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公開番号
2025158821
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-17
出願番号
2024061716
出願日
2024-04-05
発明の名称
光源装置、画像投影装置および調整方法
出願人
株式会社リコー
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G03B
21/14 20060101AFI20251009BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】スポークタイムにおける光の利用効率を向上させることができる光源装置、画像投影装置および調整方法を提供する。
【解決手段】第1光源と、第1光源から出射された光源光から互いに異なる複数の波長の光源光を出射させる複数の領域を有する第1蛍光体ホイールと、を含む第1光源モジュールと、第2光源と、第2光源から出射された光源光から互いに異なる複数の波長の光源光を出射させる複数の領域を有する第2蛍光体ホイールと、を含む第2光源モジュールと、複数のフィルタ領域を含むカラーホイールと、を備え、カラーホイールは、複数のフィルタ領域の境界部であるカラースポークが、第1カラー側スポットから第2カラー側スポットの順に、または、第2カラー側スポットから第1カラー側スポットの順に通過するように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1光源と、前記第1光源から出射された光源光の波長とは異なる波長の光源光をそれぞれ出射させる複数の領域、または、前記第1光源から出射された光源光を出射させる領域と、該光源光とは異なる波長の光源光を出射させる領域とを含む複数の領域を有し、円盤形状の中心を回転軸として回転する第1蛍光体ホイールと、を含む第1光源モジュールと、
第2光源と、前記第2光源から出射された光源光の波長とは異なる波長の光源光をそれぞれ出射させる複数の領域、または、前記第2光源から出射された光源光を出射させる領域と、該光源光とは異なる波長の光源光を出射させる領域とを含む複数の領域を有し、円盤形状の中心を回転軸として回転する第2蛍光体ホイールと、を含む第2光源モジュールと、
互いに異なる透過率を有する複数のフィルタ領域を含み、円盤形状の中心を回転軸として回転するカラーホイールと、
を備え、
前記第1蛍光体ホイールは、前記第1光源から照射された光源光により第1蛍光体側スポットが形成され、
前記第2蛍光体ホイールは、前記第2光源から照射された光源光により第2蛍光体側スポットが形成され、
前記カラーホイールは、
前記第1光源モジュールで生成された光源光により第1カラー側スポットが形成され、
前記第2光源モジュールで生成された光源光により第2カラー側スポットが形成され、
前記複数のフィルタ領域の境界部であるカラースポークが、前記第1カラー側スポットから前記第2カラー側スポットの順に、または、前記第2カラー側スポットから前記第1カラー側スポットの順に通過するように配置された光源装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1カラー側スポットの中心は、前記第2カラー側スポットの中心とずれている請求項1に記載の光源装置。
【請求項3】
前記カラースポークが前記第1カラー側スポットを通過するときに、前記第1蛍光体ホイールの前記複数の領域の境界部である第1蛍光体スポークが前記第1蛍光体側スポットを通過し、
前記カラースポークが前記第2カラー側スポットを通過するときに、前記第2蛍光体ホイールの前記複数の領域の境界部である第2蛍光体スポークが前記第2蛍光体側スポットを通過する請求項1または2に記載の光源装置。
【請求項4】
前記カラースポークが前記第1カラー側スポットの中心を通過するときと、前記第2カラー側スポットの中心を通過するときとの時間差は、前記第1蛍光体スポークが前記第1蛍光体側スポットを通過するときと、前記第2蛍光体スポークが前記第2蛍光体側スポットを通過するときとの時間差と一致する請求項3に記載の光源装置。
【請求項5】
前記カラースポークは、前記第1蛍光体スポークが前記第1蛍光体側スポットを通過する時間内に、前記第1カラー側スポットを通過する請求項3に記載の光源装置。
【請求項6】
前記カラースポークは、前記第2蛍光体スポークが前記第2蛍光体側スポットを通過する時間内に、前記第2カラー側スポットを通過する請求項3に記載の光源装置。
【請求項7】
前記第1光源および前記第2光源は、前記光源光として青色光を出射し、
前記複数の領域は、前記青色光を該青色光の波長よりも長い波長に変換する波長変換領域を含む請求項1または2に記載の光源装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の光源装置と、
前記カラーホイールを通過した光源光を、長辺および短辺を有する矩形状の入射面から入射させて均一化するライトトンネルと、
を含み、
前記入射面に入射する前記第1光源モジュールからの光源光の集光点と、前記第2光源モジュールからの光源光の集光点とが並ぶ方向が、該入射面の長辺方向と一致する画像投影装置。
【請求項9】
前記ライトトンネルを通過した光源光を、画像を含む画像光に変換する二次元光変調器と、
前記二次元光変調器により変換された画像光を投射する投射光学系と、
を含む請求項8に記載の画像投影装置。
【請求項10】
請求項3に記載の光源装置の調整方法であって、
前記カラーホイールの前記カラースポークが前記第1カラー側スポットを通過するときに、前記第1蛍光体ホイールの前記第1蛍光体スポークが前記第1蛍光体側スポットを通過するように調整するステップと、
前記カラーホイールの前記カラースポークが前記第2カラー側スポットを通過するときに、前記第2蛍光体ホイールの前記第2蛍光体スポークが前記第1蛍光体側スポットを通過するように調整するステップと、
を有する調整方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置、画像投影装置および調整方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
回転体の円周領域に複数のダイクロイックフィルタ等の複数のフィルタを配置した円盤状のカラーホイールを回転させることによって、当該複数のフィルタを順次切り替え、それぞれのフィルタで得られる色を照明光とする照明技術が一般的に知られている。カラーホイールを利用する際には、フィルタの境界部(スポーク)が光源光のスポットを通過する時間(スポークタイム)において、隣り合う異なる透過特性を有するフィルタが当該スポットを通過するため、当該時間内では混色が生じる。このスポークタイムはなくすことはできないため、混色する時間を短縮する必要がある。
【0003】
このようなカラーホイールを用いた技術として、波長変換領域と、反射領域とが形成された蛍光体ホイール(波長変換ホイール)を回転させ、順次波長変換領域と反射領域とに光源光を照射することによって、光源光の色(例えば青)と、当該光源光とは異なる波長帯域の色(例えば黄色)とを時間順次に生成する光源ユニットを2つ用い、それぞれの光源ユニットの蛍光体ホイールの回転のタイミングを合わせる技術が開示されている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、2つの光源ユニットのそれぞれの蛍光体ホイールの回転のタイミングをそろえると、スポークタイムにおける光の利用効率を低下させるという課題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、スポークタイムにおける光の利用効率を向上させることができる光源装置、画像投影装置および調整方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、第1光源と、前記第1光源から出射された光源光の波長とは異なる波長の光源光をそれぞれ出射させる複数の領域、または、前記第1光源から出射された光源光を出射させる領域と、該光源光とは異なる波長の光源光を出射させる領域とを含む複数の領域を有し、円盤形状の中心を回転軸として回転する第1蛍光体ホイールと、を含む第1光源モジュールと、第2光源と、前記第2光源から出射された光源光の波長とは異なる波長の光源光をそれぞれ出射させる複数の領域、または、前記第2光源から出射された光源光を出射させる領域と、該光源光とは異なる波長の光源光を出射させる領域とを含む複数の領域を有し、円盤形状の中心を回転軸として回転する第2蛍光体ホイールと、を含む第2光源モジュールと、互いに異なる透過率を有する複数のフィルタ領域を含み、円盤形状の中心を回転軸として回転するカラーホイールと、を備え、前記第1蛍光体ホイールは、前記第1光源から照射された光源光により第1蛍光体側スポットが形成され、前記第2蛍光体ホイールは、前記第2光源から照射された光源光により第2蛍光体側スポットが形成され、前記カラーホイールは、前記第1光源モジュールで生成された光源光により第1カラー側スポットが形成され、前記第2光源モジュールで生成された光源光により第2カラー側スポットが形成され、前記複数のフィルタ領域の境界部であるカラースポークが、前記第1カラー側スポットから前記第2カラー側スポットの順に、または、前記第2カラー側スポットから前記第1カラー側スポットの順に通過するように配置されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、スポークタイムにおける光の利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る光源装置の基本構成を説明する図である。
図2は、実施形態に係る光源装置の蛍光体ホイールおよびカラーホイールの構成の一例を示す図である。
図3は、実施形態に係る画像投影装置の構成の一例を示す図である。
図4は、実施形態に係る画像投影装置における蛍光光の光路を説明する図である。
図5は、実施形態に係る光源装置のライトトンネルの入射面に入射する光源光のスポットを説明する図である。
図6は、実施形態に係る画像投影装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図7は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークタイムのタイミングを説明する図である。
図8は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークおよび光源光のスポットの位置関係(時刻T1)を示す図である。
図9は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークおよび光源光のスポットの位置関係(時刻T2)を示す図である。
図10は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークおよび光源光のスポットの位置関係(時刻T3)を示す図である。
図11は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークおよび光源光のスポットの位置関係(時刻T4)を示す図である。
図12は、実施形態に係る光源装置における蛍光体ホイールおよびカラーホイールのスポークおよび光源光のスポットの位置関係(時刻T5)を示す図である。
図13は、実施形態に係る光源装置における2つの蛍光体ホイールのスポークがスポットを通過するタイミングを一致させた場合を説明する図である。
図14は、実施形態に係る光源装置におけるカラーホイールのスポークが2つのスポット間を通過する時間を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照しながら、本発明に係る光源装置、画像投影装置および調整方法の実施形態を詳細に説明する。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0010】
(光源装置の基本構成)
図1は、実施形態に係る光源装置の基本構成を説明する図である。図2は、実施形態に係る光源装置の蛍光体ホイールおよびカラーホイールの構成の一例を示す図である。図1および図2を参照しながら、本実施形態に係る光源装置10の基本構成について説明する。なお、図1では、1つの光源LDから照射される光源光がライトトンネルLTに入射される基本単位の構成を説明するものとし、当該基本単位の構成を2つ有する本実施形態に係る光源装置10の構成については図3で後述する。
(【0011】以降は省略されています)
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