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公開番号
2025074882
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-14
出願番号
2023185977
出願日
2023-10-30
発明の名称
エアゾール容器用吐出具
出願人
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
83/14 20250101AFI20250507BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】肩カバーをエアゾール容器から容易に取り外すことが可能となる、新たなエアゾール容器用吐出具を提供する。
【解決手段】本開示に係るエアゾール容器用吐出具100は、マウンティングカップ12の環状縁部13に装着される肩カバー30と、ノズル20とを備え、肩カバー30は、環状縁部13に装着される内カバー40と、内カバー40に覆い被さる外カバー50とを有し、内カバー40は、環状縁部13の径方向内側に位置するとともに内ねじ部41aを備える内壁41と、環状縁部13の径方向外側に位置する外壁43とを有し、外壁43には、径方向に揺動する係止片43aが設けられ、外カバー50は、内ねじ部41aに係合する外ねじ部51aを有する内周壁51と、外壁43を外側から囲む外周壁53とを有し、外カバー50が内カバー30に対して下方に変位すると、外周壁53の下部が係止片43aの下部を押圧し、係止片43aが環状縁部13に係合することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ステムの押下により内容物を排出するエアゾール容器に装着可能なエアゾール容器用吐出具であって、
エアゾール容器のマウンティングカップに形成された環状縁部に装着される肩カバーと、
前記肩カバーの径方向内側に配置され、エアゾール容器内の内容物を噴出させるノズルと
を備え、
前記肩カバーは、前記環状縁部に装着される内カバーと、該内カバーに覆い被さる外カバーとを有し、
前記内カバーは、
前記環状縁部の径方向内側に位置するとともにその内周面に内ねじ部を備える内壁と、
前記環状縁部の径方向外側に位置する外壁と
を有し、前記外壁には、水平方向に延びる回転軸線周りに回動することで前記回転軸線の上方及び下方が径方向に揺動する係止片が設けられ、
前記外カバーは、
前記内壁の径方向内側に位置しその外周面に前記内ねじ部に係合する外ねじ部を有する内周壁と、
該内周壁に天壁を介して連なり、前記外壁を径方向外側から囲む外周壁とを有し、
前記内ねじ部と前記外ねじ部とのねじ係合により前記外カバーが前記内カバーに対して下方に変位することによって、前記外周壁の下部が前記係止片の下部を押圧し、前記係止片の下部が前記環状縁部に係合する、エアゾール容器用吐出具。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記係止片における前記回転軸線の下方には、径方向外側に突出して前記外周壁の下部に当接可能な第1押圧部と、径方向内側に突出して前記環状縁部に係合する係合突部とが設けられている、請求項1に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項3】
前記外周壁の内面には、径方向内側に突出する係止リブが設けられており、前記係止片における前記回転軸線の上方には、径方向外側に突出して前記係止リブに当接可能な第2押圧部が設けられている、請求項1又は2に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項4】
前記内カバーにおける前記係止片の上方には、径方向外側に突出する保持突起が設けられ、該保持突起が前記係止リブに係合することで前記内カバーが前記外カバーに対して下方に抜けないように保持される、請求項3に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項5】
前記外カバーにおける少なくとも前記外周壁の外面には、該外周壁の径方向外側への変位を規制する規制カバーが装着されている、請求項1又は2に記載のエアゾール容器用吐出具。
【請求項6】
前記係止片は、前記回転軸線の高さ位置において、該係止片の周方向両側に設けられ少なくとも上下方向の幅を狭くした狭幅部を介して前記外壁の他の部位と一体形成されている、請求項1又は2に記載のエアゾール容器用吐出具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、エアゾール容器用吐出具に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
加圧媒体を利用して内容物を噴出させるエアゾール式の容器においては、高い内圧にも耐え得るべく、有底筒状の容器本体の上端開口に金属製のマウンティングカップを装着することが一般的であり、押し下げにより内容物を噴射するノズルを、容器のステムに取り付け、装飾効果を付与すること等を目的として設けられる合成樹脂製の肩カバーを、マウンティングカップの縁部に係合保持している(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-108814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の容器の肩カバーでは、外カバーを中心軸線周りに回転させることで内カバーから比較的容易に離脱させることができるものの、内カバーをマウンティングカップから取り外す際に内カバーとマウンティングカップとの係合を容易に解除することができない場合があった。このため、内容物を使いきったエアゾール容器を分別廃棄したり、ノズルや肩カバーを新たなエアゾール容器に取り付けて再利用する際に効率的に作業できない場合があったため、これらの点において未だ改善の余地があった。
【0005】
本開示は、このような点を解決することを課題とするものであり、その目的は、肩カバーをエアゾール容器から容易に取り外すことが可能となる、新たなエアゾール容器用吐出具を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述の課題を解決するために、本開示のエアゾール容器用吐出具は、
[1]
ステムの押下により内容物を排出するエアゾール容器に装着可能なエアゾール容器用吐出具であって、
エアゾール容器のマウンティングカップに形成された環状縁部に装着される肩カバーと、
前記肩カバーの径方向内側に配置され、エアゾール容器内の内容物を噴出させるノズルと
を備え、
前記肩カバーは、前記環状縁部に装着される内カバーと、該内カバーに覆い被さる外カバーとを有し、
前記内カバーは、
前記環状縁部の径方向内側に位置するとともにその内周面に内ねじ部を備える内壁と、
前記環状縁部の径方向外側に位置する外壁と
を有し、前記外壁には、水平方向に延びる回転軸線周りに回動することで前記回転軸線の上方及び下方が径方向に揺動する係止片が設けられ、
前記外カバーは、
前記内壁の径方向内側に位置しその外周面に前記内ねじ部に係合する外ねじ部を有する内周壁と、
該内周壁に天壁を介して連なり、前記外壁を径方向外側から囲む外周壁とを有し、
前記内ねじ部と前記外ねじ部とのねじ係合により前記外カバーが前記内カバーに対して下方に変位することによって、前記外周壁の下部が前記係止片の下部を押圧し、前記係止片の下部が前記環状縁部に係合することを特徴とする。
【0007】
また、本開示のエアゾール容器用吐出具は、
[2]
上記[1]に記載の構成において、前記係止片における前記回転軸線の下方には、径方向外側に突出して前記外周壁の下部に当接可能な第1押圧部と、径方向内側に突出して前記環状縁部に係合する係合突部とが設けられていることが好ましい。
【0008】
また、本開示のエアゾール容器用吐出具は、
[3]
上記[1]又は[2]に記載の構成において、前記外周壁の内面には、径方向内側に突出する係止リブが設けられており、前記係止片における前記回転軸線の上方には、径方向外側に突出して前記係止リブに当接可能な第2押圧部が設けられていることが好ましい。
【0009】
また、本開示のエアゾール容器用吐出具は、
[4]
上記[3]に記載の構成において、前記内カバーにおける前記係止片の上方には、径方向外側に突出する保持突起が設けられ、該保持突起が前記係止リブに係合することで前記内カバーが前記外カバーに対して下方に抜けないように保持されることが好ましい。
【0010】
また、本開示のエアゾール容器用吐出具は、
[5]
上記[1]から[4]のいずれかに記載の構成において、前記外カバーにおける少なくとも前記外周壁の外面には、該外周壁の径方向外側への変位を規制する規制カバーが装着されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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