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公開番号
2025080025
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-23
出願番号
2023192982
出願日
2023-11-13
発明の名称
ハンドタイタンパ
出願人
保線機器整備株式会社
代理人
個人
主分類
E01B
27/16 20060101AFI20250516BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】バラスト(砕石)を突き固める作業を効率良く行うことができるハンドタイタンパを提供する。
【解決手段】振動発生部10と、作業者が掴むハンドル部11等を備え、振動体10bの一の横側面には、メインビータ固定ブラケット12によってメインビータ13を固定する一方、振動体10bの他の横側面には、サブビータ固定ブラケット14を介してサブビータ15が着脱可能に固定し、サブビータ固定ブラケット14は、サブビータ15を作業状態にセットして固定したり、サブビータ15を作業に使用しないように跳上げ状態にセットするビータ取付状態変更ブラケット14bと、ビータ取付状態変更ブラケット14bを振動体10bの他の横側面に固定するビータ固定ブラケット本体14aを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジン又はモータによって振動を発生する振動発生部と、作業者が掴むハンドル部とを備え、前記振動発生部には、メインビータ固定ブラケットを介してメインのビータが固定される一方、サブビータ固定ブラケットを介してサブのビータが着脱可能に固定されることを特徴とするハンドタイタンパ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1記載のハンドタイタンパにおいて、
前記サブビータ固定ブラケットは、
前記サブのビータを作業状態にセットし固定する作業状態セット固定部と、前記サブのビータを作業に使用しないようにその先端部を上に跳ね上げた跳上げ状態にセットする跳上げ状態セット部とを備えたビータ取付状態変更ブラケットを有することを特徴とするハンドタイタンパ。
【請求項3】
請求項2記載のハンドタイタンパにおいて、
前記サブのビータは、上下方向に所定間隔を空けて当該ビータの面と平行で、かつ、横方向に延びる少なくとも2以上のビータ側ピン孔を有する一方、
前記ビータ取付状態変更ブラケットは、対向する一対のビータ取付板部を有し、
その一対のビータ取付板部は、それぞれ、上下の位置に前記ビータ側ピン孔の所定間隔と同じ間隔を空けて設けられた取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔と、前記取付板部側上ピン孔の斜め上方の位置に設けられた取付板部側斜め上ピン孔とを有し、
前記作業状態セット固定部として前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔と前記サブのビータの前記ビータ側ピン孔とにサブビータセットピンを通して前記サブのビータを作業状態にセットする一方、前記跳上げ状態セット部として前記取付板部側上ピン孔および前記取付板部側斜め上ピン孔と前記サブのビータの前記ビータ側ピン孔とにサブビータセットピンを通して前記サブのビータを跳上げ状態にセットすることを特徴とするハンドタイタンパ。
【請求項4】
請求項3記載のハンドタイタンパにおいて、
前記サブのビータの複数の前記ビータ側ピン孔の間には、サブビータ固定ボルトを通すボルト通し孔が設けられている一方、
前記ビータ取付状態変更ブラケットにおける前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔の間には、前記サブビータ固定ボルトの雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が設けられたボルト固定部が設けられ、
前記サブのビータは、複数の前記ビータ側ピン孔と前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔とを位置合わせしてそれぞれ前記サブビータセットピンを通すと共に、前記ビータ取付状態変更ブラケットにおける前記ボルト通し孔の雌ネジ部とを位置合わせして前記サブビータ固定ボルトを通しその雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合することにより前記ビータ取付状態変更ブラケットに固定されることを特徴とするハンドタイタンパ。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか一の請求項に記載のハンドタイタンパにおいて、
前記サブビータ固定ブラケットは、さらに、
前記ビータ取付状態変更ブラケットを前記振動発生部に着脱可能に固定するビータ固定ブラケット本体を有することを特徴とするハンドタイタンパ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業員が掴んで鉄道の道床のバラスト(砕石)を突き固めるハンドタイタンパに関する。
続きを表示(約 3,600 文字)
【背景技術】
【0002】
鉄道のバラスト軌道では、日々の列車通行に伴い、バラスト道床を構成するバラスト(砕石)が崩れたりずれ動いたりして軌道が沈下し、マクラギがバラスト道床から浮いてしまう“浮きマクラギ現象”が発生する場合がある。このような状態のまま列車運行が続くと、バラスト道床の更なる悪化を招くため、一般にタイタンパと呼ばれる器具を用いて道床のバラスト(砕石)を突き固める補修作業を行う。このような補修作業を行う装置は、タイタンパと呼ばれ、レール上を自走しながら砕石を突き固める大型のマルチプルタイタンパや、作業員が掴んで作業する小型のハンドタイタンパ等がある。
【0003】
ハンドタイタンパは、エンジンまたはモータにより振動する振動発生部と、振動発生部に取り付けられて振動するビータと、振動発生部の上部に配備される操作ハンドル部等から構成され、作業員が操作ハンドル部を掴み、振動発生部によってビータを振動させつつバラスト内に進入させ、ビータの振動によってバラスト(砕石)を突き固めるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023ー74691号公報
特開2023ー74690号公報
実用新案登録第3225954号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述の特許文献1~3のハンドタイタンパは、ビータを1枚しか取付けていないため、例えば、新しいバラスト(砕石)を撒いた直後のまだ道床が緩い状態の時にバラスト(砕石)を突き固める作業を効率良く行えない場合があった。
【0006】
つまり、新しいバラスト(砕石)を撒いた直後のまだ道床が緩い状態の場合は、1枚のビータによるバラスト(砕石)の突き固める本突き作業を行う前に、通称“バカ突き”と呼ばれる本突きではないバラスト(砕石)の突き作業を行うが、“バカ突き”等の場合にはビータが1枚のハンドタイタンパでは非効率で、複数のビータによって新しいバラスト(砕石)の突き作業を行う方が効率的である。
【0007】
そこで、本発明はこのような点に着目してなされたもので、バラスト(砕石)を突き固める作業を効率良く行うことができるハンドタイタンパを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するため、本発明に係るハンドタイタンパは、エンジン又はモータによって振動を発生する振動発生部と、作業者が掴むハンドル部とを備え、前記振動発生部には、メインビータ固定ブラケットを介してメインのビータが固定される一方、サブビータ固定ブラケットを介してサブのビータが着脱可能に固定されることを特徴とする。
また、本発明に係るハンドタイタンパでは、前記サブビータ固定ブラケットには、前記サブのビータを作業状態にセットし固定する作業状態セット固定部と、前記サブのビータを作業に使用しないようにその先端部を上に跳ね上げた跳上げ状態にセットする跳上げ状態セット部とを備えたビータ取付状態変更ブラケットを有することも特徴とする。
また、本発明に係るハンドタイタンパでは、前記サブのビータは、上下方向に所定間隔を空けて当該ビータの面と平行で、かつ、横方向に延びる少なくとも2以上のビータ側ピン孔を有する一方、前記ビータ取付状態変更ブラケットは、対向する一対のビータ取付板部を有し、その一対のビータ取付板部は、それぞれ、上下の位置に前記ビータ側ピン孔の所定間隔と同じ間隔を空けて設けられた取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔と、前記取付板部側上ピン孔の斜め上方の位置に設けられた取付板部側斜め上ピン孔とを有し、前記作業状態セット固定部として前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔と前記サブのビータの前記ビータ側ピン孔とにサブビータセットピンを通して前記サブのビータを作業状態にセットする一方、前記跳上げ状態セット部として前記取付板部側上ピン孔および前記取付板部側斜め上ピン孔と前記サブのビータの前記ビータ側ピン孔とにサブビータセットピンを通して前記サブのビータを跳上げ状態にセットすることを特徴とする。
また、本発明に係るハンドタイタンパでは、前記サブのビータの複数の前記ビータ側ピン孔の間には、サブビータ固定ボルトを通すボルト通し孔が設けられている一方、前記ビータ取付状態変更ブラケットにおける前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔の間には、前記サブビータ固定ボルトの雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が設けられたボルト固定部が設けられ、前記サブのビータは、複数の前記ビータ側ピン孔と前記取付板部側上ピン孔および取付板部側下ピン孔とを位置合わせしてそれぞれ前記サブビータセットピンを通すと共に、前記ビータ取付状態変更ブラケットにおける前記ボルト通し孔の雌ネジ部とを位置合わせして前記サブビータ固定ボルトを通してその雄ネジ部を前記雌ネジ部に螺合することにより前記ビータ取付状態変更ブラケットに固定されることも特徴とする。
また、本発明に係るハンドタイタンパでは、前記サブビータ固定ブラケットは、さらに、前記ビータ取付状態変更ブラケットを前記振動発生部に着脱可能に固定するビータ固定ブラケット本体を有することも特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るハンドタイタンパによれば、メインおよびサブの2本のビータでバラスト(砕石)を突き固める作業を行ったり、メインのビータ1本のみでバラスト(砕石)を突き固める作業を行うことが可能となるため、バラストを突き固める作業を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパであってサブビータを取り付けた状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパであってサブビータを取り外した状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパであってサブビータを取り付けた状態を示す左側面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパであってサブビータを取り付けた状態を示す平面図である。
(a)~(c)それぞれ本発明に係る実施形態のハンドタイタンパを構成するメインビータの正面図、側面図、平面図である。
(a)~(d)それぞれ本発明に係る実施形態のハンドタイタンパを構成するサブビータ固定ブラケットのビータ取付状態変更ブラケットの正面図、左側面図、A-A線断面図、底面図である。
(a)~(c)それぞれ本発明に係る実施形態のハンドタイタンパを構成するサブビータの左側面図、正面図、平面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパを構成するサブビータセットピンの正面図である。
(a),(b)それぞれ本発明に係る実施形態のハンドタイタンパを構成するビータ固定ボルトの正面図、左側面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパにおいてビータ取付状態変更ブラケットからサブビータを取り外してメインビータのみでバラスト(砕石)の突き固め作業を行っている状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパのビータ取付状態変更ブラケットにおいてサブビータを跳ね上げ状態(待機状態)にセットしてメインビータのみでバラスト(砕石)の突き固め作業を行っている状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパのビータ取付状態変更ブラケットにおいてサブビータを使用状態にセットすると共に固定してメインビータおよびサブビータの双方を使用してバラスト(砕石)の突き固め作業を行っている状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパのメインビータ固定ブラケットおよびサブビータ固定ブラケットからメインビータおよびビータ取付状態変更ブラケットを取り外して、それぞれにダブルビータを取付けて4枚のビータをセットした状態を示す正面図である。
本発明に係る実施形態のハンドタイタンパのメインビータ固定ブラケットおよびサブビータ固定ブラケットからメインビータおよびビータ取付状態変更ブラケットを取り外して、それぞれにダブルビータを取付けて4枚のビータをセットした状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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