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公開番号2025110602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-29
出願番号2024004531
出願日2024-01-16
発明の名称蓄電素子
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/533 20210101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】信頼性が向上された蓄電素子を提供する。
【解決手段】蓄電素子は、巻回された極板715を備える電極体700を備え、電極体700は、電極体本体710と、接続部730とを備え、接続部730は、電極体本体710の端部であって、極板715の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、接続部730は、第一方向と直交する第二方向に積層された、極板の一部である複数のタブ720を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
巻回された極板を備える電極体を備え、
前記電極体は、電極体本体と、接続部とを備え、
前記接続部は、前記電極体本体の端部であって、前記極板の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、
前記接続部は、前記第一方向と直交する第二方向に積層された、前記極板の一部である複数のタブを備え、
前記複数のタブは、前記第二方向において、前記巻回軸に最も近い第一タブを含み、
前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向において、前記第一タブの幅は、前記複数のタブの中で最も大きい、
蓄電素子。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記複数のタブは、前記第二方向において、前記巻回軸から最も遠い第二タブを含み、
前記第三方向において、前記第二タブの幅は、前記複数のタブの中で最も小さい、
請求項1記載の蓄電素子。
【請求項3】
前記接続部の前記第三方向の幅は、前記第二方向において前記巻回軸から遠い一方から前記巻回軸に近い他方にかけて大きくなっている、
請求項2記載の蓄電素子。
【請求項4】
前記第二方向から見た場合、前記第二タブの前記第三方向の全域が、前記第一タブと重なる、
請求項2または3記載の蓄電素子。
【請求項5】
前記第二方向から見た場合、前記複数のタブのうちの、前記第一タブ以外の全ての他のタブの前記第三方向の全域が、前記第一タブと重なる、
請求項4記載の蓄電素子。
【請求項6】
巻回された極板を備える電極体を備え、
前記電極体は、電極体本体と、接続部とを備え、
前記接続部は、前記電極体本体の端部であって、前記極板の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、
前記接続部は、前記第一方向と直交する第二方向に積層された、前記極板の一部である複数のタブを備え、
前記接続部の、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向の幅は、前記第二方向において前記巻回軸から遠い一方から前記巻回軸に近い他方にかけて大きくなっている、
蓄電素子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電素子に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、容器と、容器内に収納され、正極および負極を含む電極群と、前記電極群の正極および負極のうち少なくとも一方の極の集電体の複数箇所から延出され、厚さ方向に積層された複数枚の集電タブと、集電タブと電気的に接続されたリードと、を備える電池が開示されている。電極群は、扁平形状を有し、例えば、正極と負極との間にセパレータを挟んで渦巻状に捲回した後、全体を扁平形状に加圧成形することにより作製される。電極群の一方の端面の片側半周分から、正極の集電タブが上向きに導出されると共に、負極の集電タブが上向きに導出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-70918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電池が備える電極群では、正極及び負極がセパレータを挟んで渦巻状に捲回されている。このような構造を有する電極群では、例えば、正極及び負極の厚さのばらつきに起因して、厚さ方向で積層された複数枚の集電タブそれぞれの捲回方向の位置ずれが、外周に向かうほど大きくなるという問題が生じる。集電タブの位置ずれは、集電タブと他の部材との干渉等の問題の要因となる。一方で、電気抵抗の増加の抑制等の観点からは、集電タブの捲回方向の幅は大きい方が好ましい。しかしながら、上記のように、集電タブの位置ずれが発生することを考慮すると、集電タブの横幅を大きくすることは難しい。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、信頼性が向上された蓄電素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電素子は、巻回された極板を備える電極体を備え、前記電極体は、電極体本体と、接続部とを備え、前記接続部は、前記電極体本体の端部であって、前記極板の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、前記接続部は、前記第一方向と直交する第二方向に積層された、前記極板の一部である複数のタブを備え、前記複数のタブは、前記第二方向において、前記巻回軸に最も近い第一タブを含み、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向において、前記第一タブの幅は、前記複数のタブの中で最も大きい。
【0007】
本発明の他の一態様に係る蓄電素子は、巻回された極板を備える電極体を備え、前記電極体は、電極体本体と、接続部とを備え、前記接続部は、前記電極体本体の端部であって、前記極板の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、前記接続部は、前記第一方向と直交する第二方向に積層された、前記極板の一部である複数のタブを備え、前記接続部の前記第三方向の幅は、前記第二方向において前記巻回軸から遠い一方から前記巻回軸に近い他方にかけて大きくなっている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、信頼性が向上された蓄電素子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電素子の分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る電極体の構成を示す斜視図である。
図4は、実施の形態に係る接続部の構成を模式的に示す上面図である。
図5は、実施の形態に係る極板におけるタブの位置とタブの横幅との関係を模式的に示す図である。
図6は、実施の形態の変形例1に係る接続部の構成を模式的に示す上面図である。
図7は、実施の形態の変形例2に係る接続部の構成を模式的に示す上面図である。
図8は、実施の形態の変形例3に係る接続部の構成を模式的に示す上面図である。
図9は、実施の形態の変形例4に係る接続部の構成を模式的に示す上面図である。
図10は、実施の形態の変形例5に係る蓄電装置の構成を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る蓄電素子は、巻回された極板を備える電極体を備え、前記電極体は、電極体本体と、接続部とを備え、前記接続部は、前記電極体本体の端部であって、前記極板の巻回軸に平行な第一方向の端部から突出しており、前記接続部は、前記第一方向と直交する第二方向に積層された、前記極板の一部である複数のタブを備え、前記複数のタブは、前記第二方向において、前記巻回軸に最も近い第一タブを含み、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向において、前記第一タブの幅は、前記複数のタブの中で最も大きい。
(【0011】以降は省略されています)

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