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公開番号2025082333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195575
出願日2023-11-17
発明の名称情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
出願人国立大学法人東海国立大学機構
代理人弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類G06Q 50/20 20120101AFI20250522BHJP(計算;計数)
要約【課題】仮想空間における講義中にインタラクションを実現する。
【解決手段】仮想空間における講義を実現する情報処理装置は、講義の提供者と聴講者との間の双方向のやり取りを実現するインタラクション処理部を備える。インタラクション処理部は、聴講者質疑応答処理とシステム質問発行処理との少なくとも一方を実行する。聴講者質疑応答処理は、聴講者質問を受領し、講義の内容に関する想定質問と想定回答との組合せを規定するQAデータベースを参照して、聴講者質問との類似度が高い想定質問に対応付けられた想定回答であって、聴講者質問との関連度が高い想定回答を選択し、聴講者によって知覚可能に出力する処理である。システム質問発行処理は、講義の内容に関する事項を正答とするシステム質問を作成し、システム質問を聴講者によって知覚可能に出力する処理である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
仮想空間における講義を実現する情報処理装置であって、
前記講義の提供者と聴講者との間の双方向のやり取りを実現するインタラクション処理部を備え、
前記インタラクション処理部は、
前記聴講者からの質問である聴講者質問を受領し、前記講義の内容に関する想定質問と想定回答との組合せを規定するQAデータベースを参照して、前記聴講者質問との類似度が高い前記想定質問に対応付けられた前記想定回答であって、前記聴講者質問との関連度が高い前記想定回答を選択し、選択された前記想定回答を前記聴講者によって知覚可能に出力する、聴講者質疑応答処理と、
前記講義の内容に関する事項を正答とする質問であるシステム質問を作成し、前記システム質問を前記聴講者によって知覚可能に出力する、システム質問発行処理と、
の少なくとも一方を実行する、情報処理装置。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、少なくとも前記システム質問発行処理を実行し、
前記システム質問発行処理は、前記システム質問に対する前記聴講者からの解答である聴講者解答を受領する処理を含む、情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記システム質問発行処理は、前記聴講者解答と前記正答とに基づく評価を前記聴講者によって知覚可能に出力する処理を含む、情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、少なくとも前記システム質問発行処理を実行し、
前記インタラクション処理部は、前記講義の資料に含まれる用語から重要度の高い用語を選択し、選択された前記用語を前記正答とする前記システム質問を作成する、情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、前記講義のトランスクリプトに基づき前記正答を含む要約を作成し、前記正答と前記要約とを用いて前記システム質問を作成する、情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、前記システム質問と前記トランスクリプトとに基づき予測される第1予測解答と、前記システム質問と前記要約とに基づき予測される第2予測解答と、の一致度合いに基づき、前記システム質問の妥当性を検証し、前記妥当性の高い前記システム質問を出力する、情報処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、少なくとも前記聴講者質疑応答処理を実行し、
前記インタラクション処理部は、前記聴講者質問との類似度が所定の閾値より高い前記想定質問を選択し、選択された前記想定質問に対応付けられた前記想定回答のうち、前記聴講者質問との関連度が所定の閾値より高い前記想定回答を選択する、情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記インタラクション処理部は、少なくとも前記聴講者質疑応答処理を実行し、
前記インタラクション処理部は、前記聴講者質問との類似度と、前記聴講者質問との関連度と、から算出される所定の指標値に基づき、前記想定回答を選択する、情報処理装置。
【請求項9】
仮想空間における講義を実現する情報処理方法であって、
前記講義の提供者と聴講者との間の双方向のやり取りを実現するインタラクション処理工程を備え、
前記インタラクション処理工程は、
前記聴講者からの質問である聴講者質問を受領し、前記講義の内容に関する想定質問と想定回答との組合せを規定するQAデータベースを参照して、前記聴講者質問との類似度が高い前記想定質問に対応付けられた前記想定回答であって、前記聴講者質問との関連度が高い前記想定回答を選択し、選択された前記想定回答を前記聴講者によって知覚可能に出力する、聴講者質疑応答処理を行う工程と、
前記講義の内容に関する事項を正答とする質問であるシステム質問を作成し、前記システム質問を前記聴講者によって知覚可能に出力する、システム質問発行処理を行う工程と、
の少なくとも一方を含む、情報処理方法。
【請求項10】
仮想空間における講義を実現する情報処理を行うコンピュータプログラムであって、
コンピュータに、前記講義の提供者と聴講者との間の双方向のやり取りを実現するインタラクション処理を実行させ、
前記インタラクション処理は、
前記聴講者からの質問である聴講者質問を受領し、前記講義の内容に関する想定質問と想定回答との組合せを規定するQAデータベースを参照して、前記聴講者質問との類似度が高い前記想定質問に対応付けられた前記想定回答であって、前記聴講者質問との関連度が高い前記想定回答を選択し、選択された前記想定回答を前記聴講者によって知覚可能に出力する、聴講者質疑応答処理と、
前記講義の内容に関する事項を正答とする質問であるシステム質問を作成し、前記システム質問を前記聴講者によって知覚可能に出力する、システム質問発行処理と、
の少なくとも一方を含む、コンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、仮想空間における講義を実現する情報処理に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えば大学等の教育機関で、オンライン講義が実施されている。また、オンライン講義において、対面講義に近い状況での受講を可能にするために、例えばVR(Virtual Reality、仮想現実)を利用して仮想空間における講義を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-145883号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
オンライン講義は、聴講者が受講環境を選べるといった利点を有する一方、例えば質疑応答や理解度チェックといった双方向のやり取り(インタラクション)を行い難い面があり、受講者の学習意欲の向上の点で課題がある。このような課題は、仮想空間における講義を採用しても、依然として存在する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本明細書に開示される情報処理装置は、仮想空間における講義を実現する装置であって、前記講義の提供者と聴講者との間の双方向のやり取りを実現するインタラクション処理部を備える。前記インタラクション処理部は、聴講者質疑応答処理と、システム質問発行処理と、の少なくとも一方を実行する。聴講者質疑応答処理は、前記聴講者からの質問である聴講者質問を受領し、前記講義の内容に関する想定質問と想定回答との組合せを規定するQAデータベースを参照して、前記聴講者質問との類似度が高い前記想定質問に対応付けられた前記想定回答であって、前記聴講者質問との関連度が高い前記想定回答を選択し、選択された前記想定回答を前記聴講者によって知覚可能に出力する処理である。システム質問発行処理は、前記講義の内容に関する事項を正答とする質問であるシステム質問を作成し、前記システム質問を前記聴講者によって知覚可能に出力する処理である。
【0007】
このように、本情報処理装置は、聴講者から質問を受領すると共に聴講者に対して回答を出力する聴講者質疑応答処理と、システム質問を作成して聴講者に対して出力するシステム質問発行処理と、の少なくとも一方を実行するインタラクション処理部を備える。そのため、仮想空間における講義中に、講義提供者と聴講者との間の双方向のやり取り(インタラクション)を実現することができ、受講者の学習意欲の向上を実現することができる。
【0008】
(2)上記情報処理装置において、前記インタラクション処理部は、少なくとも前記システム質問発行処理を実行し、前記システム質問発行処理は、前記システム質問に対する前記聴講者からの解答である聴講者解答を受領する処理を含む構成としてもよい。本構成を採用すれば、仮想空間における講義中に、システム質問の発行と聴講者解答の受領というより有効なインタラクションを実現することができ、受講者の学習意欲のさらなる向上を実現することができる。
【0009】
(3)上記情報処理装置において、前記システム質問発行処理は、前記聴講者解答と前記正答とに基づく評価を前記聴講者によって知覚可能に出力する処理を含む構成としてもよい。本構成を採用すれば、仮想空間における講義中に、システム質問の発行、聴講者解答の受領、聴講者解答についての評価の出力というより有効なインタラクションを実現することができ、受講者の学習意欲のさらなる向上を実現することができる。
【0010】
(4)上記情報処理装置において、前記インタラクション処理部は、少なくとも前記システム質問発行処理を実行し、前記インタラクション処理部は、前記講義の資料に含まれる用語から重要度の高い用語を選択し、選択された前記用語を前記正答とする前記システム質問を作成する構成としてもよい。本構成を採用すれば、講義内容に則したシステム質問を発行することができ、講義の理解度の向上を実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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