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公開番号
2025082051
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195270
出願日
2023-11-16
発明の名称
電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び電子写真装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G03G
5/10 20060101AFI20250521BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】表面が周期性の無い凹凸に粗面化されたアルミニウム合金製の支持体を用いることで、ハーフトーン画像に干渉縞が見られず、耐リーク性を向上させた電子写真感光体を提供する。
【解決手段】支持体の表面の最大山高さRpが0.2μm以上3.0μm以下であり、最大山高さRpの2/3以上の山高さを有する凸部の個数のうち、頂上部にFeを有する凸部の割合が、70個数%以上である。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
支持体と、前記支持体上に形成された下引き層と、前記下引き層上に形成された感光層と、を有する電子写真感光体であって、
前記支持体が、アルミニウム合金で形成され、
前記アルミニウム合金が、Feを含み、
前記支持体の表面が、凹部及び凸部を含み、
前記支持体の表面の最大山高さRpが、0.2μm以上3.0μm以下であり、
前記最大山高さRpの2/3以上の山高さを有する凸部の個数のうち、頂上部に前記Feを有する凸部の個数の割合が、70個数%以上であることを特徴とする、電子写真感光体。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記アルミニウム合金は、Cuの含有率が、0.05質量%以上0.20質量%以下であり、Mnの含有率が、1.0質量%以上1.5質量%以下である、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項3】
前記アルミニウム合金は、Mgの含有率が、0.45質量%以上6.0質量%以下である、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項4】
前記アルミニウム合金は、Siの含有率が、0.2質量%以上0.6質量%以下であり、Mgの含有率が、0.45質量%以上0.9質量%以下である、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項5】
前記アルミニウム合金は、前記Feの含有率が、0.01質量%以上0.8質量%以下である、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項6】
前記アルミニウム合金が、純度99.0質量%以上99.9質量%以下のアルミニウム材料と合金用の添加元素とを含む、請求項1に記載の電子写真感光体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在である、プロセスカートリッジ。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段、及び転写手段を有する、電子写真装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び該電子写真感光体を有する電子写真装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
プロセスカートリッジや電子写真装置に搭載される電子写真感光体(以下感光体ともいう)は、一般的に、導電性の支持体及び支持体上に形成された感光層を有する。そして、支持体から感光層側への電荷注入を抑制し、画像欠陥の発生を抑えることや耐リーク性を向上させることを目的として、支持体と感光層との間には下引き層が設けられることが多い。
【0003】
支持体上に下引き層や感光層を積層させる際に、支持体の表面がある程度の凹凸面になっていると、支持体と下引き層や感光層との間の密着性が良くなる。また画像形成時に光源として半導体レーザーなどの可干渉光を用いた場合には、干渉縞模様を抑制する効果がある。そのため、従来から支持体の表面を粗面化することが行われている。
【0004】
支持体の表面を粗面化する方法としては、切削加工する方法、砥石やサンドペーパー、バフを擦過して研削する方法、乾式や湿式のブラスト(ホーニングともいう)処理、乾式や湿式のエッチング処理などがあげられる。
【0005】
特許文献1には、湿式のホーニング処理によって粗面化する技術が記載されている。
特許文献2には、湿式のエッチング処理によって粗面化する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平2-87154号公報
特開平6-102689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のブラスト処理やエッチング処理を行った場合は、支持体の表面は周期性の無い凹凸が形成された粗面になる。また、切削加工や研削加工を行った場合は、支持体の表面は一方向に周期性の有る凹凸が形成された粗面の状態になる。
本発明者らの検討によると、表面が周期性の無い凹凸に粗面化された支持体を用いた感光体は、周期性の有る凹凸に粗面化された支持体や、表面が平滑な支持体を用いた感光体に比べ、干渉縞の抑制効果が高い反面、感光体に高電圧を印加した際の耐リーク性が低下する場合があった。
したがって、本発明の目的は、表面が周期性の無い凹凸に粗面化された支持体を用いることで、ハーフトーン画像上に干渉縞が見られず、耐リーク性を向上させた電子写真感光体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明の一態様に係る電子写真感光体は、支持体と、前記支持体上に形成された下引き層と、前記下引き層上に形成された感光層と、を有する電子写真感光体であって、前記支持体が、アルミニウム合金で形成され、前記アルミニウム合金はFeを含み、前記支持体の表面が、凹部及び凸部を含み、前記支持体の表面の最大山高さRpが、0.2μm以上3.0μm以下であり、前記最大山高さRpの2/3以上の山高さを有する凸部の個数のうち、頂上部にFeを有する凸部の個数の割合が、70個数%以上であることを特徴とする。
また、本発明の別の態様に係るプロセスカートリッジは、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、及びクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段と、を一体に支持し、電子写真装置の本体に着脱自在であることを特徴とする。
また、本発明のさらに別の態様に係る電子写真装置は、上記電子写真感光体、ならびに、帯電手段、露光手段、現像手段、及び転写手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、表面が周期性の無い凹凸に粗面化された支持体を用いることで、ハーフトーン画像に干渉縞が見られず、耐リーク性を向上させた電子写真感光体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る電子写真感光体の層構成を示す模式的な断面図である。
従来の支持体と下引き層を示す模式的な断面図である。
本発明の粗面化の処理過程を模式的に示す支持体の模式的な断面図である。
測定点を示す図である。
支持体の断面観察画像を模式的に示した図である。
電子写真感光体を備えたプロセスカートリッジを有する電子写真装置の概略構成の一例を示す図である。
針耐圧試験装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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