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公開番号2025058532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168525
出願日2023-09-28
発明の名称金属ヨウ化物錠剤の製造方法
出願人株式会社合同資源
代理人個人,個人,個人
主分類B30B 11/00 20060101AFI20250402BHJP(プレス)
要約【課題】黒物質の混入が抑制された金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供する。
を提供する。
【解決手段】金属ヨウ化物錠剤の製造方法であって、金属ヨウ化物の粉状体を打錠機を用いて圧縮成形する工程を含み、打錠機が上杵、臼および下杵をこの順で備え、上杵に、金属ヨウ化物の粉状体が臼の内部に落下することを防止するためのキャップを有する、金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
金属ヨウ化物錠剤の製造方法であって、
金属ヨウ化物の粉状体を打錠機を用いて圧縮成形する工程を含み、
前記打錠機が上杵、臼および下杵をこの順で備え、前記上杵に、前記金属ヨウ化物の粉状体が前記臼の内部に落下することを防止するためのキャップを有する、金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記圧縮成形において、0.3kN以上1.0kN未満の打錠圧力で、前記金属ヨウ化物の粉状体に圧力を付与する、請求項1に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
【請求項3】
前記打錠機が金属製の前記上杵、前記臼および前記下杵を備え、前記上杵、前記臼および前記下杵からなる群から選択される一つまたは二つ以上の表面が窒化処理されている、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
【請求項4】
圧縮成形する前記工程の前に、前記粉状体を乾燥する工程および前記粉状体を前記打錠機に投入する工程をさらに含み、
前記粉状体を乾燥する前記工程から前記粉状体を前記打錠機に投入する前記工程までの間において、以下<水分量>に従い、カールフィッシャー電量滴定法にて測定される前記粉状体の水分量が、前記粉状体の質量全体に対して500ppm以下である、請求項1または2に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
<水分量>
前記粉状体2gを水分気化装置に入れ、345℃で加熱して発生した水分の量を、カールフィッシャー水分計およびカールフィッシャー試薬を用いて、JIS K 0113:2005に準拠して電量滴定法により測定し、以下式(3)により、水分量(ppm)を算出する。
式(3):水分量(ppm)=測定した水分量(mg)/前記粉状体の質量(kg)
【請求項5】
前記粉状体を乾燥する前記工程において、前記粉状体を100℃以上180℃以下の温度で乾燥する、請求項4に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金属ヨウ化物錠剤の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
金属ヨウ化物錠剤について、様々な検討が行われている。
【0003】
特許文献1には、金属ヨウ化物の粉末を10~50℃で、圧壊強度が4kgf以上、粒子径が5~20mmとなるように圧縮成型する、錠剤型の金属ヨウ化物の製造方法が記載され、長期間保存した場合であっても固結が十分に防止される金属ヨウ化物の製造方法を提供できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-137824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、黒物質の混入が抑制された金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた。その結果、金属ヨウ化物錠剤を圧縮成形する際の打錠機を、上杵、臼および下杵をこの順で備えるものとし、上杵に、金属ヨウ化物の粉状体が臼の内部に落下することを防止するためのキャップを備えることにより、錠剤への黒物質の混入を抑制できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明によれば、以下に示す金属ヨウ化物錠剤の製造方法が提供される。
【0007】
[1]
金属ヨウ化物錠剤の製造方法であって、
金属ヨウ化物の粉状体を打錠機を用いて圧縮成形する工程を含み、
前記打錠機が上杵、臼および下杵をこの順で備え、前記上杵に、前記金属ヨウ化物の粉状体が前記臼の内部に落下することを防止するためのキャップを有する、金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
[2]
前記圧縮成形において、0.3kN以上1.0kN未満の打錠圧力で、前記金属ヨウ化物の粉状体に圧力を付与する、[1]に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
[3]
前記打錠機が金属製の前記上杵、前記臼および前記下杵を備え、前記上杵、前記臼および前記下杵からなる群から選択される一つまたは二つ以上の表面が窒化処理されている、[1]または[2]に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
[4]
圧縮成形する前記工程の前に、前記粉状体を乾燥する工程および前記粉状体を前記打錠機に投入する工程をさらに含み、
前記粉状体を乾燥する前記工程から前記粉状体を前記打錠機に投入する前記工程までの間において、以下<水分量>に従い、カールフィッシャー電量滴定法にて測定される前記粉状体の水分量が、前記粉状体の質量全体に対して500ppm以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
<水分量>
前記粉状体2gを水分気化装置に入れ、345℃で加熱して発生した水分の量を、カールフィッシャー水分計およびカールフィッシャー試薬を用いて、JIS K 0113:2005に準拠して電量滴定法により測定し、以下式(3)により、水分量(ppm)を算出する。
式(3):水分量(ppm)=測定した水分量(mg)/前記粉状体の質量(kg)
[5]
前記粉状体を乾燥する前記工程において、前記粉状体を100℃以上180℃以下の温度で乾燥する、[4]に記載の金属ヨウ化物錠剤の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、黒物質の混入が抑制された金属ヨウ化物錠剤の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の打錠機の上杵(キャップ付き)、臼、下杵の一例を示す図である。
本実施形態の打錠機のキャップを設置する前の上杵およびキャップの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。なお、本実施形態では、数値範囲を示す「A~B」は特に断りがなければ、A以上B以下を表す。また、数値範囲が段階的に記載されている場合、各数値範囲の上限及び下限は任意に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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