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公開番号2025111883
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024005782
出願日2024-01-18
発明の名称保険料算出装置
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/00 20060101AFI20250724BHJP(信号)
要約【課題】運転経験が浅い運転者に対して保険料を抑える仕組みを提供すること。
【解決手段】保険料算出装置100は、走行する車両の位置情報および加速度情報を含む走行情報と、車両に備わる安全機能が有効か否かを示す機能状態情報と、を車両の車両IDとともに取得する走行情報取得部110と、少なくとも加速度情報に基づいて、運転者の運転技量を示す運転技量情報を車両ID毎に生成する運転技量情報生成部120と、運転技量情報生成部120で生成された運転技量情報に基づいて保険料を算出する保険料算出部150と、運転技量情報があらかじめ定めた閾値よりも低く、かつ、機能状態情報が有効を示す場合に、保険料算出部150で算出された保険料から所定の割引額をさし引いた割引保険料を算出する割引保険料算出部151と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
走行する車両の位置情報および加速度情報を含む走行情報と、前記車両に備わる安全機能が有効か否かを示す機能状態情報と、を前記車両の車両IDとともに取得する走行情報取得部と、
少なくとも前記加速度情報に基づいて、運転者の運転技量を示す運転技量情報を前記車両ID毎に生成する運転技量情報生成部と、
前記運転技量情報生成部で生成された前記運転技量情報に基づいて保険料を算出する保険料算出部と、
前記運転技量情報があらかじめ定めた閾値よりも低く、かつ、前記機能状態情報が有効を示す場合に、前記保険料算出部で算出された前記保険料から所定の割引額をさし引いた割引保険料を算出する割引保険料算出部と、
を備えることを特徴とする保険料算出装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
請求項1に記載の保険料算出装置において、
前記運転技量情報生成部は、前記加速度情報が大きいほど運転技量を低く示す前記運転技量情報を生成する、
ことを特徴とする保険料算出装置。
【請求項3】
請求項2に記載の保険料算出装置において、
前記機能状態情報は、アダプティブ・クルーズ・コントロール、前方衝突警告、衝突被害軽減制御装置、ナイトビジョン、歩行者検知、交通標識認識、車線逸脱警報、車線逸脱防止支援装置、死角モニタリング、およびドライバモニタリングのうちの少なくとも一つ以上の機能が前記安全機能として有効か否かを示し、
前記割引保険料算出部は、前記有効を示す前記安全機能の数が多いほど前記保険料の割引額を大きくする、
ことを特徴とする保険料算出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の保険料算出装置において、
前記走行情報取得部は、さらに、前記機能状態情報が有効を示す時間を有効時間情報として取得し、
前記割引保険料算出部は、前記有効時間情報が長いほど前記保険料の割引額を大きくする、
ことを特徴とする保険料算出装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の保険料算出装置において、
前記運転技量情報があらかじめ定めた閾値よりも低く、かつ、前記機能状態情報が無効を示す場合に、前記安全機能の少なくとも一つ以上の機能を有効にするための信号を対応する前記車両へ送信する情報送信部を備える、
ことを特徴とする保険料算出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車保険の保険料を算出する保険料算出装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
この種の装置として、車両に搭載されたGセンサからの情報に基づいて運転者の運転技量や運転性向等の優良度を判定し、判定結果に応じて運転者の保険内容に関する保険情報を生成する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2008/038340号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、初心者等の運転経験が浅い運転者の運転技量が低く判定されることにより、保険料が高く見積もられてしまうおそれがある。そのため、複数年をかけて保険等級を上げることとは別の、運転に慣れていない運転者に対しても保険料を低く抑える仕組みが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様である保険料算出装置は、走行する車両の位置情報および加速度情報を含む走行情報と、車両に備わる安全機能が有効か否かを示す機能状態情報と、を車両の車両IDとともに取得する走行情報取得部と、少なくとも加速度情報に基づいて、運転者の運転技量を示す運転技量情報を車両ID毎に生成する運転技量情報生成部と、運転技量情報生成部で生成された運転技量情報に基づいて保険料を算出する保険料算出部と、運転技量情報があらかじめ定めた閾値よりも低く、かつ、機能状態情報が有効を示す場合に、保険料算出部で算出された保険料から所定の割引額をさし引いた割引保険料を算出する割引保険料算出部と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、運転経験が浅い運転者に対して保険料を抑える仕組みを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の実施の形態に係る保険料算出装置を備える保険料算出システムの全体構成を例示する模式図。
図1の車載装置の概略構成を例示するブロック図。
図1のサーバ装置の概略構成を例示するブロック図。
サーバ装置で実行される処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0008】
発明の実施の形態に係る保険料算出装置は、一例として、運転者の運転技量があらかじめ定めた基準より低くても、車両に具備されている安全機能が有効な状態では、運転技量に応じた保険料から所定の割引額をさし引いた割引保険料を算出する。
【0009】
運転者の運転技量の評価にあたっては、急加速、急減速、および急ハンドルに起因する縦(前後)方向および横(左右)方向の加速度を検出し、これらの検出値が小さいほど運転技量が高く、検出値が大きいほど運転技量が低いと判断する。
しかしながら、運転経験が浅い運転者の場合、急加速および急減速をしていないにもかかわらず、加速度センサの出力値が大きくなることがある。そのため、保険料算出装置は、運転経験が浅い運転者に対して高い保険料を算出することが多くなる。
本実施の形態では、上述した点に着目し、運転経験が浅い運転者に対して所定の条件下で保険料を抑える保険料算出装置について説明する。運転経験が浅い運転者には、例えば車両を購入してから日が浅い運転者と、時々カーシェアリング(Car sharing)サービスを利用する運転者と、従来の技術を用いた保険料の算定によって運転技量を低く見積もられた運転者と、を含めてもよい。
【0010】
<運転評価システムの全体構成>
図1は、実施の形態に係る保険料算出装置を備える保険料算出システム1の全体構成を例示する模式図である。図1に示すように、保険料算出システム1は、保険料算出装置として機能するサーバ装置100と、複数の車両20に搭載された複数の車載装置30と、を備える。サーバ装置100と複数の車載装置30とは、ネットワーク2を介して互いに通信可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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