横桟の長さ方向の両端部の夫々の上側の面を、タッカーを用いて金属製角パイプに結合する工程。
d.横桟のハニカム構造の芯材と接する一方側の面を、タッカーを用いてハニカム構造の芯材に結合する工程。
e.桟部材等を上下反転させ、他方側の面を下側にして水平な支持台上に置き、横桟を配設する金属製角パイプ間に、横桟の他方側の面と支持台との隙間に相当する厚みの前記台板を置いた状態において横桟の長さ方向の両端部の夫々の上側の面を、タッカーを用いて金属製角パイプに結合する工程。
f.横桟のハニカム構造の芯材と接する他方側の面を、タッカーを用いてハニカム構造の芯材に結合する工程。
g.前記台板を取り外し、横桟を除いた桟部材等の表裏両面に、ローラーで接着剤を塗布する工程。
h.桟部材等の表裏両面に、表面材を接着する工程。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る戸体は、上記の如く横桟を、その厚みを桟部材より薄くなすと共に、表面材に接着しないようになしたものであるから、横桟が経年変化によって収縮し、その厚みが減少したとしても、その部分において表面材が窪むことなく、外観上において見苦しくなることを防ぐことができるものである。また、横桟と両側の表面材との間には、該横桟の厚みが少なくなった分の隙間ができ、よってこの隙間が空気流通溝の作用をすることになるから、従来の如き空気流通溝をわざわざ形成する必要がなく、これに要する手間と時間を省くことができるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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