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公開番号2025085739
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2025041218,2022156324
出願日2025-03-14,2022-09-29
発明の名称制御装置、ポンプユニット、及び冷媒循環装置
出願人ニデック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02P 29/032 20160101AFI20250529BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】外部装置と負荷装置との接続が検出されてから、外部装置と負荷装置とが接続される際の電力供給路の突入電流を防ぐ技術を提供することにある。
【解決手段】制御装置は、外部装置が着脱可能な第1コネクタと、負荷装置と第1コネクタとを電気的に接続する電力供給路と、電力供給路の接続及び切断を切り替えるロードスイッチと、ロードスイッチへの突入電流の保護回路と、制御回路とを備える。制御回路は、第1コネクタが外部装置に接続されたことを検出してから、ロードスイッチを切断から接続へと切り替える駆動信号を出力する。保護回路は、少なくともコンデンサを有し、駆動信号によるコンデンサの充電時間に基づくロードスイッチをオフからオンに徐々に遷移させる時間である所定の第1時間にわたってロードスイッチを切断から接続へと切り替える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
外部装置が着脱可能な第1コネクタと、
負荷装置と前記第1コネクタとを電気的に接続する電力供給路と、
前記電力供給路の接続及び切断を切り替えるロードスイッチと、
前記ロードスイッチへの突入電流の保護回路と、
制御回路と
を備え、
前記制御回路は、前記第1コネクタが外部装置に接続されたことを検出してから、前記ロードスイッチを切断から接続へと切り替える駆動信号を出力し、
前記保護回路は、少なくともコンデンサを有し、前記駆動信号による前記コンデンサの充電時間に基づく前記ロードスイッチをオフからオンに徐々に遷移させる時間である所定の第1時間にわたって前記ロードスイッチを切断から接続へと切り替える、制御装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記保護回路は、前記第1時間に前記コンデンサの充電電圧を前記ロードスイッチに入力することにより前記ロードスイッチを切断から接続へと切り替える、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記制御回路は、前記第1時間より長い第2時間が経過すると、前記負荷装置への駆動信号の出力を開始する、請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記外部装置は、前記第1コネクタが着脱可能である第2コネクタを備え、
前記第2コネクタは、接地される第2検出用端子を有し、
前記第1コネクタは、前記第1コネクタが前記第2コネクタに接続される場合に前記第2検出用端子と接続される第1検出用端子を有し、
前記制御回路は、前記第1検出用端子の電圧に基づいて、前記第1コネクタが前記第2コネクタに接続されたことを検出する、請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御回路は、前記第2コネクタから前記第1コネクタの取り外しを検出したことに応じて、前記ロードスイッチを接続から切断へと切り替える、請求項4に記載の制御装置。
【請求項6】
外部装置に着脱可能な第1コネクタと、
モータと、
前記モータにより生成された動力により回転するポンプロータと、
前記モータと、前記第1コネクタとの間に電気的に接続された電力供給路と、
前記電力供給路の接続及び切断を切り替えるロードスイッチと、
前記ロードスイッチへの突入電流の保護回路と、
前記第1コネクタが前記外部装置に接続されたことを検出してから、前記ロードスイッチを切断から接続へと切り替える駆動信号を出力する制御回路と
を備え、
前記保護回路は、少なくともコンデンサを有し、前記駆動信号による前記コンデンサの充電時間に基づく前記ロードスイッチをオフからオンに徐々に遷移させる時間である所定の第1時間にわたって前記ロードスイッチを切断から接続へと切り替え、
前記モータは、前記ロードスイッチが接続に切り替えられたことに応じて動力を発生する、ポンプユニット。
【請求項7】
請求項6に記載のポンプユニットと、
前記ポンプロータが回転することにより冷媒が循環する流路と
を備える、冷媒循環装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、ポンプユニット、及び冷媒循環装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、RAID(Redundant Array of Inexpensive Disks)システムにおけるディスクドライブのホットプラグ機能が記載されている。RAIDシステムにおいて、電源オン遅延回路は、ディスクドライブがアレーに挿入された場合に、ディスクドライブへの電力供給を制御する。詳細には、電源オン遅延回路は、ハードドライブと、アレーのバックプレーンコネクタとの間で接続が確立されることを検出する。接続が最初に感知されたときに、電源オン遅延回路は、所定時間(即ち、時間切れ)の計時を開始する。ディスクドライブへの電力は、電源オン遅延回路の所定時間が経過した場合に限り、ソリッドステートスイッチを経て印加される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表平09-505418号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、外部装置(即ち、RAIDシステム)と負荷装置(即ち、ディスクドライブ)との接続が最初に検出されてから所定時間が経過したことに応じて、外部装置から負荷装置へと電力が供給される。所定時間の長さは、極力短いことが求められる。なお、特許文献1には、所定時間の長さについて記載されていない。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、外部装置と負荷装置とが接続される際の電力供給路の突入電流を防ぐ技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る制御装置は、第1コネクタと、電力供給路と、ロードスイッチと、ロードスイッチへの突入電流の保護回路と、制御回路とを備えている。第1コネクタは、外部装置が着脱可能である。電力供給路は、負荷装置と第1コネクタとを電気的に接続する。ロードスイッチは、電力供給路の接続及び切断を切り換える。保護回路は、少なくともコンデンサを有している。制御回路は、第1コネクタが外部装置に接続されたことを検出してから、予め設定された設定時間と、コンデンサの充電時間に基づく第1時間との合計時間が経過した後に、ロードスイッチを切断から接続へと切り替える。
【0007】
本開示の他の態様に係るポンプユニットは、第1コネクタと、モータと、ポンプロータと、電力供給路と、ロードスイッチと、ロードスイッチへの突入電流の保護回路と、制御回路とを備える。第1コネクタは、外部装置に着脱可能である。ポンプロータは、モータにより生成された動力により回転する。電力供給路は、モータと、第1コネクタとの間に電気的に接続されている。ロードスイッチは、電力供給路の接続及び切断を切り換える。保護回路は、少なくともコンデンサを有している。制御回路は、第1コネクタが前記外部装置に接続されたことを検出してから、予め設定された設定時間と、コンデンサの充電時間に基づく第1時間との合計時間が経過した後に、ロードスイッチを切断から接続へと切り替える。前記モータは、前記ロードスイッチが接続に切り換えられたことに応じて動力を発生する。
【0008】
本開示の更に他の態様に係る冷媒循環装置は、ポンプユニットと、流路とを備える。流路では、ポンプロータが回転することにより冷媒が流れる。
【発明の効果】
【0009】
例示的な本開示によれば、外部装置と負荷装置とが接続される際の電力供給路の突入電流を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の実施形態に係る冷却システムの構成を示すブロック図である。
図2は、ケーシングと、各ポンプユニットとの挿抜を詳細に示す模式図である。
図3は、図1及び図2に示されるポンプユニットの詳細な構成を示すブロック図である。
図4は、図1に示される冷媒循環装置においてポンプユニットがケーシングに装着された場合の動作を示すタイミングチャートである。
図5は、図1に示される冷媒循環装置においてケーシングの主電源スイッチがオフにされる場合の動作を示すタイミングチャートである。
図6は、図1に示される冷媒循環装置においてポンプユニットがケーシングから取り外される場合の動作を示すタイミングチャートである。
図7は、作業者がポンプユニットをケーシングから取り外そうとした後にケーシングに再装着する場合におけるポンプユニットの動作を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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