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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025146600
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024153241
出願日
2024-09-05
発明の名称
画像形成システム
出願人
株式会社リコー
代理人
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250926BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】印刷準備動作に起因する記録媒体のダメージを防止可能な画像形成システムを提供する。
【解決手段】記録媒体Pに処理液を塗布する塗布ユニット20と、記録媒体Pに画像を形成する画像形成ユニット30と、記録媒体Pを乾燥させる乾燥ユニット50と、印刷動作を開始する前に各ユニットが実行する印刷準備動作の開始および完了のタイミングを制御する制御手段と、を備え、塗布ユニット20は、処理液24を保持する供給パン22と、処理液24を加温する加温手段25と、処理液24の温度を検知する液温検知手段23と、を備え、塗布ユニット20の液温検知手段23の検知結果に応じて、乾燥ユニット50が実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、乾燥ユニット50が実行する印刷準備動作が完了するタイミングと塗布20ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとを一致させる画像形成システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
記録媒体に処理液を塗布する塗布ユニットと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、
前記記録媒体を乾燥させる乾燥ユニットと、
印刷動作を開始する前に各ユニットが実行する印刷準備動作の開始および完了のタイミングを制御する制御手段と、を備え、
前記塗布ユニットは、前記処理液を保持する供給パンと、前記供給パンに保持された前記処理液を加温する加温手段と、前記供給パンに保持された処理液の温度を検知する液温検知手段と、を備え、
前記塗布ユニットの前記液温検知手段の検知結果に応じて、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとを一致させることを特徴とする画像形成システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
記録媒体に処理液を塗布する塗布ユニットと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、
前記記録媒体を乾燥させる乾燥ユニットと、
印刷動作を開始する前に各ユニットが実行する印刷準備動作の開始および完了のタイミングを制御する制御手段と、を備え、
前記塗布ユニットは、前記処理液を保持する供給パンと、前記供給パンに保持された前記処理液を加温する加温手段と、前記供給パンに保持された処理液の温度を検知する液温検知手段と、を備え、
前記塗布ユニットの前記液温検知手段の検知結果に応じて、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとのうち、いずれか早い方の印刷準備動作が完了したタイミングにおいて他方の印刷準備動作の時間が完了までの90%以上経過しているようにすることを特徴とする画像形成システム。
【請求項3】
記録媒体に処理液を塗布する塗布ユニットと、
前記記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、
前記記録媒体を乾燥させる乾燥ユニットと、
印刷動作を開始する前に各ユニットが実行する印刷準備動作の開始および完了のタイミングを制御する制御手段と、を備え、
前記塗布ユニットは、前記処理液を保持する供給パンと、前記供給パンに保持された前記処理液を加温する加温手段と、前記供給パンに保持された処理液の温度を検知する液温検知手段と、を備え、
前記塗布ユニットの前記液温検知手段の検知結果に応じて、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとの時間のずれが±10秒以内となるようにすることを特徴とする画像形成システム。
【請求項4】
前記液温検知手段が検知した前記処理液の温度から前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するまでの所要時間を予測し、予測された前記所要時間に基づいて、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを決定することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項5】
前記乾燥ユニットは、前記記録媒体を加熱する加熱手段と、ユニット内部で温度を測定する温度測定手段と、を備え、
前記乾燥ユニットの前記温度測定手段の検知結果に応じて、前記画像形成ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記画像形成ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとを一致させることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項6】
前記乾燥ユニットは、前記記録媒体を加熱する加熱手段と、ユニット内部で温度を測定する温度測定手段と、を備え、
前記乾燥ユニットの前記温度測定手段の検知結果に応じて、前記画像形成ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記画像形成ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとを一致させることを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。
【請求項7】
前記塗布ユニットの前記加温手段がニクロム線ヒータであり、前記液温検知手段がサーミスタであることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の画像形成システム。
【請求項8】
前記乾燥ユニットの前記加熱手段がIRヒータであり、前記温度測定手段が放射温度計であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。
【請求項9】
前記乾燥ユニットの前記加熱手段がIRヒータであり、前記温度測定手段が放射温度計であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
【請求項10】
前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が、前記処理液の供給動作、前記処理液の液温を調整する動作、及びクリーニング動作であり、
前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が、予熱動作であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
シート材などの記録媒体に印刷を行う画像形成システムとして、記録媒体に前処理液を塗布する塗布ユニット(塗布装置)と、液体を付与して印刷を行う画像形成ユニット(画像形成装置)と、液体が付与された記録媒体を乾燥する乾燥ユニット(乾燥装置)とを備えたものがある。
【0003】
複数のユニットから構成される画像形成システムでは、印刷開始前に各ユニットにおいて個別の印刷準備動作が行われ、すべてのユニットの印刷準備動作が完了した後に印刷動作が開始される。
しかしながら、各ユニットにおける印刷準備動作完了までに要する時間が異なるため、すべてのユニットにおいて印刷準備動作が完了するまで、一部のユニットでは待機時間が発生してしまうという課題がある。
【0004】
これに対し特許文献1では、消費電力を低減する目的で、複数のユニットの印刷準備動作終了のタイミングを、印刷準備動作に要する時間が最も長いボトルネックとなるユニットの印刷準備動作終了タイミングと一致させる技術が提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
乾燥ユニットにおける印刷準備動作では、記録媒体を加熱乾燥するためのヒータによる予熱が行われる。しかしながら、他のユニットの印刷準備動作に要する時間が長い場合、当該他のユニットの印刷準備動作が終了するまでヒータの点灯が継続するため、乾燥ユニット内が過剰に加熱され、高温となった部材と当接した記録媒体に対して焦げ付きや波打ち等のダメージを与えてしまうおそれがある。
【0006】
そこで本発明は、印刷準備動作に起因する記録媒体のダメージを防止可能な画像形成システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の画像形成システムは、記録媒体に処理液を塗布する塗布ユニットと、前記記録媒体に画像を形成する画像形成ユニットと、前記記録媒体を乾燥させる乾燥ユニットと、印刷動作を開始する前に各ユニットが実行する印刷準備動作の開始および完了のタイミングを制御する制御手段と、を備え、前記塗布ユニットは、前記処理液を保持する供給パンと、前記供給パンに保持された前記処理液を加温する加温手段と、前記供給パンに保持された前記処理液の温度を検知する液温検知手段と、を備え、前記塗布ユニットの前記液温検知手段の検知結果に応じて、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作を開始するタイミングを変更し、前記乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと前記塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとを一致させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、印刷準備動作に起因する記録媒体のダメージを防止可能な画像形成システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る画像形成システムの一例を示す概略説明図である。
塗布ユニットの要部の一例を示す説明図である。
加熱ユニットの一例を示す側面説明図である。
比較例の印刷準備動作のタイミングチャートである。
比較例の印刷準備動作のタイミングチャートである。
本実施形態の画像形成システムの印刷準備動作のタイミングチャートである。
塗布ユニットの液温調動作を説明するグラフである。
本実施形態の画像形成システムの印刷準備動作のタイミングチャートである。
ヘッドモジュールの平面説明図である。
タイミング制御手段の機能ブロック図である。
乾燥ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングと塗布ユニットが実行する印刷準備動作が完了するタイミングとが一致している場合の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る画像形成システムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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