TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025086266
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200207
出願日
2023-11-27
発明の名称
非水電解質蓄電素子の使用方法及び機器
出願人
株式会社GSユアサ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/052 20100101AFI20250530BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子を使用する方法であって、同じ放電容量の非水電解質蓄電素子で比較した場合の低温環境下における抵抗が低く、且つ充放電サイクルにおける容量維持率が高い使用方法、及びケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子に対してこのような使用が可能な機器を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る非水電解質蓄電素子の使用方法は、非水電解質蓄電素子を下限電圧まで放電することを備え、上記非水電解質蓄電素子が、金属ケイ素ナノ粒子を含む負極活物質層を有する負極を備え、上記負極活物質層における上記金属ケイ素ナノ粒子の含有量が6質量%以上であり、上記下限電圧は、上記非水電解質蓄電素子を満充電状態から定格容量相当の電気量を放電したときに得られるdQ/dV曲線において最も低電圧側の極大に対応する電圧より0.04V以上0.20V以下低い範囲である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
非水電解質蓄電素子を下限電圧まで放電することを備え、
上記非水電解質蓄電素子が、金属ケイ素ナノ粒子を含む負極活物質層を有する負極を備え、
上記負極活物質層における上記金属ケイ素ナノ粒子の含有量が6質量%以上であり、
上記下限電圧は、上記非水電解質蓄電素子を満充電状態から定格容量相当の電気量を放電したときに得られるdQ/dV曲線において最も低電圧側の極大に対応する電圧より0.04V以上0.20V以下低い範囲である、非水電解質蓄電素子の使用方法。
続きを表示(約 290 文字)
【請求項2】
上記金属ケイ素ナノ粒子は、炭素材料との複合体を形成している、請求項1に記載の非水電解質蓄電素子の使用方法。
【請求項3】
金属ケイ素ナノ粒子を含む負極活物質層を有する負極を備える非水電解質蓄電素子を備え、
上記負極活物質層における上記金属ケイ素ナノ粒子の含有量が6質量%以上であり、
上記非水電解質蓄電素子の下限電圧が、上記非水電解質蓄電素子を満充電状態から定格容量相当の電気量を放電したときに得られるdQ/dV曲線において最も低電圧側の極大に対応する電圧より0.04V以上0.20V以下低い範囲に設定されている、機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非水電解質蓄電素子の使用方法及び機器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
リチウムイオン二次電池に代表される非水電解質二次電池は、エネルギー密度の高さから、パーソナルコンピュータ、通信端末等の電子機器、自動車等に多用されている。非水電解質二次電池は、一般的には、セパレータで電気的に隔離された一対の電極と、この電極間に介在する非水電解質とを有し、両電極間で電荷輸送イオンの受け渡しを行うことで充放電するよう構成される。非水電解質二次電池以外の非水電解質蓄電素子として、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタ等のキャパシタも広く普及している。
【0003】
負極活物質として、金属ケイ素、酸化ケイ素等のケイ素元素を含むケイ素材料(ケイ素系活物質)が用いられた非水電解質蓄電素子が知られている(特許文献1参照)。ケイ素系材料は黒鉛等の炭素材料(炭素系活物質)と比べて質量当たりの放電容量が大きい等の利点を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-053152号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子は、充放電サイクルにおける容量維持率が低いという不都合を有する。また、非水電解質蓄電素子においては、例えば低温環境下における回生電力受け入れ性、出力性能等の点から、低温環境下における抵抗が低いことが望ましい。
【0006】
本発明は、ケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子を使用する方法であって、同じ放電容量の非水電解質蓄電素子で比較した場合の低温環境下における抵抗が低く、且つ充放電サイクルにおける容量維持率が高い使用方法、及びケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子に対してこのような使用が可能な機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る非水電解質蓄電素子の使用方法は、非水電解質蓄電素子を下限電圧まで放電することを備え、上記非水電解質蓄電素子が、金属ケイ素ナノ粒子を含む負極活物質層を有する負極を備え、上記負極活物質層における上記金属ケイ素ナノ粒子の含有量が6質量%以上であり、上記下限電圧は、上記非水電解質蓄電素子を満充電状態から定格容量相当の電気量を放電したときに得られるdQ/dV曲線において最も低電圧側の極大に対応する電圧より0.04V以上0.20V以下低い範囲である。
【0008】
本発明の他の一態様に係る機器は、金属ケイ素ナノ粒子を含む負極活物質層を有する負極を備える非水電解質蓄電素子を備え、上記負極活物質層における上記金属ケイ素ナノ粒子の含有量が6質量%以上であり、上記非水電解質蓄電素子の下限電圧が、上記非水電解質蓄電素子を満充電状態から定格容量相当の電気量を放電したときに得られるdQ/dV曲線において最も低電圧側の極大に対応する電圧より0.04V以上0.20V以下低い範囲に設定されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、ケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子を使用する方法であって、同じ放電容量の非水電解質蓄電素子で比較した場合の低温環境下における抵抗が低く、且つ充放電サイクルにおける容量維持率が高い使用方法、及びケイ素系活物質が用いられた非水電解質蓄電素子に対してこのような使用が可能な機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の一実施形態において用いられる非水電解質蓄電素子を示す透視斜視図である。
図2は、本発明の一実施形態において用いられる非水電解質蓄電素子を複数個集合して構成した蓄電装置を示す概略図である。
図3は、参考例Aの非水電解質蓄電素子を4.25Vから2.75Vまで放電したときに得られたdQ/dV曲線である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社東光高岳
変圧器
16日前
株式会社東光高岳
変圧器
16日前
株式会社電知
組電池の製造方法
2日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
5日前
ローム株式会社
チップ部品
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
8日前
CKD株式会社
倣い装置
12日前
株式会社不二越
ソレノイド
1日前
株式会社ダイヘン
ヒューズ
5日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
株式会社不二越
ソレノイド
11日前
株式会社ダイヘン
搬送装置
8日前
CKD株式会社
傾き調整装置
12日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
18日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池昇温装置
12日前
SMK株式会社
コネクタの取付構造
12日前
新電元工業株式会社
磁性部品
19日前
新電元工業株式会社
磁性部品
19日前
富士電機株式会社
半導体装置
12日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
17日前
日亜化学工業株式会社
発光素子
5日前
日本板硝子株式会社
車両用のガラス体
2日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
1日前
株式会社村田製作所
コイル部品
12日前
イビデン株式会社
電子部品搭載用基板
9日前
TDK株式会社
電子部品
15日前
FDK株式会社
放熱構造
16日前
シャープ株式会社
放電装置
17日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
18日前
株式会社安川電機
ロボット
2日前
トヨタ自動車株式会社
電池
10日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
8日前
象印マホービン株式会社
電気機器
16日前
デンカ株式会社
放熱構造体
17日前
続きを見る
他の特許を見る