TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025128097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2025077152,2023575969
出願日
2025-05-07,2022-10-25
発明の名称
プレス工具及びプレスプレートの製造方法
出願人
フェック ライニッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B30B
15/06 20060101AFI20250826BHJP(プレス)
要約
【課題】本発明は、プレス面を有するプレス工具、及びプレス工具の製造方法に関する。
【解決手段】本発明は、プレス面(2)を備えた、工作物を製造するためのプレス工具に関する。プレス工具は、ベース構造体(10)と、表面(31)上に互いに重なり合って配置されてプレス面(2)を形成する少なくとも2つのセラミック層(11、12)とを含み、一方のセラミック層は、ある光沢度を有する全面セラミック層(12)であり、他方のセラミック層は、全面セラミック層(12)の光沢度とは異なる別の光沢度を有する部分セラミック層(11)である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
工作物を製造するためのプレス工具であって、
プレス面(2)と、
表面(31)を備えたベース構造体(10)と、
表面(31)上に互いに重なり合って配置され、前記プレス面(2)を形成する少なくとも2つのセラミック層(11、12)であって、一方のセラミック層はある光沢度を有する全面セラミック層(12)であり、他方のセラミック層は全面セラミック層(12)の光沢度とは異なる別の光沢度を有する部分セラミック層(11)である、少なくとも2つのセラミック層(11、12)と、
を備えるプレス工具。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記プレス面(2)は隆起部(4)と凹み部(3)とからなる構造を有し、
前記ベース構造体(10)は、前記プレス面(2)の構造に対応して構造化された表面(31)を有し、特に、前記ベース構造体(12)は、互いに重なり合って配置され、前記ベース構造体(10)の前記構造化された表面(31)を形成する複数の部分金属層(15)を含む、請求項1に記載のプレス工具。
【請求項3】
前記全面セラミック層(12)の厚みは、前記全面セラミック層(12)と前記部分セラミック層(11)の異なる光沢度を得るために、前記部分セラミック層(11)の厚みとは異なり、
特に、2つのセラミック層(11、12)は同じセラミック材料からなる、請求項1又は2に記載のプレス工具。
【請求項4】
両セラミック層(11、12)のセラミック材料は、前記全面セラミック層(12)と前記部分セラミック層(11)の異なる光沢度を得るために、異なっており、
特に、前記全面セラミック層(12)の厚みは前記部分セラミック層(11)の厚みに等しい、請求項1又は2に記載のプレス工具。
【請求項5】
前記部分セラミック層(11)は、前記全面セラミック層(12)と前記ベース構造体(10)の構造化された表面(31)との間に配置されているか、又は前記全面セラミック層(12)上に配置されている、請求項1~4の何れか一項に記載のプレス工具。
【請求項6】
前記少なくとも2つのセラミック層(11、12)の厚みは1μm~2μmの範囲であり、及び/又は前記少なくとも2つのセラミック層(11、12)のセラミック材料は、二ホウ化ハフニウム、二ホウ化モリブデン、二ホウ化タンタル、二ホウ化チタン、二ホウ化タングステン、二ホウ化バナジウム、二ホウ化ジルコニウム、又はこれらのセラミック材料の混合物である、請求項1~5の何れか一項に記載のプレス工具。
【請求項7】
前記ベース構造体(10)の構造化された表面(31)は、異なる領域で異なる光沢度を有し、特に、これらの光沢度は前記全面セラミック層(12)と前記部分セラミック層(11)の光沢度とは異なる、請求項1~6の何れか一項に記載のプレス工具。
【請求項8】
請求項1~7の何れか一項に記載のプレス工具の製造方法であって、
前記ベース構造体(10)を準備するステップと、
前記少なくとも2つのセラミック層(11、12)の一方を前記ベース構造体(10)の構造化された表面(31)に塗布するステップと、
前記構造化された表面(10)に塗布された一方のセラミック層上に前記少なくとも2つのセラミック層(11、12)の他方を塗布するステップと、を含み、
前記少なくとも2つのセラミック層(11、12)の光沢度は異なる、プレス工具の製造方法。
【請求項9】
前記ベース構造体(10)の前記表面(31)に部分マスクを塗布するステップと、
前記部分マスクを施した構造化された表面(31)上で前記部分マスクによって覆われていない領域にセラミック層を塗布するステップと、
前記部分マスクを除去して、前記構造化された表面(31)上に前記部分セラミック層(11)が配置されるようにするステップと、
前記部分セラミック層(11)上に前記全面セラミック層(12)を塗布するステップと、を含む、請求項8に記載のプレス工具の製造方法。
【請求項10】
前記ベース構造体(10)の前記表面(31)に前記全面セラミック層(12)を塗布するステップと、
前記全面セラミック層(12)に部分マスクを塗布するステップと、
前記部分マスクによって覆われていない領域で、前記部分マスクを施した前記全面セラミック層(12)上にセラミック層を塗布するステップと、
前記部分マスクを除去して、前記全面セラミック層(12)上に前記部分セラミック層(11)が配置されるようにするステップと、
を含む、請求項8に記載のプレス工具の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プレス面を有するプレス工具、及びプレス工具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
プレスプレート、エンドレスベルト、エンボスローラなどの形態のプレス工具は、特に、木工産業において、例えば家具、ラミネート、パネルなど、即ち一般に工作物の製造に使用される。工作物はプレス工具のプレス面でプレスされ、工作物はプレス面に対応する表面を付与される。
【0003】
特許文献1は、エンボス型の構造を有するプレス面を加工する方法を開示している。第1のクロム層を全面に施した表面上に、所定の領域で少なくとも1つの別のクロム層が配置される。両クロム層の光沢度は異なる。プレス面によって、光沢度が異なる構造を有する表面を持つ材料ボードとして形成された工作物を製造することができる。このプレス工具の製造はクロム層を使用するため、環境に比較的有害である。
【0004】
特許文献2には、樹脂を含浸させた紙から装飾ラミネートを製造するための平坦なプレス面の製造方法が開示されている。この目的のために、平坦なプレス面に所望の仕上げを施し、平坦な表面から不純物を除去し、この平坦な表面に二ホウ化ハフニウム、二ホウ化モリブデン、二ホウ化タンタル、二ホウ化チタン、二ホウ化タングステン、二ホウ化バナジウム、二ホウ化ジルコニウム又はこれらの物質の混合物が、表面マグネトロンスパッタリング被覆装置で、少なくとも2000HVのビッカース硬さに被覆され、そのために平坦な表面と表面マグネトロンスパッタリング被覆装置のスパッタリングヘッドとを、平坦なプレス面内に27.78℃以下の熱勾配を生じさせるのに十分な走査速度で相対的に動かす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2009/062488(A2)号
米国特許第6190514(B1)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、特定の領域で光沢度が異なるプレス面を有するプレス工具を、製造が比較的環境に優しい方法で提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、プレス面と、ベース構造体と、表面上に互いに重なり合って配置されてプレス面を形成する少なくとも2つのセラミック層とを有し、それらのうち一方のセラミック層は、ある光沢度を有する全面セラミック層であり、他方のセラミック層は、全面セラミック層の光沢度とは異なる別の光沢度を有する部分セラミック層である、工作物を製造するためのプレス工具によって解決される。
【0008】
本発明によるプレス工具は、例えばエンドレスベルト又はエンボスローラである。好ましくは、本発明によるプレス工具はプレスプレートである。
【0009】
プレス面は、例えば平滑であるが、構造化されたプレス面として設計することもできる。特に、プレス面は隆起部と凹み部からなる構造を有することができ、ベース構造体は、プレス面の構造に対応して構造化された表面を有することができる。
【0010】
本発明の別の態様は、本発明によるプレス工具の製造方法であって、
ベース構造体を準備するステップと、
一方のセラミック層をベース構造体の表面に塗布するステップと、
構造化された表面に塗布されたセラミック層に他方のセラミック層を塗布するステップと、を含み、両セラミック層の光沢度が異なる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
日機装株式会社
加圧装置
4か月前
株式会社ヨコオ
製造装置
4か月前
日機装株式会社
加圧システム
4か月前
株式会社ササキコーポレーション
圧縮装置
5か月前
株式会社ササキコーポレーション
圧縮装置
5か月前
トヨタ紡織株式会社
プレス装置
5か月前
大同工業株式会社
高温成形用金型
2か月前
住友重機械工業株式会社
プレス装置
3か月前
住友重機械工業株式会社
プレス装置
3か月前
株式会社エーエス
気体搬送システムの運転方法
6か月前
日本発條株式会社
加工油供給方法及び装置
1か月前
株式会社石垣
スクリュープレスの外筒スクリーン洗浄方法
2か月前
株式会社西田製作所
工具ヘッドと据置台との組み合わせ
4か月前
株式会社ジェイテクトフルードパワーシステム
加圧パンチ装置
3か月前
シージーケー株式会社
プレス装置
5か月前
株式会社ササキコーポレーション
圧縮装置
9か月前
いすゞ自動車株式会社
成形装置
9日前
個人
プレス機械の往復運動を利用したスクラップ搬送装置
5か月前
ニデックドライブテクノロジー株式会社
工作機械、及び方法
7か月前
株式会社合同資源
金属ヨウ化物錠剤の製造方法
5か月前
ヒラノ技研工業株式会社
プレスロール装置
10か月前
トヨタ紡織株式会社
金型装置の下死点把握方法及び金型装置
5か月前
株式会社ディムコ
ガイドユニットを備えるダブルベルトプレス装置
3か月前
住友重機械工業株式会社
プレス装置及びプレス装置の配管工程
2か月前
冨士発條株式会社
プレスシステム、およびトランスファ装置
29日前
株式会社SGIC
加熱ブロック及びダブルベルトプレス
3か月前
株式会社SGIC
冷却ブロック及びダブルベルトプレス
6か月前
株式会社アマダ
曲げ加工機、及び曲げ加工機のテーブル制御方法
7か月前
UBEマシナリー株式会社
押出プレス装置の支援システム
2か月前
株式会社テクノステート
プレス機の金型損傷予測方法及びその装置
10か月前
株式会社石垣
スクリュープレスにおける目詰まり防止機構及びそれを用いた目詰まり防止方法
3か月前
アイダエンジニアリング株式会社
プレス機械及びプレス機械の異常検知方法
7か月前
株式会社アルファーシステム
プレス装置
6か月前
株式会社KMC
監視システム、センサープレート及び通信制御ユニット
1日前
アイダエンジニアリング株式会社
プレス機械の表示装置及びプレス加工の監視方法
7か月前
住友重機械工業株式会社
プレス装置、診断装置、プレス装置の健全性診断方法及び健全性診断プログラム
4か月前
続きを見る
他の特許を見る