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公開番号
2025108991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002607
出願日
2024-01-11
発明の名称
コイル部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
17/02 20060101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイルの設計自由度の低下を抑えつつ、耐外部衝撃性をより高くすることができるコイル部品を提供する。
【解決手段】
コイル部品は、絶縁性の素体とコイルと、コイルに電気的に接続された第1導体層および第2導体層と、を含む本体部を備え、本体部は、略直方体形状であり、実装用の底面と、天面と、一対の端面と、一対の側面と、天面と端面の1つとの間の第1稜線部と、一対の側面の1つと一対の端面の1つとの間の第2稜線部と、天面と一対の側面の1つとの間の第3稜線部とを有し、第1導体層は、本体部の底面の一部、および、一対の端面の一方の少なくとも一部に露出し、第2導体層は、本体部の底面の一部、および、一対の端面の他方の少なくとも一部に露出し、第1稜線部~第3稜線部のそれぞれは、凸状に湾曲するように丸められた湾曲面で形成され、第1稜線部の曲率半径は、第2稜線部の曲率半径および第3稜線部の曲率半径よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
絶縁性の素体と、
前記素体の内部に配置されたコイルと、
前記コイルの一端側に電気的に接続された第1導体層と、
前記コイルの他端側に電気的に接続された第2導体層と、を含む本体部を備え、
前記本体部は、略直方体形状であり、
実装用の底面と、前記本体部の前記底面に直交する高さ方向において前記底面から距離を空けて位置する天面と、前記高さ方向に直交する第1方向において互いに距離を空けて位置する一対の端面と、前記高さ方向および前記第1方向に直交する第2方向において互いに距離を空けて位置する一対の側面と、
前記天面と前記一対の端面の1つとの間の第1稜線部と、
前記一対の側面の1つと前記一対の端面の1つとの間の第2稜線部と、
前記天面と前記一対の側面の1つとの間の第3稜線部と、を有し、
前記第1導体層は、前記本体部の前記底面の一部、および、前記一対の端面の一方の少なくとも一部に露出し、
前記第2導体層は、前記本体部の前記底面の一部、および、前記一対の端面の他方の少なくとも一部に露出し、
前記第1稜線部、前記第2稜線部および前記第3稜線部のそれぞれは、凸状に湾曲するように丸められた湾曲面で形成されており、
前記第1稜線部の曲率半径R1は、前記第2稜線部の曲率半径R2および前記第3稜線部の曲率半径R3よりも大きい、コイル部品。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第1稜線部の曲率半径R1および前記第2稜線部の曲率半径R2は、
R1/R2≧2を満たす、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1稜線部の曲率半径R1および前記第3稜線部の曲率半径R3は、
R1/R3≧2を満たす、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第1稜線部の曲率半径R1、前記第2稜線部の曲率半径R2および前記第3稜線部の曲率半径R3は、
R1/R2≧2、かつ、R1/R3≧2を満たす、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記第2稜線部の曲率半径R2と、前記第3稜線部の曲率半径R3とは同じになるように構成されている、請求項1から4のいずれか1つに記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第3稜線部の曲率半径R3は、前記第2稜線部の曲率半径R2よりも大きい、請求項1から4のいずれか1つに記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第1導体層の、前記本体部の一方の端面および底面に露出する部分を覆う第1電極層と、
前記第2導体層の、前記本体部の他方の端面および底面に露出する部分を覆う第2電極層と、をさらに備える、請求項6に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記第2稜線部の曲率半径R2は、前記第3稜線部の曲率半径R3よりも大きい、請求項1から4のいずれか1つに記載のコイル部品。
【請求項9】
前記本体部は、前記底面と前記一対の端面の1つとの間の第4稜線部をさらに有し、前記第4稜線部は、凸状に湾曲するように丸められた湾曲面で形成されており、
前記第4稜線部の曲率半径R4は、前記第1稜線部の曲率半径R1、前記第2稜線部の曲率半径R2、および前記第3稜線部の曲率半径R3よりも小さい、請求項1から4のいずれか1つに記載のコイル部品。
【請求項10】
前記一方の端面と前記底面との間の前記第4稜線部の少なくとも一部は、前記第1導体層で構成され、
前記他方の端面と前記底面との間の前記第4稜線部の少なくとも一部は、前記第2導体層で構成されている、請求項9に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、コイル部品として、例えば、特許文献1に記載された積層型コイル部品がある。特許文献1に記載の積層型コイル部品は、絶縁性の素体内に配置されたコイルを備える。コイルは、例えば、絶縁層を介して積み重ねられた複数のコイル配線層から構成されている。これらのコイル配線層は、絶縁層内に設けられたビア導体を介して電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-26454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コイル部品には、例えば実装時に大きい負荷がかかり、部品の角部に割れ、欠け等が発生することがある。このため、耐外部衝撃性に優れたコイル部品が求められている。特許文献1は、例えば略直方体形状のコイル部品の角部に面取部を設けることを開示している。角部に面取部を設けることにより、実装時などに角部近傍に割れ、欠け等が生じにくくなる。
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成によると、コイルの設計自由度を高く維持しつつ、角部の割れ、欠け等の発生を抑制するという観点で改善の余地がある。
【0006】
従って、本発明の目的は、前記問題を解決することにあって、コイルの設計自由度の低下を抑えつつ、耐外部衝撃性をより高くすることができるコイル部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係るコイル部品は、
絶縁性の素体と、
前記素体の内部に配置されたコイルと、
前記コイルの一端側に電気的に接続された第1導体層と、
前記コイルの他端側に電気的に接続された第2導体層と、を含む本体部を備え、
前記本体部は、略直方体形状であり、
実装用の底面と、前記本体部の前記底面に直交する高さ方向において前記底面から距離を空けて位置する天面と、前記高さ方向に直交する第1方向において互いに距離を空けて位置する一対の端面と、前記高さ方向および前記第1方向に直交する第2方向において互いに距離を空けて位置する一対の側面と、
前記天面と前記一対の端面の1つとの間の第1稜線部と、
前記一対の側面の1つと前記一対の端面の1つとの間の第2稜線部と、
前記天面と前記一対の側面の1つとの間の第3稜線部と、を有し、
前記第1導体層は、前記本体部の前記底面の一部、および、前記一対の端面の一方の少なくとも一部に露出し、
前記第2導体層は、前記本体部の前記底面の一部、および、前記一対の端面の他方の少なくとも一部に露出し、
前記第1稜線部、前記第2稜線部および前記第3稜線部のそれぞれは、凸状に湾曲するように丸められた湾曲面で形成されており、
前記第1稜線部の曲率半径R1は、前記第2稜線部の曲率半径R2および前記第3稜線部の曲率半径R3よりも大きい。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係るコイル部品によれば、コイルの設計自由度の低下を抑えつつ、耐外部衝撃性をより高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係るコイル部品の模式的な斜視図である。
図1のコイル部品の模式的な透視斜視図である。
図1のコイル部品を第2方向Yから見た模式的な側面図である。
図1のコイル部品の模式的な上面図である。
図1のコイル部品を第1方向Xから見た模式的な端面図である。
第1稜線部の曲率半径とコイル部品の天面欠け発生率との関係を例示する図である。
変形例1のコイル部品を第2方向Yから見た模式的な側面図である。
図7のコイル部品の模式的な上面図である。
図7のコイル部品を第1方向Xから見た模式的な端面図である。
変形例2のコイル部品の模式的な斜視図である。
図10に示すコイル部品の模式的な透視斜視図である。
曲率半径の測定方法を例示するための模式図であり、コイル部品を第1方向Xから見た模式的な端面図である。
図12Aのコイル部品から作製した曲率半径測定用サンプルを示す模式的な斜視図である。
図12Bの曲率半径測定用サンプルの一部を拡大した模式的な拡大側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(本発明の基礎となった知見)
本発明者らは、コイルの設計自由度の低下を抑えつつ、コイル部品の耐外部衝撃性を高くするために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
(【0011】以降は省略されています)
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