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公開番号2025079897
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192756
出願日2023-11-13
発明の名称トナー、二成分現像剤、及びトナーの製造方法
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 9/097 20060101AFI20250516BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】低温定着性を備えつつ、画像形成装置を長時間稼働させた場合における、帯電低下及びかぶりの発生を抑制することができるトナー、二成分現像剤及びトナーの製造方法を提供する。
【解決手段】トナー粒子の表面に外添剤が付着したトナーにおいて次の構成とする。トナー粒子は、結晶性ポリエステル樹脂及びワックスを含み、90℃での見掛け粘度が100000Pa・s以上200000Pa・s以下である。外添剤は、第1外添剤と、第1外添剤よりも平均一次粒子径が大きい第2外添剤とを含む。トナーのゆるめカサ密度は0.3g/cm3以上0.35g/cm3以下である。50℃にて1.2N/cm2で加圧したときに、トナーの圧縮度は50%以下であり、トナーの応力緩和率は27%以上である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トナー粒子の表面に外添剤が付着したトナーであって、
前記トナー粒子は、結晶性ポリエステル樹脂及びワックスを含み、90℃での見掛け粘度が100000Pa・s以上200000Pa・s以下であり、
前記外添剤は、第1外添剤と、当該第1外添剤よりも平均一次粒子径が大きい第2外添剤とを含み、
前記トナーのゆるめカサ密度は0.3g/cm

以上0.35g/cm

以下であり、
50℃にて1.2N/cm

で加圧したときに、前記トナーの圧縮度は50%以下であり、前記トナーの応力緩和率は27%以上であることを特徴とするトナー。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
請求項1に記載のトナーであって、
前記第1外添剤は、シリカ粒子、酸化チタン粒子、酸化アルミニウム粒子、水酸化アルミニウムが表面に付着したシリカ粒子、又はシリカを添加したチタン酸ストロンチウム粒子であり、
前記第1外添剤は、平均一次粒子径が10nm以上35nm以下であることを特徴とするトナー。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のトナーであって、
前記第2外添剤は、シリカ粒子及び酸化チタン粒子であり、
前記第2外添剤としてのシリカ粒子及び酸化チタン粒子は、平均一次粒子径が38nm以上120nm以下であることを特徴とするトナー。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のトナーであって、
前記第1外添剤の含有量は、前記トナー粒子100質量部に対して0.1質量部以上0.5質量部以下であり、
前記第2外添剤の含有量は、前記トナー粒子100質量部に対して4.0質量部以上6.0質量部以下であることを特徴とするトナー。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のトナーであって、
前記第1外添剤の前記トナー粒子に対する付着強度は、90%以上100%以下であり、
前記第2外添剤の前記トナー粒子に対する付着強度は、30%以上50%以下であることを特徴とするトナー。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のトナーであって、
前記トナー粒子は、粉砕トナー粒子であることを特徴とするトナー。
【請求項7】
請求項1又は請求項2に記載のトナーと、キャリアとを含むことを特徴とする二成分現像剤。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載のトナーの製造方法であって、
前記第1外添剤と前記トナー粒子とを混合することで、前記第1外添剤を前記トナー粒子の表面に付着させる第1外添工程と、
前記第2外添剤と前記トナー粒子とを混合することで、前記第2外添剤を前記トナー粒子の表面に付着させる第2外添工程と、を含み、
前記第1外添工程を行った後に、前記第2外添工程を行うことを特徴とするトナーの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トナー、二成分現像剤、及びトナーの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式を利用した複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に使用される静電潜像現像用トナーは、一般に、トナー粒子(トナーコア)の表面に外添剤を付着させた構成である。
【0003】
近年、画像形成装置の更なる省エネルギー化が望まれていることから、それを実現するためトナーには低温定着性が要求されている。低温定着性を高めた低温定着トナーは、従来よりも低温で定着させることが可能な樹脂でトナー粒子が構成されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、軟化点が110℃以下であるトナー粒子の表面に外添剤が付着したトナーが開示されている。このトナーにあっては、トナー粒子は結晶性ポリエステル樹脂及びワックスを含み、外添剤は微粉体とシリカ粒子とを含有し、前記微粉体は、チタン酸ストロンチウム及びシリカを含む組成物の表面をシラン化合物で疎水化したものであり、前記微粉体の一次粒子の数平均円相当径は20nm以上50nm以下であり、前記シリカ粒子の一次粒子の数平均円相当径は50nm以上200nm以下である構成とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-9605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
画像形成装置が長時間稼働すると現像槽内は40℃~50℃近傍となる。このような温度環境下において低温定着トナーは、従来のトナーと比較して、トナーが受けるストレス(荷重)は同程度であっても、常温環境下よりも外添剤のトナー粒子への埋まり込みが進行しやすいという問題がある。
【0007】
この問題に対応する方法としては、小粒子径外添剤の添加量を増やして、外添剤によるトナー粒子表面の被覆率を上げるという方法や、40nm~120nm程度の中粒子径~大粒子径外添剤の添加量を増やすことでスペーサ効果の増大を期待する方法が考えられる。しかしながら、これらの方法では、画像形成装置の稼働初期の段階で、現像槽内に滞留するトナー中の外添剤は早々にトナー粒子に埋まり込んでしまい、帯電低下が発生するという課題があり、高湿環境下では印字表面に「がさつき」や「かぶり」が発生するという課題がある。
【0008】
なお、「がさつき」とは、画質が不均一でざらつき感がある状態をいい、「かぶり」とは、本来はトナーが現像されない非画像部に低帯電量トナーが現像される現象(低帯電量トナーが感光体に付着する現象)をいう。
【0009】
本開示の内容は低温定着トナーにおける斯かる事情に鑑みて見出されたものであり、画像形成装置を長時間稼働させた場合における、帯電低下及びかぶりの発生を抑制することができるトナー、二成分現像剤及びトナーの製造方法を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するためになされた本開示のトナーは、トナー粒子の表面に外添剤が付着したトナーにおいて次の構成とする。トナー粒子は、結晶性ポリエステル樹脂及びワックスを含み、90℃での見掛け粘度が100000Pa・s以上200000Pa・s以下である。外添剤は、第1外添剤と、当該第1外添剤よりも平均一次粒子径が大きい第2外添剤とを含む。トナーのゆるめカサ密度は0.3g/cm

以上0.35g/cm

以下である。50℃にて1.2N/cm

で加圧したときに、トナーの圧縮度は50%以下であり、トナーの応力緩和率は27%以上である。
(【0011】以降は省略されています)

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