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公開番号2025161305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064390
出願日2024-04-12
発明の名称画像形成装置及びシステム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20251017BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像形成装置の搭載部品の機能の判定処理に掛かる時間を短縮する。
【解決手段】画像形成装置は、画像の形成の制御と1又は複数の搭載部品の機能を判定する判定処理とを実施可能な複数の演算処理部と、判定処理の実施時に、各演算処理部に判定処理に使用しない機能の停止を指示する機能停止指示部と、判定処理の実施時に、判定情報保持部に保持された判定処理に掛かる演算処理部の負荷量を示す判定情報と判定処理に使用しない機能を停止した場合の演算処理部の空き資源とに基づいて、搭載部品毎に判定処理を実施させる演算処理部を決定する処理決定部と、処理決定部の決定にしたがって判定処理の実施を複数の演算処理部に分散して指示する分散指示部と、を有し、各演算処理部は、機能停止指示部からの指示に基づいて判定処理に使用しない機能を停止し、判定処理を実施し、判定処理の結果を保持部に出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数の搭載部品を含み、画像を形成する画像形成部と、
前記画像の形成の制御と前記搭載部品の機能を判定する判定処理とを実施可能な複数の演算処理部と、
前記判定処理の実施時に、前記複数の演算処理部の各々に前記判定処理に使用しない機能の停止を指示する機能停止指示部と、
前記搭載部品毎の前記判定処理に掛かる前記演算処理部の負荷量を示す判定情報を保持する判定情報保持部と、
前記判定処理の実施時に、前記判定情報保持部に保持された前記判定情報と前記判定処理に使用しない機能を停止した場合の前記複数の演算処理部の空き資源とに基づいて、前記搭載部品毎に前記判定処理を実施させる前記演算処理部を決定する処理決定部と、
前記処理決定部の決定にしたがって前記搭載部品の前記判定処理の実施を前記複数の演算処理部に分散して指示する分散指示部と、
前記複数の演算処理部による前記搭載部品の前記判定処理の結果を外部に提示可能に保持する保持部と、を有し、
前記複数の演算処理部の各々は、前記機能停止指示部からの指示に基づいて前記判定処理に使用しない機能を停止し、前記分散指示部により指示された前記判定処理を実施し、前記判定処理の結果を前記保持部に出力すること
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
1又は複数の搭載部品を含み、画像を形成する画像形成部と、
前記画像の形成の制御と前記搭載部品の機能を判定する判定処理とを実施可能な複数の演算処理部と、
前記判定処理の実施時に、前記複数の演算処理部の各々に前記判定処理に使用しない機能の停止を指示する機能停止指示部と、
前記搭載部品毎に前記判定処理を最短で実施可能な前記演算処理部を示す判定情報を保持する判定情報保持部と、
前記判定処理の実施時に、前記判定情報保持部に保持された前記判定情報と前記判定処理に使用しない機能を停止した場合の前記複数の演算処理部の空き資源とに基づいて、前記搭載部品毎に前記判定処理を実施させる前記演算処理部を決定する処理決定部と、
前記判定情報保持部に保持された前記判定情報に基づいて、前記搭載部品の前記判定処理の実施を前記複数の演算処理部に分散して指示する分散指示部と、
前記複数の演算処理部による前記搭載部品の前記判定処理の結果を外部に提示可能に保持する保持部と、を有し、
前記複数の演算処理部の各々は、前記機能停止指示部からの指示に基づいて前記判定処理に使用しない機能を停止し、前記分散指示部により指示された前記判定処理を実施し、前記判定処理の結果を前記保持部に出力すること
を特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記判定情報保持部は、前記搭載部品を含む前記画像形成部に搭載可能な複数の部品にそれぞれ対応して前記判定情報を保持し、
前記処理決定部は、前記判定情報保持部に保持された前記複数の部品毎の前記判定情報のうち、前記画像形成部に搭載されている前記搭載部品の前記判定情報を前記判定情報保持部から取得すること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記判定情報保持部が保持する前記判定情報は、前記搭載部品毎の前記判定処理に使用するデータのデータ量、前記搭載部品毎の前記判定処理の処理時間、又は、前記搭載部品毎の前記判定処理に掛かる前記演算処理部の資源の使用量のいずれかであること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記判定情報保持部が保持する前記判定情報は、前記搭載部品毎の前記判定処理に掛かる前記演算処理部の資源の使用量であり、
前記演算処理部は、演算処理装置と、前記演算処理装置で使用するデータを保持するメモリとを前記資源として含むこと
を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記保持部は、表示部に表示する前記判定処理の結果を保持する画像メモリ及び前記判定処理の結果を外部から読み出し可能に保持する不揮発性メモリの一方又は両方であること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
1又は複数の搭載部品を含み、画像を形成する画像形成部と、前記画像の形成の制御と前記搭載部品の機能を判定する判定処理とを実施可能な複数の演算処理部と、前記複数の演算処理部による前記搭載部品の前記判定処理の結果を外部に提示可能に保持する保持部と、を有する画像形成装置と、前記画像形成装置に接続される情報処理装置とを有するシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記判定処理の実施時に、前記複数の演算処理部の各々に前記判定処理に使用しない機能の停止を指示する機能停止指示部と、
前記搭載部品毎の前記判定処理に掛かる前記演算処理部の負荷量を示す判定情報を保持する判定情報保持部と、
前記判定処理の実施時に、前記判定情報保持部に保持された前記判定情報と前記判定処理に使用しない機能を停止した場合の前記複数の演算処理部の空き資源とに基づいて、前記搭載部品毎に前記判定処理を実施させる前記演算処理部を決定する処理決定部と、
前記処理決定部の決定にしたがって前記搭載部品の前記判定処理の実施を前記複数の演算処理部に分散して指示する分散指示部と、を有し、
前記複数の演算処理部の各々は、前記機能停止指示部からの指示に基づいて前記判定処理に使用しない機能を停止し、前記分散指示部により指示された前記判定処理を実施し、前記判定処理の結果を前記保持部に出力すること
を特徴とするシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置及びシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置の異常の予兆を検知するシステムにおいて、予兆の検知に使用するセンサ情報の取得処理等を複数のCPU(Central Processing Unit)に分散させることで、印刷ジョブが予兆の検知処理の影響を受けることを抑制する手法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
画像形成装置の故障の予兆を予測する故障予測システムにおいて、画像の印刷中に取得するセンサ情報等を標準化したデータを用いて一次判定を実施し、故障の予兆が判定された場合に二次判定を行うことで、負荷を抑えながら精度よく故障予測を行う手法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、画像の印刷中に画像形成装置の搭載部品の異常の有無の判定、故障の予兆の判定又はリサイクルの可否の判定等、搭載部品の機能を判定する場合、搭載部品の機能の判定と印刷動作とが並列に実施される。この場合、CPUの負荷が、搭載部品の機能の判定と印刷動作とに分散されるため、搭載部品の機能の判定に掛かる処理時間を十分に短縮できないという問題がある。
【0005】
上記の課題に鑑み、本発明は、画像形成装置の搭載部品の機能の判定処理に掛かる時間を短縮することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一形態の画像形成装置は、1又は複数の搭載部品を含み、画像を形成する画像形成部と、前記画像の形成の制御と前記搭載部品の機能を判定する判定処理とを実施可能な複数の演算処理部と、前記判定処理の実施時に、前記複数の演算処理部の各々に前記判定処理に使用しない機能の停止を指示する機能停止指示部と、前記搭載部品毎の前記判定処理に掛かる前記演算処理部の負荷量を示す判定情報を保持する判定情報保持部と、前記判定処理の実施時に、前記判定情報保持部に保持された前記判定情報と前記判定処理に使用しない機能を停止した場合の前記複数の演算処理部の空き資源とに基づいて、前記搭載部品毎に前記判定処理を実施させる前記演算処理部を決定する処理決定部と、前記処理決定部の決定にしたがって前記搭載部品の前記判定処理の実施を前記複数の演算処理部に分散して指示する分散指示部と、前記複数の演算処理部による前記搭載部品の前記判定処理の結果を外部に提示可能に保持する保持部と、を有し、前記複数の演算処理部の各々は、前記機能停止指示部からの指示に基づいて前記判定処理に使用しない機能を停止し、前記分散指示部により指示された前記判定処理を実施し、前記判定処理の結果を前記保持部に出力する。
【発明の効果】
【0007】
画像形成装置の搭載部品の機能の判定処理に掛かる時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の画像形成装置の第1の実施形態の一例を示すブロック図である。
リサイクル判定処理を実施するCPUを図1の搭載部品毎に決定する処理の一例を示すフロー図である。
図2のステップS110の処理の一例を示すフロー図である。
図1の判定情報保持部に保持される情報の一例を示す図である。
図1の各CPUが実施するリサイクル判定処理の一例を示すフロー図である。
本発明の画像形成装置の第2の実施形態において、搭載部品のリサイクル判定処理に使用される判定情報保持部に保持される情報の一例を示す図である。
本発明の画像形成装置の第3の実施形態において、搭載部品のリサイクル判定処理に使用される判定情報保持部に保持される情報の一例を示す図である。
本発明の画像形成装置の第4の実施形態において、搭載部品のリサイクル判定処理に使用される判定情報保持部に保持される情報の一例を示す図である。
第4の実施形態の画像形成装置において、搭載部品毎に、リサイクル判定処理を実施するCPUを決定する処理の一例を示すフロー図である。
図1の画像形成装置の全体構成の一例を示す透視側面図である。
図1の画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
本発明のシステムの一実施形態の一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて実施形態を説明する。各図面において、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0010】
(画像形成装置の第1の実施形態)
図1は、本発明の画像形成装置の第1の実施形態の一例を示すブロック図である。図1に示す画像形成装置100は、例えば、ファクシミリ機能と、複写機能、プリント機能及びスキャナ機能等との1つ又は複数とを有するデジタル複合機(MFP:Multi-Function Printer)である。
(【0011】以降は省略されています)

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