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公開番号
2025086797
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023201085
出願日
2023-11-28
発明の名称
移植機及び苗ステーの固定方法
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類
A01C
11/02 20060101AFI20250602BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】苗ステーの高さを調整する作業の労力を軽減する。
【解決手段】移植機1は、苗載せ台25を備え、苗載せ台25は、苗の載置面28を有する苗載置部27と、載置面28の苗を当該載置面28に向かって抑える苗ステー40と、苗ステー40を載置面28から所定の高さで固定する固定具46と、を備え、固定具46は、軸61回りに回動するカム62を備え、カム62は、軸61回りの回動によって、苗ステー40を固定可能な荷重を発生させる状態と、前記荷重が発生しない状態と、を切替自在に構成される。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
苗載せ台を備えた移植機であって、
前記苗載せ台は、
苗の載置面を有する苗載置部と、
前記載置面の苗を当該載置面に向かって抑える苗ステーと、
前記苗ステーを前記載置面から所定の高さで固定する固定具と、を備え、
前記固定具は、軸回りに回動するカムを備え、
前記カムは、前記軸回りの回動によって、前記苗ステーを固定可能な荷重を発生させる状態と、前記荷重が発生しない状態と、を切替自在に構成される、移植機。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記苗載せ台は、
前記苗載置部に設けられる柱を備え、
前記苗ステーは、前記固定具によって前記柱に対して固定され、
前記固定具は、
前記苗ステーを係止する係止部及び前記柱を挿通する案内部を有するケース、及び前記案内部に挿通された前記柱を押圧する押圧部材を含むと共に、前記案内部に挿通された前記柱に沿って変位可能に構成され、
前記押圧部材は、前記ケースに設けられた軸回りに回動する前記カムを備え、
前記カムの前記軸回りの回動範囲は、
前記案内部に挿通された前記柱を当該カムの外周面が押圧する第1の範囲と、前記案内部に挿通された前記柱から前記外周面が離間する第2の範囲と、を含む、請求項1記載の移植機。
【請求項3】
前記固定具は、
前記案内部に挿通された前記柱と前記外周面との間に配置される弾性部材をさらに備える、請求項2記載の移植機。
【請求項4】
前記弾性部材は、
前記ケースに固定される第1の部分と、前記柱と前記外周面との間に配置される第2の部分と、を含み、
前記第1の部分は、前記ケースの外部に固定され、
前記第2の部分は、前記第1の部分から前記ケースに形成された開口部を通して前記ケースの内部まで延びて設けられる、請求項3記載の移植機。
【請求項5】
前記押圧部材は、前記カムの外周面から突出するレバーをさらに備える、請求項2又は請求項3記載の移植機。
【請求項6】
前記外周面のうち、前記カムが前記第1の範囲を回動されるときに前記柱を押圧する部分は、
平面によって構成された第1の面と、曲面によって構成された第2の面と、を含む、請求項2又は請求項3記載の移植機。
【請求項7】
前記押圧部材は、前記第1の面によって前記柱を押圧する位置に前記カムが回動されたときに、前記ケースに係合する凹部を有する、請求項6記載の移植機。
【請求項8】
前記カムは、補強リブを含む、請求項1又は請求項2記載の移載機。
【請求項9】
苗載せ台を備えた移植機における苗ステーの固定方法であって、
前記苗載せ台は、
苗の載置面を有する苗載置部と、
前記載置面の苗を当該載置面に向かって押圧する苗ステーと、
前記苗載置部に設けられる柱と、
前記苗ステーを前記柱に対して固定する固定具と、を備え、
前記固定具は、
前記苗ステーを係止する係止部及び前記柱を挿通する案内部を有するケースと、前記案内部に挿通された前記柱を押圧する押圧部材と、を含むと共に、前記案内部に挿通された前記柱に沿って変位可能に構成され、
前記押圧部材において、前記ケースに設けられた軸回りに回動するカムを設け、
前記ケースの前記係止部において前記苗ステーを係止する工程と、
前記案内部に挿通された前記柱を前記カムの外周面によって押圧する第1の範囲に当該カムを回動させて、前記柱に前記ケースを固定する工程と、を含む、苗ステーの固定方法。
【請求項10】
前記案内部に挿通された前記柱から前記外周面が離間する第2の範囲に前記カムを回動させて、前記柱に対する前記ケースの固定を解除する工程をさらに含む、請求項9記載の苗ステーの固定方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移植機及び苗ステーの固定方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に示されるように、苗を載置する苗載置部を有する苗載せ台と、苗載置部に載置された苗の浮き上がりを抑制する苗ステーと、を含む植付装置を備えた移植機が知られている。植付装置は、苗載せ台から苗ステーを支持する柱と、苗ステーを柱に固定する固定具とをさらに備える。苗ステーは、柱に対する固定具の固定位置を調整することによって、苗載置部における苗の載置面からの高さを調整することができる。
【0003】
(従来の固定具について)
図14は、従来の固定具を示す上方からの斜視図である。図15は、従来の固定具を示す下方からの斜視図である。図16は、従来の固定具による苗ステーの支持状態を示す斜視図である。図14~図16は、従来の固定具である固定具100を示している。図14~図16に示すように、従来の固定具100は、5面を有する箱状のケース110を有する。ケース110は、第1側板111、第2側板112、第3側板113、及び第4側板114と、天板115とを有する。第1側板111及び第2側板112は互いに平行であり、第3側板113及び第4側板114は互いに平行である。天板115は、各側板111~114に直交して配置される。
【0004】
固定具100は、第1側板111及び第2側板112において、苗ステー40の第1部材41を挿し込んで係止するための孔(係止部)116をそれぞれ備える。固定具100は、第3側板113及び第4側板114において、柱44を挿し込んで案内するための孔(案内部)117を備える。孔117は、角柱状の柱44の外形寸法より若干大きい矩形状の孔である。
【0005】
固定具100は、天板115において雌ねじ118が形成されており、当該雌ねじ118に蝶ボルト120が螺合されている。固定具100は、蝶ボルト120を柱44に対して締め付けることによって、柱44に対してケース110を固定する。蝶ボルト120は、ユーザが蝶ボルト120を締めたり緩めたりする際に把持する把持部121を備える。固定具100は、孔116において、苗ステー40を係止することができる。また、固定具100は、蝶ボルト120を緩めて孔117に挿通された柱44に沿ってスライドさせることによって、載置面28に対する孔116の距離を調整し、その後蝶ボルト120を締めることによって、載置面28からの苗ステー40の高さを調整することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-159679号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来の移植機において、苗ステーは、複数の固定具を用いて苗載せ台に固定されることが一般的である。従来の固定具(図14~図16等参照)は、雌ねじと蝶ボルトとの間に錆が発生したり、泥等が付着したりすることによって、雌ねじと蝶ボルトとが固着する場合がある。従来の移植機は、苗ステーの高さを調整する際に蝶ボルトを緩める作業を伴うため、苗ステーの高さを調整する作業に多大な労力を要する場合があった。また、圃場の状態や苗の種類等に合わせて苗ステーの高さ調整を頻繁に行うことを望むユーザがおり、このようなユーザは、苗ステーの高さ調整がより簡易になることを望んでいる。
【0008】
本開示は、苗ステーの高さを調整する作業の労力を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の移植機は、苗載せ台を備えた移植機であって、前記苗載せ台は、苗の載置面を有する苗載置部と、前記載置面の苗を当該載置面に向かって抑える苗ステーと、前記苗ステーを前記載置面から所定の高さで固定する固定具と、を備え、前記固定具は、軸回りに回動するカムを備え、前記カムは、前記軸回りの回動によって、前記苗ステーを固定可能な荷重を発生させる状態と、前記荷重が発生しない状態と、を切替自在に構成される。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、苗ステーの高さを調整する作業の労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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