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公開番号2025082065
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023195294
出願日2023-11-16
発明の名称記録装置及び制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B41J 2/165 20060101AFI20250521BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体の濃度推定をより的確に行って濃度の調整動作を制御すること。
【解決手段】記録装置は、記録媒体と、該記録媒体に液体を吐出する吐出手段と、を相対的に移動させる移動手段と、前記吐出手段の吐出口面上の空気の流速に関わる情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記液体の固形成分の濃度を調整する調整動作を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体と、該記録媒体に液体を吐出する吐出手段と、を相対的に移動させる移動手段と、
前記吐出手段の吐出口面上の空気の流速に関わる情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記液体の固形成分の濃度を調整する調整動作を制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の記録装置であって、
複数種類の記録モードから記録モードを選択可能であり、
前記情報は、選択された記録モードの種類を特定する情報を含む、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項3】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記記録媒体の表面から前記吐出手段の前記吐出口面までの高さを変更可能であり、
前記情報は、前記高さを特定する情報を含む、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項4】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記移動手段は、前記記録媒体を搬送する搬送手段であり、
前記情報は、前記記録媒体の幅を特定する情報を含む、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項5】
請求項1に記載の記録装置であって、
前記移動手段は、前記吐出手段を前記記録媒体を横断する方向に往復させる走査手段であり、
前記情報は、前記吐出手段の走査速度を特定する情報を含む、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項6】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記制御手段は、
取得した前記情報に基づいて蒸発速度を設定し、設定した前記蒸発速度に基づいて前記吐出口面からの前記液体の蒸発量を推定し、推定した前記蒸発量に基づいて前記調整動作を制御し、
前記高さが高い場合、低い場合よりも前記蒸発速度を低く設定する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項7】
請求項4に記載の記録装置であって、
前記吐出口面には複数の吐出口が設けられており、
前記搬送手段は、空気の吸引により搬送媒体に前記記録媒体を吸着しながら搬送し、
前記制御手段は、
取得した前記情報に基づいて吐出口毎に蒸発速度を設定し、設定した前記蒸発速度に基づいて前記吐出口面からの前記液体の蒸発量を推定し、推定した前記蒸発量に基づいて前記調整動作を制御し、
前記記録媒体の幅内に位置する前記吐出口の前記蒸発速度を、前記記録媒体の幅外に位置する前記吐出口の前記蒸発速度よりも低く設定する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項8】
請求項4に記載の記録装置であって、
前記吐出口面には複数の吐出口が設けられており、
前記搬送手段は、ローラの回転により前記記録媒体を搬送し、
前記制御手段は、
取得した前記情報に基づいて吐出口毎に蒸発速度を設定し、設定した前記蒸発速度に基づいて前記吐出口面からの前記液体の蒸発量を推定し、推定した前記蒸発量に基づいて前記調整動作を制御し、
前記記録媒体の幅外に位置する前記吐出口の前記蒸発速度を、前記記録媒体の幅内に位置する前記吐出口の前記蒸発速度よりも低く設定する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項9】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記制御手段は、湿度情報を取得し、
取得した前記情報と前記湿度情報とに基づいて蒸発速度を設定し、設定した前記蒸発速度に基づいて前記吐出口面からの前記液体の蒸発量を推定し、推定した前記蒸発量に基づいて前記調整動作を制御し、
前記高さが高い場合、低い場合よりも前記蒸発速度を低く設定し、
前記湿度情報で示される湿度が高い場合、低い場合よりも前記蒸発速度を低く設定する、
ことを特徴とする記録装置。
【請求項10】
請求項3に記載の記録装置であって、
前記制御手段は、前記吐出手段の温度情報を取得し、
取得した前記情報と前記温度情報とに基づいて蒸発速度を設定し、設定した前記蒸発速度に基づいて前記吐出口面からの前記液体の蒸発量を推定し、推定した前記蒸発量に基づいて前記調整動作を制御し、
前記高さが高い場合、低い場合よりも前記蒸発速度を低く設定し、
前記温度情報で示される温度が低い場合、高い場合よりも前記蒸発速度を低く設定する、
ことを特徴とする記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は記録装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インク等の液体を吐出する吐出ヘッドは、長期間、液体を吐出しない状態が続くと、吐出口から液体中の揮発成分が蒸発して濃縮し、顔料などの固体成分の濃度が高くなる。液体の濃度が高くなると吐出不良の要因になる。そこで、濃度が高くなったと推定された場合に、吐出ヘッドから液体を排出する技術が知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-8513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
吐出ヘッドから液体を排出すると液体の消費量が増大するところ、記録に用いない液体の消費量を低減することが要望されている。そのためには液体の濃度の推定をより的確に行う必要がある。
【0005】
本発明は、液体の濃度推定をより的確に行って濃度の調整動作を制御する技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、
記録媒体と、該記録媒体に液体を吐出する吐出手段と、を相対的に移動させる移動手段と、
前記吐出手段の吐出口面上の空気の流速に関わる情報を取得し、取得した前記情報に基づいて、前記液体の固形成分の濃度を調整する調整動作を制御する制御手段と、を備える、
ことを特徴とする記録装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体の濃度推定をより的確に行って濃度の調整動作を制御する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る記録装置の模式図。
図1の記録装置の搬送ユニットの平面図。
(A)は吐出ヘッドの構成を示す説明図、(B)はヒータボードの構成を示す説明図。
(A)は吐出ヘッドの断面図、(B)は循環ユニットの説明図。
(A)乃至(C)は吐出ヘッドの高さ変更の例を示す図。
吐出ヘッドのキャッピングの説明図。
図1の記録装置の制御ユニットのブロック図。
制御ユニットが実行する処理例を示すフローチャート。
(A)は制御ユニットが実行する処理例を示すフローチャート、(B)は蒸発速度の設定例を示す図。
制御ユニットが実行する処理例を示すフローチャート。
(A)~(C)は処理に用いるデータの例を示す図。
(A)及び(B)は中間待機位置の例を示す図、(C)は蒸発速度の設定例を示す図。
(A)は搬送ベルト上の記録媒体の有無の部分の例を示す図、(B)は蒸発速度の別の設定例を示す図、(C)は蒸発量の演算例を示す図。
(A)は搬送ユニットの別の構成例を示す図、(B)は蒸発速度の別の設定例を示す図。
蒸発速度の別の設定例を示す図。
シリアル方式の記録装置への適用例を示す図。
インクの排出部位の他の例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<第一実施形態>
<記録装置の構成>
図1は本発明の一実施形態に係る記録装置1の概略図である。記録装置1は、記録媒体100に液体インクを吐出して画像を記録する装置である。図中、矢印X、Y及びZは互いに交差する方向を示し、X方向及びY方向は互いに直交する水平方向である。Z方向は上下方向である。本実施形態の場合、X方向、Y方向、Z方向が、それぞれ記録装置1の全長方向、奥行き方向、高さ方向を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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