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公開番号
2025107078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2024000831
出願日
2024-01-05
発明の名称
水系潤滑剤
出願人
阪本薬品工業株式会社
代理人
主分類
C10M
173/00 20060101AFI20250710BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】
潤滑性が良好な水系潤滑剤を提供すること。
【解決手段】
10%水溶液における平均表面摩擦係数(MIU)が0.93以下であることを特徴とするポリグリセリンを含有することで上記課題を解決する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
10%水溶液における平均表面摩擦係数(MIU)が0.93以下であることを特徴とするポリグリセリンを含有する水系潤滑剤。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
10%水溶液における平均摩擦係数の平均偏差(MMD)が0.0135以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリグリセリンを含有する水系潤滑剤。
【請求項3】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の水系潤滑剤を含有する金属加工液。
【請求項4】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の水系潤滑剤を含有する化粧料および皮膚外用剤。
【請求項5】
請求項1又は請求項2のいずれかに記載の水系潤滑剤を含有する医療用潤滑剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリグリセリンを含有する水系潤滑剤に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
潤滑剤は、物質間の摩擦を軽減するために用いられるものであり、液体潤滑剤、半固体潤滑剤、固体潤滑剤に大別される。そして液体潤滑剤の中でも水系潤滑剤は安全性が高く、環境への負荷も少なく、難燃性であることから注目度の高い剤形である。
【0003】
例えば特許文献1には、(A)炭素数2~36の直鎖、分岐鎖、若しくは環状構造を含む二価カルボン酸1種又は2種以上及び(B)水酸基価から算出した平均重合度が2~15のポリグリセリンを合成してなるオリゴマーエステルを含有する水系潤滑剤が開示されている。また、特許文献2には、繊維強化複合材の切削加工用潤滑剤組成物であって、炭素数8~22の脂肪酸の塩、炭素数8~22の脂肪酸の部分縮合物の塩、炭素数8~22の脂肪酸のエステル化物、炭素数8~22の脂肪酸の部分縮合物のエステル化物、炭素数8~22の硫化脂肪酸の塩、炭素数8~22の硫化脂肪酸の部分縮合物の塩、炭素数8~22の硫化脂肪酸のエステル化物、及び、炭素数8~22の硫化脂肪酸の部分縮合物のエステル化物の中から選ばれる少なくとも1種を含有することを特徴とする水系潤滑剤組成物が開示されている。
【0004】
そして皮膚用の潤滑剤としては、ポリ-γ-グルタミン酸を主成分としたもの(特許文献3)やポリアクリル酸ナトリウム粉粒体と水を含有するもの(特許文献4)があり、適度な粘性や潤滑性を呈し、マッサージの作業性向上等ができることが記載されている。
【0005】
近年は環境に優しい潤滑剤として、グリセリンが注目されている。非特許文献1では、金属間の動摩擦係数を減少させる効果があることが示されており、油圧装置の作動油、ギア油、軸受け油等の潤滑油基油としての応用も期待されている。
【0006】
また、グリセリンが配合された医療用潤滑剤が市販されており、内視鏡検査やカテーテルの施工時における安全性の高い製剤として用いられている。さらに、特許文献5では、水、トレハロースおよび水溶性高分子を含有し、蒸散性を抑え、味が改善された水系潤滑剤も開示されている。
【0007】
このように、水系潤滑剤は金属や繊維強化複合材料の切削加工・研削加工・伸線加工や油圧装置の作動油として用いられる。また、医薬品用途では、内視鏡検査やカテーテルの施工時に用いられる軟膏やローションへの配合など様々な用途があり、より潤滑性を向上できる水系潤滑剤が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2008-239917号公報
特開2016-204427号公報
特開2003-301194号公報
特開2016-113430号公報
特開2010-030994号公報
Yun Long, Maria-Isabel De Barros Bouchet, Ton Lubrecht, Tasuku Onodera, Jean Michel Martin、Sci Rep. 2019 Apr 18;9(1):6286.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、潤滑性が良好な水系潤滑剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、特定のポリグリセリンを配合することで、潤滑性に優れる水系潤滑剤が得られることを見出し、本発明を完成させた。
(【0011】以降は省略されています)
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