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公開番号2025086088
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-06
出願番号2023199902
出願日2023-11-27
発明の名称加圧パンチ装置
出願人株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム
代理人
主分類B30B 15/28 20060101AFI20250530BHJP(プレス)
要約【課題】ロードセルに一定以上の荷重を作用しないようにし、大荷重でも分解能が細かいロードセルを適用し得る加圧パンチ装置を提供する。
【解決手段】上下方向へ移動するパンチ支持部材13と、対象物に荷重を付与する加圧パンチ14との間に、対象物に付与する荷重を検出するロードセル15を配置する。加圧パンチ14とロードセル15はパンチ支持部材13に対して上下方向へ移動可能に設ける。パンチ支持部材13と加圧パンチ14には対象物に付与する荷重が設定値以下では相互に離間すると共に設定値を超えると相互に当接する当接部を設ける。パンチ支持部材13と加圧パンチ14は両当接部が離間して対象物に付与する荷重がロードセル15に作用する作用位置と、両当接部が当接して設定値を超えて対象物に付与する荷重がロードセル15に作用しない非作用位置とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
昇降手段により上下方向へ移動自在にするパンチ支持部材と、パンチ支持部材の先端に設けて対象物に荷重を付与する加圧パンチと、パンチ支持部材と加圧パンチとの間に配置して対象物に付与する荷重を検出するロードセルとを備え、加圧パンチとロードセルはパンチ支持部材に対して上下方向へ相対移動可能に設け、パンチ支持部材と加圧パンチには対象物に付与する荷重が設定値以下では相互に離間すると共に設定値を超えると相互に当接する当接部を設け、パンチ支持部材と加圧パンチは両当接部が離間して対象物に付与する荷重がロードセルに作用する作用位置と、両当接部が当接して設定値を超えて対象物に付与する荷重がロードセルに作用しない非作用位置とを有することを特徴とする加圧パンチ装置。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記設定値を調整自在に設定する調整機構を設けることを特徴とする請求項1に記載の加圧パンチ装置。
【請求項3】
前記調整機構は流体圧力を調整自在とすることを特徴とする請求項2に記載の加圧パンチ装置。
【請求項4】
前記調整機構はばね力を調整自在とすることを特徴とする請求項2に記載の加圧パンチ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、加圧パンチで対象物を加圧する加圧パンチ装置に関し、特に、対象物としての棒状部材に生じた歪を矯正する歪矯装置に用いて好適な加圧パンチ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
この種の加圧パンチ装置は、パンチ支持部材をパンチガイド部材に上下方向へ移動可能に嵌合支持し、パンチ支持部材の下端に取付けた加圧パンチで棒状部材(クランクシャフト)を押し込み、棒状部材に熱処理等で生じた歪を矯正している。そして、加圧パンチによる荷重をロードセルで検出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-261834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、かかる従来の加圧パンチ装置では、ロードセルをパンチ支持部材と加圧パンチとの間に介在して設けているため、常に荷重がロードセルに作用し、特に、荷重が大きい場合には、これに伴いロードセルを耐荷重が大きいものにしなければならず、分解能が荒くなってしまい、高精度の制御が難かった。
【0005】
本発明の課題は、ロードセルに一定以上の荷重を作用しないようにし、大荷重でも分解能が細かいロードセルを適用し得る加圧パンチ装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を達成すべく、本発明は次の手段をとった。即ち、
昇降手段により上下方向へ移動自在にするパンチ支持部材と、パンチ支持部材の先端に設けて対象物に荷重を付与する加圧パンチと、パンチ支持部材と加圧パンチとの間に配置して対象物に付与する荷重を検出するロードセルとを備え、加圧パンチとロードセルはパンチ支持部材に対して上下方向へ相対移動可能に設け、パンチ支持部材と加圧パンチには対象物に付与する荷重が設定値以下では相互に離間すると共に設定値を超えると相互に当接する当接部を設け、パンチ支持部材と加圧パンチは両当接部が離間して対象物に付与する荷重がロードセルに作用する作用位置と、両当接部が当接して設定値を超えて対象物に付与する荷重がロードセルに作用しない非作用位置とを有することを特徴とする加圧パンチ装置がそれである。
【0007】
この場合、前記設定値を調整自在に設定する調整機構を設けてもよい。また、前記調整機構は流体圧力を調整自在としてもよい。また、前記調整機構はばね力を調整自在としてもよい。
【発明の効果】
【0008】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明は、加圧パンチとロードセルはパンチ支持部材に対して上下方向へ相対移動可能に設け、パンチ支持部材と加圧パンチには対象物に付与する荷重が設定値以下では相互に離間すると共に設定値を超えると相互に当接する当接部を設け、パンチ支持部材と加圧パンチは両当接部が離間して対象物に付与する荷重がロードセルに作用する作用位置と、両当接部が当接して設定値を超えて対象物に付与する荷重がロードセルに作用しない非作用位置とを有する。このため、非作用位置では設定値を超えて対象物に付与する荷重がロードセルに作用しないから、ロードセルに一定以上の荷重を作用しないようにでき、大荷重でも分解能が細かいロードセルを適用することができる。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、設定値を調整自在に設定する調整機構を設ける。このため、設定値を調整自在に設定できるから、用途に応じた最適の設定値に設定することができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、調整機構は流体圧力を調整自在とする。このため、流体圧力を調整して設定値を設定できるから、流体圧力は高圧から低圧までの広範囲を容易に調整することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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