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公開番号2025075553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-15
出願番号2023186807
出願日2023-10-31
発明の名称トリガー式液体噴出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B05B 11/00 20230101AFI20250508BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体噴出器自体の構成を大きく変更することなく、大量の噴出を行う場合においても取り扱い性の低下や手間の増加を抑制するトリガー式液体噴出器を提供すること。
【解決手段】噴出器本体2が、容器体A内の液体を吸い上げる縦供給筒部11と、前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部41を有し、トリガー部41の後方への移動によって、液体を縦供給筒部11内から噴出孔3A側に向けて流通させるトリガー機構19と、上端部が縦供給筒部11に接続された吸引パイプ31と、噴出器本体2をアダプタ5に装着するための装着筒部14と、を有し、アダプタ5が、上端部に装着筒部14が装着される被装着筒部74が形成され、下端部に吸引パイプ31の下端部が内側に嵌合される連結筒部75が形成されたアダプタ本体71と、連結筒部75に接続され、吸引パイプ31の内側と容器体A内とを連通させる供給パイプ72と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体が収容された容器体から液体が供給される噴出器本体と、
前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、
前記容器体と前記噴出器本体とを接続するアダプタと、
を備え、
前記噴出器本体が、
上下方向に延び前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、
前記縦供給筒部の前方において前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、
上端部が前記縦供給筒部に接続され、前記縦供給筒部に供給される液体が流通する吸引パイプと、
当該噴出器本体を前記アダプタに装着するための装着筒部と、
を有し、
前記アダプタが、上端部に前記装着筒部が装着される被装着筒部が形成され、下端部に前記吸引パイプの下端部が内側に嵌合される連結筒部が形成され、前記吸引パイプに外装された筒状のアダプタ本体と、
前記連結筒部に接続され、前記吸引パイプの内側と前記容器体内とを連通させる供給パイプと、
を有することを特徴とするトリガー式液体噴出器。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記連結筒部の内周面が、内径が下方に向かうにしたがって漸次縮径する錘状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項3】
前記吸引パイプは、変形可能に形成され、
前記縦供給筒部の中心軸線が、前記装着筒部の中心軸線よりも後方にずれており、前記連結筒部の中心軸線が前記装着筒部の中心軸線と一致していることを特徴とする請求項2に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項4】
前記噴出器本体が、
前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、
前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内へ液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、前記軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、
を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のトリガー式液体噴出器。
【請求項5】
前記縦供給筒部には、前記貯留シリンダから下方に延び、下端部が前記アダプタ本体内に開口する開口部となっている回収通路が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のトリガー式液体噴出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリガー式液体噴出器に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
トリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体から液体が供給される噴出器本体と、噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、を備え、噴出器本体が、上下方向に延び容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、縦供給筒部の前方において前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、トリガー部の後方への移動によって、液体を縦供給筒部内から噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
この構成によれば、トリガー部を後方に引くと、シリンダ内に収容されている液体が縦供給筒部内を噴出孔に向けて流れ、液体が噴出孔を通じて噴出される。一方、トリガー部から手を離してトリガー部が前方に復帰すると、容器体内の液体が縦供給筒部内に吸い上げられる。このように縦供給筒部内に吸い上げれられた液体は、シリンダ内に流入する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-086873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、液体を複数回噴出させることによって従来の小容量の容器体内の液体量を超える大量の噴出を行う場合には、トリガー式液体噴出器を大容量の容器体に取り付けるか、小容量の容器体に取り付けている場合には、容器体内に液体を補充する、または新たな容器体に付け替える必要が生じる。この場合、大容量の容器体を採用した場合には、容器体内の液体の重量によってトリガー式液体噴出器の取り扱い性が低下し、小容量の容器体を採用した場合には、液体の補充または新たな容器体への付け替えの手間が生じる。
【0005】
そこで、本発明は、トリガー式液体噴出器自体の構成を大きく変更することなく、液体を複数回噴出させることによって大量の噴出を行う場合においてもトリガー式液体噴出器の取り扱い性の低下や手間の増加を抑制するトリガー式液体噴出器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明のトリガー式液体噴出器は、液体が収容された容器体から液体が供給される噴出器本体と、前記噴出器本体に装着され、液体を噴出する噴出孔が形成されたノズル部材と、前記容器体と前記噴出器本体とを接続するアダプタと、を備え、前記噴出器本体が、上下方向に延び前記容器体内の液体を吸い上げる縦供給筒部と、前記縦供給筒部の前方において前方付勢状態で後方に移動可能に配設されたトリガー部を有し、前記トリガー部の後方への移動によって、液体を前記縦供給筒部内から前記噴出孔側に向けて流通させるトリガー機構と、上端部が前記縦供給筒部に接続され、前記縦供給筒部に供給される液体が流通する吸引パイプと、当該噴出器本体を前記アダプタに装着するための装着筒部と、を有し、前記アダプタが、上端部に前記装着筒部が装着される被装着筒部が形成され、下端部に前記吸引パイプの下端部が内側に嵌合される連結筒部が形成され、前記吸引パイプに外装された筒状のアダプタ本体と、前記連結筒部に接続され、前記吸引パイプの内側と前記容器体内とを連通させる供給パイプと、を有することを特徴とする。
【0007】
この発明では、噴出器本体が装着されるアダプタが容器体内に連通する供給パイプを備えており、例えば、大容量の容器体を置いたまま液体を噴出させることが可能になるなど、液体を複数回噴出させることによって大量の噴出を行う場合においてもトリガー式液体噴出器の取り扱い性が低下することを抑制し、また、液体を補充するなどの手間の増加を抑制できる。
また、噴出器本体をアダプタに装着させるので、噴出器本体自体の構成を大きく変更することなくアダプタを介して容器体内の液体を噴出器本体に供給することができる。
【0008】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記連結筒部の内周面が、内径が下方に向かうにしたがって漸次縮径する錘状をなしてもよい。
この発明では、噴出器本体をアダプタに装着する際に、吸引パイプの他端部が連結筒部の内周面に沿って案内されて連結筒部の内側に嵌合されるので、噴出器本体をアダプタに装着する際の操作性が向上する。
【0009】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記吸引パイプは、変形可能に形成され、前記縦供給筒部の中心軸線が、前記装着筒部の中心軸線よりも後方にずれており、前記連結筒部の中心軸線が前記装着筒部の中心軸線と一致してもよい。
この発明では、縦供給筒部の中心軸が装着筒部の中心軸と一致していない場合であっても、噴出器本体をアダプタ本体に装着する際に吸引パイプの他端部が連結筒部の内側に安定して嵌合される。
【0010】
また、本発明のトリガー式液体噴出器では、前記噴出器本体が、前記トリガー部の後方への移動によって、前記縦供給筒部内を通過した液体が内部に供給される貯留シリンダと、前記貯留シリンダ内に前記貯留シリンダの中心軸線に沿う軸方向に移動可能に配設され、前記貯留シリンダ内へ液体の供給に伴って前記軸方向のうちの一方側に向けて移動すると共に、前記軸方向のうちの他方側に向けて付勢される貯留プランジャと、を備えてもよい。
この発明では、貯留シリンダ内に液体が貯留されることにより、液体の連続噴出が可能となり、大量の液体を噴出させる際の操作性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)

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