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公開番号2025084479
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-03
出願番号2023198416
出願日2023-11-22
発明の名称ポリエステル樹脂、成形体、プリフォーム、ポリエステルボトル、及びメカニカルリサイクルポリエステル樹脂
出願人東洋製罐グループホールディングス株式会社,東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類C08G 63/16 20060101AFI20250527BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】成形時の金型汚れの発生を抑制することができるポリエステル樹脂を提供する。
【解決手段】ジオール単位およびジカルボン酸単位を含有するポリエステルを主成分として含むポリエステル樹脂であって、1H-NMRを用いて測定される全ジカルボン酸由来のピーク面積(Aacid)に対する7.43~7.55ppmのピーク面積(A7.5)の比率(A7.5/Aacid)が、0.00020以上であることを特徴とするポリエステル樹脂を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ジオール単位およびジカルボン酸単位を含有するポリエステルを主成分として含むポリエステル樹脂であって、
1H-NMRを用いて測定される全ジカルボン酸由来のピーク面積(A
acid
)に対する7.43~7.55ppmのピーク面積(A
7.5
)の比率(A
7.5
/A
acid
)が、0.00020以上であることを特徴とするポリエステル樹脂。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
1H-NMRを用いて測定される全ジカルボン酸由来のピーク面積(A
acid
)に対する7.75~7.86ppmのピーク面積(A
7.8
)の比率(A
7.8
/A
acid
)が、0.00010以上であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル樹脂。
【請求項3】
請求項1または2に記載のポリエステル樹脂から作られる成形体。
【請求項4】
請求項1または2に記載のポリエステル樹脂から作られるプリフォーム。
【請求項5】
請求項1または2に記載のポリエステル樹脂から作られるポリエステルボトル。
【請求項6】
前記ポリエステル樹脂が、メカニカルリサイクルポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリエステル樹脂。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル樹脂、このポリエステル樹脂から作られる成形体、プリフォーム、及びポリエステルボトル、並びにメカニカルリサイクルポリエステル樹脂に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂は、機械的安定性、化学的安定性、透明性、耐熱性など、優れた特性をもつ熱可塑性樹脂である。環境負荷低減の観点から、このようなポリエステル樹脂を固相重合により再生し、メカニカルリサイクルする方法が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許文献1:特開2000-219728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の技術により製造されたポリエステル樹脂では、モノマーとして残存するBHETが、ポリエステル樹脂の成形時に製造装置の金型等に汚れとして付着してしまい、汚れを取り除くために、成形にかかるコストが高くなってしまうという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、BHETの含有量が低減され、成形時の金型汚れの発生を抑制することができるポリエステル樹脂、及びこのようなポリエステル樹脂から作られる成形体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1]本発明の態様1によれば、ジオール単位およびジカルボン酸単位を含有するポリエステルを主成分として含むポリエステル樹脂であって、1H-NMRを用いて測定される全ジカルボン酸由来のピーク面積(A
acid
)に対する7.43~7.55ppmのピーク面積(A
7.5
)の比率(A
7.5
/A
acid
)が、0.00020以上であることを特徴とするポリエステル樹脂が提供される。
【0007】
[2]本発明の態様2によれば、1H-NMRを用いて測定される全ジカルボン酸由来のピーク面積(A
acid
)に対する7.75~7.86ppmのピーク面積(A
7.8
)の比率(A
7.8
/A
acid
)が、0.00010以上であることを特徴とする態様1に記載のポリエステル樹脂が提供される。
【0008】
[3]本発明の態様3によれば、態様1または2に記載のポリエステル樹脂から作られる成形体が提供される。
【0009】
[4]本発明の態様4によれば、態様1または2に記載のポリエステル樹脂から作られるプリフォームが提供される。
【0010】
[5]本発明の態様5によれば、態様1または2に記載のポリエステル樹脂から作られるポリエステルボトルが提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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